夏ならでは!保育に活かす遊びのアイディア6選!【自然遊び・製作】
自然遊びや製作は、一年を通してできる子どもたちが大好きな遊びですが、夏ならではの遊びを取り入れたいと考える保育士さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、夏にぴったりの遊びのアイディアを、自然遊びと製作遊びに分けて詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
1. 夏の保育に自然遊びを取り入れる狙い
夏は植物や昆虫などたくさんの生きものが活発に行動する時期なので、自然遊びを取り入れやすい季節です。夏の自然遊びには、以下のような狙いが挙げられます。
- 季節の移り変わりを感じ、夏ならではの自然や生きものに親しみをもつ
- 生きものを観察することで命の大切さを学ぶ
- 夏の事象を知ることで、好奇心や探究心を伸ばす
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2. 夏ならではの自然遊び3選!
夏に楽しめる、おすすめの自然遊びのアイディアを紹介します。
- 虫探し
- 葉っぱのバケツリレー
- 泥だんご作り
それでは詳しくみていきましょう。
■虫探し
探して見つけた虫を、拾ってきた木の枝や葉っぱを使って再現する製作遊びにも発展できます。
【遊び方】
- 葉っぱや石の裏、木にいる虫を探して観察する
- 木の枝や葉っぱなどを集める
- 接着剤やハサミなどを用意する
- 集めてきた木の枝や葉っぱを虫に見立てて製作する
【ポイント】
- 見つけた虫や葉っぱなどで子どもたちが手を切らないように、目の届く範囲で探しましょう。
■葉っぱのバケツリレー
どの葉っぱを使うか子ども同士で相談して選んでもらうと、コミュニケーションも自然に生まれます。
【遊び方】
- 大きい葉っぱを摘み取る、または拾う
- 葉っぱの端を2人で持つ
- 葉っぱに水を垂らす
- 「スタート」の合図で、水がこぼれないようにゴールまで運ぶ
- 水が残ったままゴールしたチームが勝ち
【ポイント】
- 生えている葉っぱを摘むときは、根っこを残して必要な枚数だけ摘むように教えましょう。
■泥だんご作り
土や水に直接触れる泥だんご作りは、子どもたちにも人気の遊びです。
【作り方】
- バケツに土を集める
- 集めた土に水を混ぜる
- 手のひらで転がしながら団子を作る
- 乾いた砂をかけて泥団子を乾かす
- 数日おいてから布で泥団子を磨いて完成
【ポイント】
- 力加減がポイントですが、失敗してもやり直しがきくため、根気よく遊べるようにサポートしましょう。
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3. 夏の保育は「夏ならでは」の製作を楽しもう!
暑さが厳しい日は、室内でできる夏ならではの製作遊びがおすすめです。製作遊びを通して、夏の食べものや植物、行事などを学べるでしょう。
夏の製作には、年齢別に以下のような狙いが挙げられます。
- 3歳児:ハサミやのりの使い方を学びながら、立体的な製作を楽しむ
- 4歳児:夏のイメージを膨らませて、自由な表現を楽しむ
- 5歳児:製作を通して、夏ならではの食べものや行事を学ぶ
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4. 夏ならではの製作遊び3選!
ここでは、夏ならではのおすすめの製作遊びを3つ紹介します。
- コーヒーフィルターで朝顔作り
- アイスクリームみたいなけん玉
- 廃材を活用!飛び出す打ち上げ花火
材料や作り方を詳しく説明します。
■コーヒーフィルターで朝顔作り
夏に開花する朝顔をモチーフにすることで、季節を感じられるでしょう。
【用意するもの】
- コーヒーフィルター
- 鉛筆
- フェルトペン
- 水の入った紙コップ
- ハサミ
【作り方】
- コーヒーフィルターに鉛筆で円を描き、線に沿って丸く切り取る
- フェルトペンで中央部に太めの円を描いて色をつける
- 中心に向かって2か所を折りたたみ、水の入った紙コップにつける
- 開いて乾かしたら完成
【ポイント】
- 水に浸して色をつけるときは、紙全体ではなく中央部のみにすると、水でにじんだ際にきれいなグラデーションができます。
■アイスクリームみたいなけん玉
カプセルトイを使用することで当たっても痛くなく、安心して遊べます。
【用意するもの】
- 画用紙
- だいだい色や茶色の折り紙
- カプセルトイの容器
- フェルト
- 両面テープ
- たこ糸
- セロハンテープ
- のり
- クレヨン
- ハサミ
【作り方】
- 画用紙を丸く切り取り、円の中心に向かって1か所切り込みを入れる
- 画用紙を丸めてアイスクリームのコーンを作る
- コーンの下とカプセルトイの容器をたこ糸でつなぐ
- 折り紙にコーンの模様を書いてコーンに貼りつける
- フェルトをカプセルトイの容器の大きさに合わせて丸く切り、両面テープで貼りつける
【ポイント】
- たこ糸は長いほど、けん玉の難易度が上がります。
- 誰が一番先にコーンに入れられるか、競争しても面白いでしょう。
■廃材を活用!飛び出す打ち上げ花火
毛糸の入った牛乳パックを押し下げて手を離すと、ゴムの力で毛糸が飛び出します。
【用意するもの】
- チーズの丸い空き箱
- 牛乳パック
- 毛糸
- 色画用紙
- 輪ゴム(3本)
- ハサミ
- カッター
- のり
- クレヨン
- セロハンテープ
- ガムテープ
【作り方】
- チーズの箱の内側をカッターで切り取る
- 対角になるように8か所切り込みを入れる
- 2本の輪ゴムを、2の切り込みにかける
- 牛乳パックを高さ5cmほど残して切り取り、3の真ん中にガムテープで貼りつける
- 短めに切った毛糸を束にして、真ん中を輪ゴムでとめる
- 画用紙にクレヨンで模様を描き、牛乳パックに貼りつける
- 毛糸の形を丸く整えて、牛乳パックの中に入れれば完成
【ポイント】
- どうやったら花火が高く上がるか、子ども同士で工夫をしながら楽しめるよう促しましょう。
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5. まとめ
夏は植物や昆虫などの生きものがたくさん見られるので、自然遊びにぴったりの季節です。外での遊びを楽しんだ後は、朝顔や花火など、夏ならではの製作を楽みましょう。遊びを通して、子どもたちは夏の食べものや生きもの、行事などを知ることができます。