看護師・准看護師の給料・平均年収について【2018年版】
看護

2018年11月30日

看護師・准看護師の給料・平均年収について【2018年版】


看護師の給与水準について

看護師は福祉の分野において比較的給与が高いイメージがありますが、実際のところはどうなのか調べてみました。ここでは厚生労働省が発表している「平成29年賃金構造基本統計調査」に基づいたデータを基準に考えてみます。

看護師の給料調査結果

以下の統計は全国の平均値になりますので地域により差があります。また基本的に職場での経験や勤続年数などによっても賃金に差が生じると考えられますのであくまでもご参考程度に認識頂ければと思います。

看護師(男女計)
項目 内容
年齢 39.3歳
勤続年数 7.9年
所定内実労働時間数 160時間
超過実労働時間数 7時間
きまって支給する現金給与額 33.19万円
所定内給与額 29.96万円
年間賞与その他特別給与額 79.99万円
労働者数 615,260人

細かくなりますが、上から気になった額を見てみると、平均月収は33.19万円でこれを12か月分にすると398.28万円となります。これに年間賞与(ボーナス)が79.99万円と約80万円付き、計478.27万円になります。

 

なおこの金額に関しては給与から引かれる税金は含んでいません。また超過実労働時間(残業)を含んでおりますので、そのまま額面通りには考えられませんが、それでもかなり高い水準だと思います。(※平均年齢が39.3歳で勤続年数が約8年勤務されている方の金額であることも考慮に入れましょう)

准看護師の給料調査結果

続いて准看護師の給与になります。こちらも看護師同様地域差はあり、経験や年数により給与が異なると考えられます。

准看護師(男女計)
項目 内容
年齢 49歳
勤続年数 11.6年
所定内実労働時間数 162時間
超過実労働時間数 4時間
きまって支給する現金給与額 28.33万円
所定内給与額 26.33万円
年間賞与その他特別給与額 65.72万円
労働者数 154,330人

28.33万円が月給で年換算で339.96万円と約340万円、賞与が65.72万になりますので、単純に合算すると405.68万円が准看護師の全国平均年収になります。この金額も残業代が含まれ、さらに税金が引かれることを考慮してください。

 

この金額に関しては平均が49歳、勤続年数が11.6年が基準である事を考えると、当たり前かもしれませんが看護師の方が給与水準は高いです。

看護師と准看護師の給与の違い

単純な比較になりますが、年収で考えると看護師が478.27万円で准看護師が405.68万円となり、72.59万円の差があります。かつ、対象となるデータでは看護師の方が約10歳若く、年数も3.7年少ないことを考える必要があると思います。

 

資格の取得にかかる時間やそれにかかる経費を考えると一概には言えませんが、長い目で見た場合正看護師を目指される方が良いと思います。

 

また、日本看護協会も准看護師から看護師へ一本化するという提案を行っている状況からも、状況はどう変化していくか気になるところです。

 

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