いろいろな泡で遊ぼう!ふわふわ・もこもこ泡の作り方と泡遊びのアイディア3選!
泡遊びは、泡特有の感触や不思議さにより、子どもが夢中になる遊びの一つです。簡単な材料で遊べるため、取り入れている保育園も少なくありません。
この記事では基本の泡遊びや発展させた形の泡遊びなど、さまざまな遊び方を解説しています。泡遊びの際に注意する点についても説明するので、ぜひお役立てください。
1. 保育に泡遊びを取り入れる狙い
泡遊びは、石けんを泡立てて感触を楽しんだり、色をつけたり息を吹きかけて飛ばしたりする遊びです。乳児から2歳児クラスまで幅広く楽しめます。
泡遊びを保育に取り入れる狙いは、泡の感触や心地よい感覚を楽しむ、泡の性質を学ぶ、想像力や思考力を養う、泡で遊ぶ楽しさを共有するなどさまざまです。また、いろいろな道具を使って試行錯誤することで、探究心や忍耐力などが育ちます。
2. 泡作りにチャレンジしてみよう!
ここでは、実際に泡を作る方法を解説します。
■ふわふわの泡作り
【用意するもの】
- ボウル、洗面器などの容器
- 固形石けん
- 砂糖
- タオル
- 水
【作り方】
- 容器に水を入れる
- 手やタオルを使って固形石けんを泡立てる
- ある程度泡立てられたら、砂糖を入れる
- 水が隠れるくらい泡立てられたら完成
■もこもこ泡の泡作り
【用意するもの】
- ふわふわ泡の液
- ペットボトル
- ハサミもしくはカッター
- タオル(ペットボトルの底を覆える程度の小さいサイズ)
- 輪ゴム 2本
【作り方】
- ペットボトルの底をハサミやカッターで切り取る
- 切り取った底面にタオルをかぶせて輪ゴムでとめる
- タオルにふわふわ泡の液を染み込ませる
- ペットボトルの飲み口部分から息を吹き込み、もこもこ泡があふれ出したら完成
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3. 遊び方がいっぱい!泡遊びのアイディア
ここでは、泡を使った基本の遊び方や発展させた3つの遊び方を紹介します。さまざまな遊び方を知ることで、泡遊びのバリエーションが増やせるでしょう。
■【基本の泡遊び】作った泡に触れてみよう!
基本的な泡遊びとして、作った泡に触ったり色をつけたりする遊び方があります。泡が腕に触れるとどのように感じるのか、容器に入れてみるとどう変化するのかなど、さまざまな様子を観察しながら楽しむことが主な目的。遊び方を考えながら楽しむことで、子どもたちの想像力がさらに膨らむでしょう。
また、泡に色をつけて遊ぶのは色彩感覚を鍛えることにつながります。
■研究室みたい!勢いよく飛び出す泡の噴水
泡の噴水は、混ぜ合わせた液体に酢を適量入れると泡が噴水のようにあふれ出すという、まるで理科の実験のような泡遊びです。
【用意するもの】
- 水 200ml
- 500mlのペットボトル
- 食器用洗剤(大さじ3〜4杯)
- 重曹(40〜50g)
- 酢(適量)
- 調理用バットやトレーなどあふれた泡を受け止める器
【やり方】
- ペットボトルに水と食器用洗剤を入れて混ぜる
- ペットボトルに重曹を入れてさらに混ぜる
- 水・洗剤・重曹が混ざった液に酢を入れる
- 泡が吹き出す
【ポイント】
- 食用色素を使って色をつけておくと色鮮やかな噴水が作れます。
- ペットボトルの下にバットやトレーを敷いて、机や床を汚さないようにしましょう。
- 子どもだけで重曹を入れるのがむずかしい場合は、サポートをしてください。
■何ができるかな?シャボン玉のアート
シャボン玉のアートは、泡立てた石けん液を使って画用紙に模様をつける遊びです。
【用意するもの】
- 石けん液(水に石けんやハンドソープなどを溶かした液)
- 紙コップ(使いたい色の分だけ用意する)
- 画用紙
- 絵の具
- ストロー
【やり方】
- 紙コップに石けん液を入れ、好みの絵の具で色をつける
- 色のついた石けん液にストローを差し、息を吹き込み泡立てる
- 紙コップからあふれるくらい泡を作る
- あふれた泡を画用紙にあてて模様をつける
【ポイント】
- ストローで息を吹き込む場所によって、泡の大きさが変化します。
- 複数の色つき石けん液を使えば、個性的でカラフルな作品に仕上がるでしょう。
- ストローを使って直接吹きかけたり、スプーンで泡をすくって押しつけたりするのもおすすめです。
- 画用紙を乾かすときは、机を汚さないように紙や新聞紙を下に敷いてください。
■ふわふわ泡で作るカラフルなパフェ
泡で作るパフェは、ふわふわの泡に色をつけて透明な容器に盛りつけることで、色合いを楽しめる泡遊びです。
【用意するもの】
- 固形石けん
- 洗面器やボウルなどの容器
- 水
- 砂糖
- 透明なコップもしくは透明な容器
- おろし器
- スプーン
- 絵の具
- 色分けするための容器(作りたい色の分だけ用意する)
- 泡立て器(洗濯ネットでも代用可能)
- トッピング用のビーズ
【やり方】
- 洗面器やボウルなどの容器に水を入れる
- 水を入れた容器におろし器で石けんをすりおろす
- 砂糖を加え、泡立て器や洗濯ネットを使って弾力のある泡ができるまで泡立てる
- 色分けするための容器に作った泡を分けて入れる
- 絵の具でそれぞれの泡に色をつける
- 色のついた泡をスプーンで透明のコップや透明の容器に入れて重ねていく
- トッピング用のビーズで装飾したら完成
【ポイント】
- 泡の感触と色の組み合わせが楽しめます。
- パフェの他にも、画用紙をコーンのように丸めてアイスを作るのもおすすめです。
- できたパフェやアイスでお店屋さんごっこを楽しみましょう。
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4. 泡遊びをする際の注意
見た目も感触も楽しい泡遊びですが、安全に遊ぶための注意点として次の3つがあります。
- 泡を吸い込まないように注意する
- 誤飲に注意する
- 泡に色をつけるときは汚れてもよい服に着替える
では、これらの注意点を詳しく説明します。
■泡を吸い込まないように注意する
ストローで石けん液に息を吹き込む際、間違えて吸い込んでしまうことがあります。泡遊びをする前に、ストローだけを使って息を吹く練習をしましょう。
■誤飲に注意する
泡を口の中に入れたり泡のついた手で目をこすったりする可能性があるため、泡を使った遊びをするときは、子どもから目を離さないようにしてください。特に乳児から2歳児クラスまでは、口に入れて泡の正体を確認しようとする子どももいるので、保育士が側について、誤飲しないように注意しましょう。
■泡に色をつけるときは汚れてもよい服に着替える
泡に色をつけると、遊んでいるあいだに洋服に色がついてしまいかねないため、あらかじめ汚れてもよい服に着替えさせておきましょう。
また、服が汚れる可能性のある遊びをする際は、事前に保護者へ説明し、協力を得ることも必要です。
5. まとめ
今回は、想像力や思考力を養える泡遊びについて紹介しました。泡の誤飲や石けん液を吸い込む事態を避けるためにも、泡遊びをしているあいだは周りをしっかりと確認してください。
また、事前に泡遊びの内容を保護者に伝えて、汚れてもよい服を用意するなどの協力を得て泡遊びを行いましょう。