1歳児の発育・発達の特徴とは?できることや適した接し方、遊びも解説!
1歳は、運動機能・言語機能が発達したり、自我が芽生えたりする時期です。自分の子どもや保育の現場で見ている子どもの成長が順調なのか、気になりますよね。
小さい子どもは数か月の差で、能力や体格に大きな違いがあるので、成長に合わせた接し方や遊びを選んであげることが大切です。
この記事では、1歳児の体格や発達の特徴から、接し方のポイント、おすすめの遊びまで詳しく紹介します。
発育には個人差がありますが、目安を知ることも大切なので、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
1. 1歳児の発育は個人差がある
子どもの発育には、年齢によって目安があります。1歳児の場合は、足腰が発達して歩けるようになったり、好奇心や自我が芽生えるようになったりするでしょう。
とはいえ、あくまで目安なので、この通りに成長していないからといって、大きな問題にはなりません。
個人差があることを念頭に、子どもの心身の健康を観察してあげるようにしましょう。
2. 1歳児の平均体重と身長は?
小さな子どもは、数か月違うだけでも、身長や体重などが大きく異なります。ここでは、1歳児の平均体重と身長について、0か月〜4か月と5か月〜11か月に分けて紹介します。
■1歳2か月〜3か月
2010年に厚生労働省が行った調査によると、1歳2〜3か月の平均身長・体重は次の通りです。
男子 | 女子 | |
平均身長 | 76.8cm | 75.3cm |
平均体重 | 9.65kg | 9.06kg |
(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tmct-att/2r9852000001tmea.pdf)
男子と女子の平均身長に1cm強の差が、平均体重には600g程度の差があることがわかります。
■1歳6か月〜7か月
次に、同じ調査で見た1歳6〜7か月の平均身長・体重は次の通りです。
男子 | 女子 | |
平均身長 | 80.6cm | 79.2cm |
平均体重 | 10.41kg | 9.79kg |
(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tmct-att/2r9852000001tmea.pdf)
1歳2〜3か月の平均と比べると、身長は4cm程度、体重は700g程度増加していることがわかります。 > 無料会員登録はこちら
3. 1歳児の発達の特徴【1歳0か月〜4か月】
1歳児の発育の特徴は、子どもによって異なりますが、ある程度の目安を知ることも大切です。 ここでは、1歳0か月〜4か月までの発育の特徴を4つ紹介します。
■足腰の力が発達する
1歳児になると、だんだん足腰の力が発達し、つかまり立ちや伝い歩きなどができるようになります。
また、自分1人で動けるようになり、全身を使った運動が活発になるのがこの時期です。よちよちと1人で歩けるようになったり、しゃがんだりもできるようになるので、行動範囲が広がります。
■喃語を口にする
喃語(なんご)とは、まだ言葉になっていない段階の発声のことです。
「ウー」や「アー」といった意味が理解できない発声から、徐々に「ブーブー」や「ママ」、「パパ」などの言葉を話し始めます。
また、意味がわかる言葉を話さない場合でも、大人の質問に対してうなずいたり、嫌という気持ちを表したりするでしょう。
大人の言葉がだんだん理解できるようになってくるとともに、口に出す音や言葉も増えるのが特徴です。
■好奇心が旺盛に
1人で歩けるようになるなど、行動範囲が広がることで、好奇心が旺盛になります。
周囲にある物に興味を示し、何でも触ったり、ときには大人の持ち物にイタズラしたりするでしょう。口に入れてしまうことも多いので、誤飲しないよう注意してあげてください。
物だけでなく、周囲の人にも関心を持ち始めるのが、1歳児くらいからです。ほかの子がしている遊びに興味を示すことがありますが、協調性などはまだないため、子ども同士のトラブルも起こります。
■食事が離乳食から幼児食へ
1歳の食事は、離乳食から幼児食へ移り、食事回数も1日3回ほどになります。
離乳食が粥などの比較的やわらかい食べ物なのに対して、幼児食では少しずつ大人と同じ食事ができるように練習します。
1歳は、前歯が生えそろい、奥歯もあわせて6〜8本程度の歯が生えてくるので、徐々に前歯でものが噛みちぎれるようになるでしょう。
上下あわせて8本程度の歯が生えてきたら、幼児食へ移行する目安になります。
4. 1歳児の発達の特徴【1歳5か月〜11か月】
1歳5か月以降になると、さらに発育が進み、運動能力や言語能力が発達します。また、自我が目覚めてくるのもこの頃です。
ここでは、1歳5か月〜11か月の発育の特徴を4つ紹介します。
■駆け足、階段の昇り降りも可能に
1人で歩く・しゃがむなどができるようになった後は、さらに足腰の力が発達し、走ったり階段の昇り降りをしたりするようになってきます。
ただし、階段の上り下りなどは、大人が手を引っ張ってあげるなどのサポートが必要です。2歳に近づいてくると、低い段差を乗り越えたり飛び降りたりする子も出てきます。
足腰の力だけでなく、腕力も発達するので、重さのある物を持ち上げたり、椅子などを動かしたりする場合もあります。
■2語文の会話ができる
2歳に近づいてくると、徐々に2つの単語を使った簡単な言葉を話せるようになってきます。
「わんわんおいで」や「パパきた」、「これちょうだい」などの2語文を話すようになります。蓄積された単語の数が増え、周囲の人の言葉を理解し始める時期です。
また、自分の名前を認識するようになるので、名前を呼びかけてあげると喜ぶでしょう。
■自我が目覚める
1歳6か月を過ぎたあたりから徐々に自我が目覚め始め、自己主張をするようになったり、したいことや嫌なことが明確になったりします。
子どもが行きたい場所に大人を引っ張って行ったり、質問に対して首を振りながらイヤイヤをしたりするでしょう。
また、自分でやりたがることが増えたり、自分の所有物を友だちに貸すのを嫌がったりするのもこの時期です。
■言われたことができる
大人の言葉を理解し、指示や言われたことができるようになります。「待ってて」「おいで」「ちょうだい」などの簡単な指示を理解し、実際に指示通りに行動してくれることも増えるでしょう。
難しい言葉はわからないので、できるだけ短くわかりやすい言葉で伝えるよう、工夫してみてください。
5. 1歳児との適した接し方
1歳児は、心身が発達しできることが増える一方で、不安定な面もたくさんあるため、大人のサポートが必要です。
ここでは、1歳児に適した接し方を5つ紹介します。
■歩行の手助けをする
足腰の力が発達する1歳児は、つかまり立ちや伝い歩きから始まり、1人で立ってよちよち歩きをするようになるなど、行動範囲が広がります。
とはいえ、まだしっかり立つことができず、不安定なため、転ぶ可能性も高いでしょう。
そんなときは、子どもの手を取って支えたり、転びそうになったら支えられるよう近くで見守ってあげたりするのが大切です。
成長に合わせて、徐々にサポートを減らすようにしてみてください。
■手先を使う遊びをする
1歳児は、細かな手先の動きもできるようになるでしょう。蓋を開けて中身を取り出したり、親指と人差し指を使って物をつまんだりできるようになります。
手の細かな動かし方を覚えるために、手先を使う遊びをするのがおすすめです。クレヨンをつかったお絵かきや、大小さまざまなブロックを扱う積み木など、室内で気軽にできる遊びも多いので、取り入れてみてください。
■好奇心を育てる
1歳児と接するときは、好奇心を育てるような言葉かけや遊びを選ぶようにしてあげてください。
さまざまなものに興味を示して、「これなに?」と聞いてくることもあるので、一緒に考えたり教えてあげたりするのが大切です。また、自分でやりたいという場面や、イタズラをするような場面も増えるでしょう。
子どもの行動にイライラしたり、頭ごなしに怒ったりせず、周囲の大人が寛大な気持ちで受け止めてあげてください。
■言葉がけをたくさんする
子どもは周囲の大人の言葉を聞きながら、理解できる単語の数を増やすため、言葉がけをたくさんするのも大切なポイントです。
理解している、していないにかかわらず、身の回りのことや景色のことなど積極的に伝えてあげるようにしましょう。
また、絵本などを読み聞かせながら、日常生活とは異なるシーンの言葉に触れるのもいい効果をもたらします。
子どもに何かを注意する際には、理由を添えながら説明する癖をつけると、理解が進みます。
■見守って「できる」を増やす
自我や自立心が芽生える1歳児は、着替えや食事なども自分でやりたがります。
体も思うように動かず、慣れないことをするので、時間がかかりますが、できる限り見守ってあげるようにしてください。
「1人でできた」という達成感は、自信につながります。
うまくできない場合は、大人がサポートしてあげながら、できたら褒めることを繰り返すと、自分からどんどん挑戦する子どもに育つでしょう。
6. 発育をサポートする!1歳児におすすめの遊び
子どもの遊びを選ぶときは、成長に合わせて楽しめるものを選んであげるのが大切です。
ここでは、雨が多い時期や外に出られないときでも楽しめる室内遊び、思いっきり体を動かせる室外遊びにわけて紹介します。
■室内遊び
頭を使ったり、何かを触ったり、作ったりする室内遊びは子供の想像力を養うのにぴったりです。また、静かに遊びたい場合にもおすすめです。
・積み木
さまざまな形のブロックを組み合わせて遊ぶ「積み木」は、誰もが1度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
素材や色、大きさなどのバリエーションが豊富なので、1歳児向けのものを選んであげるようにしましょう。シンプルな遊具ですが、子どもの豊かな想像力を育みます。
・手遊び歌
手遊び歌は、歌やメロディーに合わせて体を動かす遊びです。動物の真似をしたり、一定の動きを繰り返したり、さまざまなテーマの手遊び歌があるので、飽きずに楽しめます。
1歳になると、だんだん大人の真似をし始めるので、大きな動きで見本を見せてあげるのがポイントです。
・粘土遊び
粘土遊びは、他にはないグニグニした感触で、触覚を刺激してくれる遊びです。1歳児の場合、粘土を使って形を作るのは難しいですが、ちぎったり投げたりすることはできるでしょう。
子どもが粘土を食べないように、必ず近くで見守るようにしましょう。
・ごっこ遊び
1歳児のごっこ遊びは、母親など身の回りの大人の真似をするところから始まります。特に、料理や掃除などを真似するおままごとは、男の子にも女の子にも人気のごっこ遊びです。
自分以外の人になりきることで、想像力や共感力が育まれます。
■室外遊び
体を思いっきり動かして遊ぶ室外遊びは、子どもの体の発育にぴったりです。怪我などをしないように周囲の大人が見守ってあげましょう。
・シャボン玉
周囲の大人がシャボン玉をふき、子どもが割ったり、追いかけたりすることで楽しめる遊びです。
シャボン玉のキラキラ・フワフワした見た目は、子どもの好奇心をかきたてるでしょう。子どもが夢中になりながら、体を動かせるのも嬉しいポイントです。
・砂遊び
砂遊びは、砂場の砂を使って山やトンネルなどを作る遊びです。1歳児後半になると、形をつくったり、穴を掘ったりして遊べるようになってきます。
水をつかって砂の強度を補強したり、砂の盛り方を工夫したりするなど、自分で考える力がつくでしょう。
・運動遊び
1歳になると、つかまり立ちや伝い歩きをしたり、1人で歩いたりするので、全身をつかった運動遊びもおすすめです。
遊びながら、体の動かし方や動かす楽しさを覚えられるので、運動機能の発達に役立ちます。
7. 1歳児のできることを理解し、発育を手助けしよう
1歳は、行動範囲が広がり、好奇心が旺盛になり、言語能力も向上する時期です。
歯が生えてくるので離乳食から幼児食に移行したり、自我が目覚めて自己主張するようになったりと、生活面でも大きな変化がみられます。
1歳児には、体の動かし方を覚えられる遊びや、好奇心をかきたてる言葉がけができるといいですよね。変化の大きい時期だからこそ、子どもの成長の目安を理解し、1歳児との接し方に役立ててみてください。
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