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介護

2018年11月30日

新入社員コラム未経験からの介護1年目〜東京part3〜

排泄介助に関して

私がこの仕事を始める前に、介護と聞いてまず頭に浮かんだものは、食事・入浴・排泄の三大介護の中でも排泄介助でした。世間ではこの排泄介助からか、介護はあまりキレイなものではないイメージがあるように思います。実際、キレイなものではないと思いますが、利用者様の健康状態を知るためのひとつの基準となるので、非常に重要な介助だといえます。

排泄をする際の一連の流れは、衣服を下ろして排泄をする、終わったら衣服を上げて手洗いをすればいいと、最初は考えていたのですが、そんな単純なものではありませんでした。

まず、私たちが感じる尿意や便意を感じにくくなる利用者様も少なくありません。トイレまでの行き帰りや排泄物を流したりと、私たちが何も考えずに行っている行動が、利用者様にとっては難しくなったりします。

始めての排泄介助から気づいたこと

私が初めて、ある利用者様の排泄介助を任されたときは戸惑いました。その方は尿意や便意があまりないので、職員の声掛けでトイレに行きます。トイレに着いて、まず私は「立ち上がっていただけますか?」とお願いをしました。利用者様はそれに応じようと立ち上がろうとするのですが、うまく力がはいらないのか立ち上がれず、「これはどうしたらいいのかしら」と尋ねられました。私はどう説明をすればいいのかわかりませんでした。すると、職員の方が「この手すりにつかまって、足を少しひいてください」「身体を前に倒して立ち上がってみてください」と、助け船を出してくださいました。私は立つという動作を意識したことがなかったので、利用者様の目線でどうすればやりやすいのか、考えるきっかけになりました。


気を遣わさせてしまった

排泄介助中、利用者様がご自身のことを「だらしがないねぇ」「ごめんね」などおっしゃることがあります。排泄は自分以外の人に見られることのない行為ですが、生きていくうえで必要不可欠な行為であり、介助を受けなければその行為がままならない利用者様にとっては、大きな苦痛になり得てしまいます。人間としての尊厳やプライバシーに関わる問題だと思います。

先日、研修の中で「利用者様に『申し訳ない』と思わせてしまった時点で、介護する側の技量が足りていないのではないか」というお話がありました。今後私は、どうすれば利用者様が『申し訳ない』という気持ちを抱かないようにできるか考えながら、介助にあたろうと思いました。

東京支店 佐藤


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