新入社員コラム未経験からの介護1年目〜東京part6〜
介護の仕事を選んだ理由
私が介護の仕事を選んだのは、介護するうえでの苦労、反対にやりがいや楽しさを経験して、介護をしてみたいと考えている方々に介護の魅力を伝えたいという思いからでした。
介護をはじめる前は、介護は体力的にも精神的にも大変で、短期間で辞めてしまう人が多いというイメージを持っていました。確かに苦労することは多いと思います。しかし、苦労や大変さはどの仕事にもあるもので、介護に限った話ではありません。そして、短期間で介護という仕事が自分自身に向いているか、向いていないのか分かるものではないように感じます。
私自身、介護をしていると、利用者様との関わりで苦労したり、思ったようにできない苛立ちを感じたりします。このようなことが続き、「自分には介護が向いていないのかな」と落ち込むこともありました。しかし、施設の職員の方に打ち明けてみると、「利用者様も職員も人間だから、苛立つことはみんなあるよ!けどそういうことが重なっていくと苦しくなるから、周りの人に話して溜め込まないようにね」とお話してくださいました。それから徐々に、利用者様に対して「どうしてこういう言動をとるのだろう」と、言動の意図や心情を考える余裕が出てきました。
イライラした様子で他の利用者様に強い口調で話しかける利用者様とお話してみると、ただ話し相手が欲しいだけであったり、何度も車椅子から降りようとする利用者様は一緒に散歩に出かけると満足されたりと、利用者様の言動には何かしら理由があることが分かりました。そうすると介護者の精神的な負担も減り、利用者様と介護者がお互いに気分の良い関わり方ができると思います。
介護の仕事と目標
私は介護するうえで、利用者様の人生の一部分に関わっているということを意識しています。その方の記憶に残らないとしても、一瞬一瞬を「楽しい!」とたくさん感じて生活していただくことが、介護するうえでの目標です。介護の辛いことばかりに目を向けるのではなく、自分にとってのやりがいや楽しさを考えることが仕事へのモチベーションに繋がり、また辛いこともどうすれば改善されるか考えることで、介護という仕事を続けていけるのだと思います。
最後になりますが、介護の魅力を伝えたいと考えている私にとって、このコラムは貴重な場になりました。拙い文章ではありますが、読んでくださった方々のお役に立てたらと思います。ありがとうございました!
東京支店 佐藤
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