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介護

2025年5月22日

シニア世代から始める介護という選択肢

 

「定年後も社会とつながっていたい」「まだまだ元気だから何か役に立ちたい」──そんな思いを持つ60代・70代のシニア世代に、今、介護職が新たな選択肢として注目されています。未経験からでもスタートでき、やりがいも感じやすいこの分野は、シニア層の活躍の場として幅広く広がりを見せています。家族や地域の高齢者との交流を通して得られる達成感や、新たな学びの機会が、第二の人生をより豊かにするきっかけにもなります。

なぜシニア世代に介護職が注目されているのか


日本は超高齢社会を迎え、2025年には65歳以上の人口比率が約30%に達すると予測されています。これに伴い、介護を必要とする高齢者の数も急増中。2024年時点での介護人材有効求人倍率は3倍を超え、若年層だけでは需要を賄いきれない状況です。そこで注目されているのが、安定した勤怠意識と豊かな人生経験を持つシニア世代。多様な働き手を受け入れることで、現場の質を高めつつ人材不足を緩和しようという動きが、全国の施設で広がっています。

  • 65歳以上の再雇用制度を活用する事業所が増加
  • 週2~3日の短時間勤務を認め、体力面の負担を最小化
  • 家庭での介護経験を現場でのケアに応用可能

参考元:厚生労働省 介護人材確保に向けた取組について

介護業界の人材不足と多様化する働き手


介護の現場では、入居者・利用者一人ひとりに寄り添ったケアが求められる一方、人手不足によりその理想を実現できない施設も少なくありません。そこで、定年後も健康に働き続けたいシニアの力を取り込む試みが活発化。介護助手や生活支援スタッフなど、身体的負担を抑えた役割から始められるポジションを増やすことで、「年齢より経験重視」の採用を進めています。

人生経験を活かせる職種としての魅力


介護は単なる身体的サポートではなく、相手の話に耳を傾け、心のケアを行う“心の仕事”でもあります。長年の職業経験や地域活動で培ったコミュニケーションスキルは、利用者の安心感や信頼性を高める大きな武器。学校や会社などで培ったマネジメント経験を活かし、チームリーダーとして後輩指導に当たるシニアも増えています。

参考元:福祉のお仕事(福祉人材センター・バンク)

シニア世代が介護職として働くメリット


介護職は“軽度な運動”と“人との交流”を同時に実現できるため、健康寿命延伸に寄与すると言われます。定期的な身体活動と社会参加によって認知機能の維持やうつの予防にもつながり、要介護状態になるリスクを下げる効果も期待できます。また、日々の仕事で得る“ありがとう”の言葉は、自己肯定感を高め、前向きな生活を支える大きな原動力となります。

健康維持・社会参加の両立

  • 仕事を通して適度な運動習慣が自然と身につく
  • 利用者や同僚との会話が認知機能の刺激に
  • 地域貢献を感じられることで精神的な充足感を得られる

参考元:内閣府 高齢社会対策

「ありがとう」がやりがいに


介護職は利用者やご家族から直接「ありがとう」と感謝される機会が多く、仕事の手応えを強く感じやすい点が魅力です。その実感が次のやる気につながり、長く働き続けるモチベーションを生み出します。自らの存在が誰かの安心や笑顔につながっていることを実感できるのは、介護職ならではの醍醐味です。

参考元:介護のお仕事ガイド(公益社団法人 全国老人福祉施設協議会)

未経験からでも始められる理由とサポート体制


「介護=専門資格必須」というイメージがありますが、多くの現場では無資格・未経験から参加できる補助的ポジションを用意。介護職員初任者研修を修了すると、さらに幅広い業務に携わることが可能になります。多くの事業者が研修費用の補助や勤務時間内研修を実施しており、働きながらスキルアップを支援しています。

無資格OK・補助業務からスタート可能

  • 食事や入浴の見守り、環境整備など身体的負担の少ない業務から担当
  • シフト調整も柔軟で、午前だけ・午後だけ勤務など多様なスタイルあり
  • サポート専門職としてチームで連携し、安全・安心なケアを提供

参考元:介護職員相談窓口(公益社団法人 全国老人福祉施設協議会)

資格取得支援制度の充実

  • 初任者研修の受講費用を全額または一部助成する自治体がある
  • 実務者研修後は介護福祉士国家試験の受験資格が得られる
  • 夜勤なし・土日休みなど、シニアに配慮した受講スケジュール

参考元:厚生労働省 介護職員初任者研修制度

介護職で働くシニア世代の実例紹介

実際にシニア世代で介護業界に飛び込んだお二人の声をご紹介します。

事例①:65歳・元事務職 男性

「週3日、午前のみの勤務。主に利用者さんとお話ししたり、レクリエーションの補助をしたりしています。事務職時代には味わえなかった“ありがとう”を毎日実感でき、充実感があります。」

事例②:70歳・元専業主婦 女性

「最初は掃除スタッフとして入りましたが、今では話し相手としても重宝されるように。資格取得も支援してもらい、今は初任者研修の講師アシスタントを務めています。」

シニア世代の介護職探しのポイントと注意点

介護職を探す際には、以下のポイントを押さえると安心です。

  • 身体介助の有無:自分の体力に応じた業務内容か確認
  • 勤務日数・時間:無理のないシフトか、昼夜交替勤務がないか
  • 雇用形態:パート・アルバイト・再雇用など、ライフスタイルに合う形態を選択
  • 研修制度:資格取得支援やOJTの充実度を事前にチェック

ハローワークやシルバー人材センター、民間の福祉人材紹介サービスを活用し、多くの求人情報を比較検討しましょう。

参考元:高齢者雇用支援機構(JEED)

まとめ

介護職は、シニア世代が「無理なく」「社会とつながりながら」「自己実現」も叶えられる現場です。未経験から始めても充実感を得やすい業務と支援体制が整っており、第二の人生を豊かに彩る選択肢として強くおすすめできます。

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