障がい

2022年7月19日

雇用・定着に向け企業が知っておくべき『心臓機能障害』について

1.はじめに

心臓機能障害とは内部疾患の1つで、心臓に障害または疾患がある状態です。
心臓機能障害の方は、多くの方が手術後、特に配慮項目もなく長く安定的にご勤務をされております。
今回は、心臓機能障害について基本的な知識や就業上の配慮、業務や実際の雇用事例をまとめました。

 

2.「心臓機能障害」とは

そもそも心臓の役割は、血液を全身に循環させるポンプ機能です。
このポンプ機能がうまく働かないと、体全体に酸素が送られず、動機や息切れ、胸痛、むくみ、チアノーゼなどの症状がでることがあります。
原因となる代表的な疾患は、弁膜症、不整脈、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、心不全、動脈・静脈疾患(大動脈解離、動脈瘤、静脈瘤、動脈解瘤)などが挙げられ、先天的な奇形や疾患のほか、突発的なご病気で手帳を取得される方も多いです。
治療法は手術や薬物療法が主で、人工弁やペースメーカーを埋め込んだ方は症状も少なく安定して過ごされる方が多いです。

 

3.就業上の配慮/向いているお仕事

【就業上の配慮例】
〇ペースメーカーの方の場合
ペースメーカーは電磁波の影響を受けて誤作動を起こす可能性があります。電磁波を発する場所や発する機械の使用に注意しましょう。
■注意が必要なもの・場所
・体脂肪計
・電気自動車の急速充電
・MRI
・アマチュア無線機・業務無線
・発電施設、変電施設
・高周波溶着器
・誘電型溶鉱炉
・溶接機
・脱磁気装置  …など
 
〇活動・運動負荷に制限がある方の場合
主治医の指示により、活動や運動負荷に制限がある場合がございます。企業側から必ず確認しましょう。
 
■配慮例
・10kg以上の重量物の運搬を避ける
・2時間以上の立ち仕事や立ち歩きの多い業務は避ける
・息苦しさを避けるためにネクタイの着用を基本的には免除する
・満員電車での通勤時間帯を避ける
・月20時間以上の残業を避ける
・2時間に1回、10分休憩を挟む
・レクレーション(スポーツ大会など)の参加に関して配慮する
・走らせない・階段昇降を避ける  …など
 
また、万が一に備えて緊急時の連絡先、症状別の対処法を決めておくことや、胸痛や呼吸の乱れなどがあった際に休みがとれるような配慮をすることも大切です。
 

【向いているお仕事!】
基本的には、配慮を必要としない方が多いのでどんなお仕事でも可能かと思われますがオススメなのは「オフィスワーク」です。
座り仕事の場合、身体的な負荷が少なく長期的にご活躍いただけることと思います。
オフィスワークではほとんど配慮は必要ないことが多いので、周りの方の理解も得られやすいでしょう。

 

4.採用時の注意点

【採用時に確認したいポイント】
・配慮項目(主治医の意見)
長期的に働いていただくために、作業負担や作業量などの確認や、配慮項目の確認を行いましょう。
特に、残業時間や避けるべき行動は医師からの指示がある場合もございますので、事前に確認しましょう。
 
・定期手術の有無
ペースメーカーのメンテナンスなどで、定期的に入院を伴う手術が必要な場合があります。
数年に1度のペースかとは思いますが、事前に確認しておくと良いでしょう。
 

5.まとめ

ここまで見てきたように「心臓機能障害」は基本的に配慮項目が少なく、幅広い職種・業務で、安定的・長期的に継続した勤務が可能です。
 
当社では『心臓機能障がい』をお持ちの障害者の方からも、数多く転職のご相談を頂いております。
高いスキルを持った転職希望者も登録いただいておりますので、お気軽にご相談ください。
 

関連求人

関連記事