園長から見た保育園 -園長インタビューpart1
保育園の全体を管理する園長先生。お子様の様子を見守るのは当然ですが、その他にも保育士さんや親御さんとのやり取りを始め、園全体の運営を日々行っていらっしゃいます。
今回はその園長先生はどのような事を考えて仕事をしているのか、弊社が運営している志木駅前そらいろ保育園の高山園長にインタビューしてきました。
インタビューは自身の経歴を踏まえ保育士さん時代のお話もあり、保育園で働く保育士さんはもちろん、お子様をお預けになる親御様もぜひご参考にして頂ければと思います。
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高山と申します。出身は岡山県の県北、津山市です。
あまり聞き慣れない地名ですが、B'zの稲葉さんといえば解って貰えるでしょうか?
自然に囲まれた地元で生まれ育ち、地元の短大を出てからは、私が卒園した保育園に就職をし、そして地元で結婚して4人の子ども達にも恵まれました。
仕事と家庭を両立しながら17年もの間、保育に携わりながら岡山では働かせて頂きました。
特技は3歳から習っておりましたピアノです。
学生時代はバンドを結成して、地元のライブハウスにも声を掛けて頂いて良くライブをしに行っておりました。性格的には負けず嫌いでしょうか。責任感は強い方だと思います。与えられた仕事は諦めず最後までやり遂げる。徹底しています。
何より保育の仕事が大好きです。子どもたち、そして保護者の方たちと関わりながら自分自身をも成長させてもらえる仕事に就けて日々感謝です。
Q2保育の仕事を始めてから今までの略歴を教えてください
私は短大を卒業後、私の卒園した私立の保育園に就職し退職までの17年お世話になりました。当時の津山市には23園もの保育園が開園されておりましたが、22園が私立保育園、残る1園のみが公立の保育所でした。
私が園児の時に先生だった先生方が数名その園には働かれていて、大先輩と肩を並べて仕事をさせて頂くということは、今から思うと貴重な経験をさせて頂きました。
もちろん園長先生も同じ方です。職員の年齢の幅が大きく私は、乳児、幼児と分けた際の、乳児クラスの責任者としての役割を与えられたり、また、新任保育士が入ってきた際の指導や育成においての仕事も与えられました。
通っていた園は、ひとつの年齢を受け持つと何年か変わらずそのクラスを持つのです。
徹底的にその年齢の発達段階を理解し不安から自信へと自分の保育観を広げ、保育の質を高め、向上へと導くものでした。
トータルで振り返りますと就学前の年長児の受け持ちが一番長かったです。
Q3園長先生の仕事内容を教えてください
建物の管理、安全、衛生面の管理や責任者
事務処理(出勤簿、交通費、各申請書の手続き)
シフト作成
保育関係の書類作成
各クラスのおたより等の最終チェック
園ブログ作成
写真撮影
必要な行事やお知らせ内容の手紙作成
印刷物のチェック
見学や入園相談、説明会
クレーム対応
子ども、保護者、保育士との連携、取りまとめ
職員の指導や励まし、アドバイス
朝礼や職員会議などの司会、進行
新規採用職員のの面接
行事に際して外部との交流
保護者支援 など
Q4どのような点に気を付けてお仕事をされていますか
どんな時でも、報告、連絡、相談は欠かせないようにしています。
それは職員一人ひとりに心がげて欲しいからで、まずは自分自らが実践しています。
園長は園の一番の責任者ではありますが、偉い人でも偉い立場でもありません。
ですので独断で決めるという事は同じ働いている仲間に対しても失礼に思います。
現場で働く保育士、園長の間に上下関係を私自身は作りたくないですね。なので現場では名前で呼んでもらっています。
職員一人ひとりが知って共有し合い周知するという事が大事なので、そこは徹底するようにしています。
また、納得いかない場合やクレーム等が出た場合、職員であっても保護者であっても言いたいだけじっくり聞いてあげる事を基本考えています。
Q5保育士さんとの違いは何でしょうか
一言で言えば責任の重さです。
園全体のまとめ役といいますか、責任者でもありますので、子ども、保護者、保育士との関わり特に大切にしています。
その日一日の子どもの様子や変化、保護者の表情などから関わり方、ことばがけにも気を使いながら、子育ての不安や悩みにもアドバイスをしたり励ましたりしながら、保護者の方の気持ちに寄り添った保育をより一層提供できるように登降園に少ない時間でも話すようにしています。
保育士に対しては、その日の子どもの人数にあった配置を確認して、職員の様子も見ながら、子どもの人数を見て配置など声を掛けています。
保育士は組織の中である程度は自分の意見を言える場はありますが、最終的な判断、決断に関しては園長の経験やスキルで決まってきます。
誰が見ても誰が聞いても経験やスキルにより、なるほど・・・といえるような立場とまた園内を上手くまとめ意見を聞きながら必要に応じてはアドバイスや指導もしていかなくてはなりません。
責任は重大で、先を見据えた保育を常に提案し、皆が着いてきてくれるように保育士一人ひとりともコミュニケーションを取っていかなくてはなりません。
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