コーディネーターコラムpart3〜大阪支店〜
保育士人材派遣セントスタッフ大阪支店新屋です。
今回は2015年度から取り入れられる子ども子育て支援新制度についてとそれが保育園での就業にどのような影響を与えるかについてお話ししたいと思います。
潜在待機児童数について
現状待機児童数は都市部を中心に全国で2万人余りと言われておりましたが
潜在的な待機児童は80万人以上いるといわれています。
なぜこんなにも人数の開きがあるのかを簡単に申しますと待機児童の定義は各自治体によってまちまちで正確な数値の把握ができない状況にあるのです。
今回の新制度の柱としては入園条件の緩和とともに国としての待機児童の定義を明確にし正確な数を把握したうえで、待機児童解消に向けて必要な保育施設を拡充していこうという取り組みです。
政府は2017年度末までに40万人分の保育施設の拡充を目指しています。
具体的に何をするのかいくつか紹介したいと思います。
1. 幼稚園に保育園の要素を取り入れての認定こども園の拡充
2. 小規模保育施設、企業内保育園への助成金を増やし運営者を増やす。
上記の施策を持って待機児童が解消されるのはこの国にとって喜ばしいことですがそのためにクリアしなければいけない大きな課題があります。
潜在保育士について
40万人分の児童を保育するために必要な保育士の数は7万4000人です。
潜在保育士は60万人以上いるといわれておりますがそうした方たちの現場復帰が急務となっています。
潜在保育士さんの中には大きく分けて2つあります。
潜在せざるを得ない方(子育てや介護中で働きたいが短時間の仕事が見つからず他業種へ保育はしたいが低賃金なので他業種へ等)と潜在したくてしている方(結婚等で働く必要がない等)がいらっしゃいます。
潜在せざるを得ない潜在保育士の方たちに現場に復帰していただくためには待遇改善の拡充や女性の有資格者が大半ですので家庭と両立できるような仕事環境の整備を急ぐ必要があるといわれております。
待遇改善に関しましては消費税の増税後さらなる追加施策があるであろうといれております。
弊社は派遣だけではなく紹介(正職員採用の紹介)どちらもしております。
だからこそわかるのですが、長期のブランクがある保育士さんは以前働いておられたころよりも現在のほうが交付金分の収入があがる場合が多いですし今後上記のように更なる賃上げの可能性は十分ある状況です。
新しい保育士の就業スタイル
保育士不足が進む中正職員案件の選択肢も増加傾向です。
家庭と両立できるような仕事環境の整備に関しては仕事上、たくさんの保育園様とお付き合いしておりますがここ数年で各保育園様の努力で短時間や日数の条件緩和が少しづつ進んでいるように感じます。
ある程度のラインはあるにせよ実際登録に来ていただいた保育士さんにも「こんな条件で仕事が見つかると思っていなかった!」とお声をいただくことも少なくありません。 この流れは新しい保育士の就業スタイルとして定着していくだろうといわれています。まとめると
☆正職員の処遇改善が進む
☆パート勤務の時間、日数などの条件緩和が進む
☆小規模園や認定こども園と就業場所の選択肢が増える
といったところでしょうか
時々思うのですが、私の担当の保育士さんたちがこの国の待機児童解消に一躍買っているなんて尊敬してしまいますし、そんな素敵なお仕事をされている皆様が少しでも楽しく長く働ける出会いの提供ができたらと思う瞬間でもあります。
潜在保育士の皆様現場復帰考えておられるならご一報くださいね。
よい現場復帰へのお手伝いをさせていただきます!!
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