保育園におすすめ!室内でできるボールを使った遊び・ゲーム6選!
ボール遊びは、子どもたちに人気のある遊びです。ボールにはさまざまな形、大きさ、素材があり、保育園ではボール遊びを通して、身体能力、知能、感性、社会性などを育めます。
この記事では、保育園でのボール遊びの目的や効果、年齢別にできる遊びの例、注意点などを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1. 保育園でボールを使った遊びを行う狙い
保育園でのボール遊びの目的は、大きく分けて以下の2つがあります。
<身体の発達と運動能力の向上>
子どもたちはボール遊びを通して、「投げる・蹴る・転がす・くっつける・キャッチする」などを体験し、足や腕などの運動能力を高めます。またボールの動きをコントロールする、手や指の使い方も学べるでしょう。
<社会性やコミュニケーション能力の発達>
ボール遊びは大人数で行うことが多いため、友だちとのかかわり方を学び、コミュニケーション能力や協調性を養えます。また、競争心やルールを守る力など、社会性の育成にも効果的。
2. ボールの選び方
ボールを選ぶ際は、次の3つのポイントに気を付けることが大切です。
- やわらかさ
- 大きさ
- 素材
■やわらかさ
ボール遊びをするときは、乳児が当たっても痛くない程度のやわらかさのボールを選びましょう。ただしボールがやわらかすぎると、投げたときにうまく弾まないことがあるので、適度な固さを選ぶことが大切です。
また、幼児は寝転んだままボールを持つことがあるので、重たいボールも避けましょう。
■大きさ
サイズ感は、子どもが両手でつかめる大きさを選びましょう。大きすぎると扱いにくく、小さすぎると誤飲の危険があります。また、遊びやすさの観点から、投げやすくキャッチしやすいボールを選ぶことも大切です。
■素材
保育園で使用するボールは、子どもが安全に遊べる素材でなければなりません。長期間使用するボールであれば、素材の耐久性も考慮する必要があるため、清潔で安全な素材のボールを選びましょう。万が一、子どもが舐めてしまっても安全な、洗濯できる布製のものがおすすめです。
また、ポリエチレン製のボールであれば水洗いが可能なほか、除菌シートで清潔に保てます。
3. ボールを使った遊びの効果
ボール遊びには反射神経を養えるだけでなく、距離感や想像力を鍛えられるなど、さまざまな効果があります。主な効果は以下の3つです。
- 反射神経
- 距離感覚
- 想像力
■反射神経
転びそうになったときにバランスをとったり避けたりと、ボール遊びで身につけた反射神経は日常生活でも役立ちます。また、スポーツや競技においても反射神経は重要な要素です。
■距離感覚
ボール遊びでは、距離や方向を目測し、正確にボールを投げたり捕ったりすることで、少しずつ距離感や方向感覚を養えます。
■想像力
ボール遊びは自由度が高いため、子どもの想像力を刺激できます。たとえば、ボールを転がしたり投げたりすることで、子どもは次にどんな動きが起こるかを予想したり、自分なりの遊び方を考えたりします。
想像力は、創造力や問題解決能力を育むうえで重要な要素の一つです。
4. 1歳からできるボールを使った遊び
ここでは、1歳から遊べるボール遊びのやり方とポイントを紹介していきます。
■ボール蹴り
【やり方】
- 子どもを座らせる
- 転がしたボールを足で蹴ってもらう
【ポイント】
- 初めてボールを蹴る子どもには、手でボールを押して転がして遊ばせ、慣れてきたら足でボールを蹴るように促しましょう。
- ボールを蹴るときは、足の甲かつま先で蹴るように教えるほか、蹴る前に一度ボールの方に手を伸ばすと、子どもが目で追いやすくなります。
■コロコロキャッチ
【やり方】
- 子どもと向かい合わせになる
- 子どもにボールをキャッチしたり転がしたりしてもらう
【ポイント】
- 初めての子どもには、ボールを転がすゲームから始めるとよいでしょう。
- ゲームに慣れてきたら、キャッチボールへ移行します。
- ボールが思わぬ方向に飛んでいったら大人も手伝うことで、協力することの楽しさを感じられるでしょう。
5. 3歳からできるボールを使った遊び
3歳からは、ボール遊びのバリエーションが少しずつ増えていきます。以下は、ペットボトルを使ったボール遊びやボーリングのコツを見ていきましょう。
■玉入れ
【やり方】
- バスケットや箱を、指定の場所から1~2mほど離した場所に置く
- ボールを持ってバスケットや箱に向かって投げてもらう
【ポイント】
- 投げるときは肘を曲げてから腕を伸ばすと、投げる力がつかみやすくなります。
- 投げる場所や強さによって、ボールがどのように飛んでいくかを確認しながら遊びましょう。
- バスケットや箱の位置を変えたり、大きさを変えたりすることで、難易度を調整できます。
■ペットボトルボーリング
【やり方】
- 使わなくなったペットボトルをピンに見立てて並べる
- 小さめのボールを投げ、ペットボトルを倒す
- ペットボトルを倒すことができたら、再び立てて遊ぶ
【ポイント】
- ペットボトルの配置や大きさを変えることで、難易度を調整できます。
- ペットボトルが倒れたらほめてあげると、子どもたちの自信につながるでしょう。
6. 5歳からできるボールを使った遊び
5歳からは、よりアクティブな遊びを楽しめるでしょう。以下では、玉だしゲームとドッジボールについて、それぞれのやり方とポイントを紹介します。
■玉だしゲーム
【やり方】
- 円を作り、その中にボールを置く
- 他のボールを転がして、円の中のボールを外に押し出す
【ポイント】
- 転がせるボールの数を決めたり、チーム分けをして点数を競ったりするなど、ルールを決めて遊んでも盛り上がります。
- ボールを転がす際の力加減や、コントロールが重要な遊びなので、集中力を養うことにもつながるでしょう。
■ドッジボール
【やり方】
- チーム分けをする
- 各チームに、同じ個数のボールを配る
- 相手チームの人にボールを当てると、その人はアウトとなる
- アウトになった人は、コートの外に出て待機する
- 最後までアウトにならなかったチームが勝ち
【ポイント】
- チームメイト同士が協力し合ってプレーすることが大切になるので、協調性を養える遊びです。
- アウトになった選手はフェアプレーの精神でスタンバイするように、子どもたちにしっかりと説明をしましょう。
7. ボールを使った遊びの注意点
ボールで遊ぶときは、子どもの安全に注意することが大切です。主なボール遊びの注意点は以下の3つです。
- ケガをしないようにする
- 体調管理をしっかり行う
- 誤飲を防ぐ
■ケガをしないようにする
ボール遊びをするときは、机や椅子などの近くで遊ばないようにしましょう。特に、ボールを投げるゲームをするときは、ボールが周囲に飛び出さないように注意が必要です。
ボールを投げたり追いかけたりするうちに、子ども同士がぶつかったり、転んだりすることがあるので、十分な広さを用意することも忘れないようにしましょう。
■体調管理をしっかり行う
ボール遊びでは、子どもは全身を動かすので汗をかきやすくなります。遊ぶときは、こまめな水分補給と休憩を心がけましょう。
特に、暑い時期は熱中症にならないように注意が必要です。
■誤飲を防ぐ
スーパーボールなどの小さなボールは、子どもが誤って飲み込んでしまうことがあるので、遊びに取り入れる際には注意が必要です。
小さなボールを使うときは、事故が起きないように、保育者は子どもに十分な注意を払うようにしましょう。
8. まとめ
ボール遊びは0歳児から保育に取り入れられる遊びです。遊び方のレパートリーも豊富で、子どもたちが飽きることもありません。ボール遊びは、子どものさまざまな能力を伸ばす動きが多いので、積極的に保育に取り入れましょう。
あなたにぴったりのお仕事がきっと見つかります!
「保育の求人あるある」はミサワホームグループのセントスタッフ株式会社が運営する保育業界に特化した転職・就職・復職のための求人サイトです。
●雇用形態から保育の求人を探す
正社員の求人はこちら
パートの求人はこちら
契約社員の求人はこちら
●職種から保育の求人を探す
保育士
幼稚園教諭
児童発達支援管理責任者
児童指導員
管理栄養士/栄養士
保育補助
事務職
調理師/調理スタッフ
管理職/管理職候補
その他
●人気のエリアから保育の求人を探す
北海道
宮城県
埼玉県
東京都
千葉県
神奈川県
愛知県
大阪府
京都府
兵庫県
広島県
福岡県
●人気の検索条件から保育の仕事を探す
土日休み
年間休日120日以上
駅近(5分以内)
小規模