【例文あり】保育士に転職するときの履歴書の書き方って?志望動機や資格、自己PRのポイントも徹底解説!
保育士として転職する際、自己PRや志望動機などの履歴書の書き方で悩んだ経験がある方もおられるのではないでしょうか。
この記事では、基本的な履歴書の書き方、魅力的な履歴書に仕上げるポイント、保育士としての志望動機や自己PRの書き方を例文つきで解説します。採用担当者の目に留まる、魅力的な履歴書に仕上げましょう。
1. 基本的な履歴書の書き方って?
保育士に転職するためには、基本的な履歴書の書き方を理解していることが必要です。まずは最初に確認しておきましょう。
■履歴書の書き方
基本的な履歴書を書くために必要な事項を1つずつ解説します。
・履歴書の入手方法
保育園で独自フォーマットの履歴書を採用している場合は、指定のものを使用します。指定がない場合は、次の3つの入手方法から選びましょう。
【厚生労働省推薦の履歴書】
厚生労働省が公正な採用選考を行うため、作成されたフォーマットです。学歴・職歴欄が広いため、転職回数が多い方でも書きやすくなっています。
【市販の履歴書】
転職回数やアピールポイントなど自分が書きやすいものがよいでしょう。趣味・特技欄、自己PR・長所を書く欄や学歴・職歴欄の広さから選びます。
【インターネットからダウンロード】
インターネット上で無料のものをダウンロードする方法もあります。ただし、ダウンロードしたものが使用不可の場合もあるため、事前に確認が必要です。
・日付、証明写真
履歴書の日付は、書いた日ではなく提出する日を記入します。郵送であればポスト投函日、面接に持参の場合は面接日の日付です。
証明写真はカラーで、正面を向いた状態を3か月以内に撮影したものを使用します。横2.4~3cm×縦3.6~4cmサイズにしましょう。
服装はスーツで、女性の場合は薄めのメイク、まとめた髪型だと清潔感がアップします。髪色が明るすぎたり派手過ぎたりする髪型は印象が悪くなるかもしれません。写真の裏に名前を記入しておくとよいでしょう。万が一、剝がれたときにも誰のものかすぐにわかります。
・氏名、生年月日
氏名は丁寧に大きな字で記入します。氏名のふりがなは、「ふりがな」の場合はひらがな、「フリガナ」の場合はカタカナで書くのが基本です。生年月日の表記は日付と揃えて、西暦か和暦で揃えましょう。満年齢は現在の年齢を表すため、提出する時点での年齢を記入してください。
・住所と連絡先、学歴と職歴
現住所は都道府県名から書き始め、アパートやマンションの名前と番号まで略さず記入しましょう。連絡先も同様に省略せず記載します。メールアドレスは採用担当者からの連絡に対応するため、確認できるアドレスを記入します。
学歴・職歴は名称を略さず、一目見て概要がわかるように記入しましょう。学歴の次に、1行空けて職歴を書き始めます。最後は「現在に至る」と記載し、次の行に右寄せで「以上」と書いて終了です。
・その他
趣味と特技:仕事に活かせそうなものを簡潔に書きます。
通勤時間:自宅から最寄りの駅・バス停までの移動時間を含めた片道の通勤時間を記入します。
扶養、配偶者の有無:扶養家族、配偶者の有無を記載します。扶養関連は社会保険料にかかわるため、正確に書きましょう。
本人希望欄:「原則貴園の規定に従います」と記入します。
資格、志望動機、自己PRについては後ほど詳しく解説します。
無料会員登録はこちら2. 魅力的な履歴書のポイントとは
履歴書をよりよくするためのポイントを解説します。
■資格
保育士資格、幼稚園教諭免許など、仕事への関連度が高い順に取得した資格名を必ず正式名称で記入し、1マス空けて「取得」と書きます。趣味で取得した資格も自己PRにつながるため、記入しましょう。これから取得予定の資格は「令和〇年 〇月 〇〇資格 取得見込み」のように記載します。
■志望動機
志望動機は保育理念などを調べ、園のどこに魅力を感じたか、熱意を込めて書きます。自分のスキルをどのように活かしたいかなど、経験談を交えながら簡潔に説明できるとよいでしょう。
「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、転職理由はネガティブにせず、前向きに書きます。
■自己PR
自己PRは事実を伝えるだけでは説得力に欠けるため、志望動機と同じように自身のエピソードを盛り込むと、具体的に伝えられるでしょう。過去の失敗も、そこから何を学んだという流れにすると好印象につながります。
特技、スキルや資格から具体的なエピソードをアピールするのも効果的です。
3. 志望動機と自己PRの例文2選
ここまで保育士の履歴書の書き方を見てきましたが、以下では志望動機と自己PRの例文を紹介します。
■志望動機の例文1
私が貴園を志望した理由は、託児施設が充実していること、保育士を子どもの人数に対し多めに配置していることから、園児一人ひとりに寄り添った保育ができるという理念に共感したためです。以前は園児数が多い大規模園に勤務していましたが、もっと子どもたちにきめ細かなケアをしたいと考えるようになりました。貴園でならば、子どもにとって大事な時期を家族のように寄り添う喜びを実感できると思い、応募させていただきました。
■志望動機の例文2
私は子どもが大好きで、保育士の仕事に誇りをもっております。出産と夫の仕事の都合により5年間のブランクがありますが、保育士の仕事に再チャレンジしようと考えたのは、成長に大事な幼児期の子どもの成長を手伝いたい気持ちが大きくなったためです。自身の子育て経験から、子どもの成長はもちろん、保護者の方が安心して子どもを預けられるようなサポートも重要だと感じております。
貴園は無理なく通える距離だけでなく、通りがかりに拝見する子どもたちや職員の方々の笑顔が印象的でした。和やかで家庭的な雰囲気の貴園でぜひ働きたいと思い、応募させていただきました。
■自己PRの例文1
私は子どもに喜んでもらうための努力は惜しみません。高校生の頃、職場体験で保育園の仕事を経験し、子どもの笑顔や成長を間近で見守りたい思いが生まれたのをきっかけに、保育士として5年間働いてきました。
前園では、子どもが新しい体験をできるように地域の農家さんと連携し、親子芋ほり体験を企画したり、絵本専門士の資格を取得して絵本の読み聞かせ会を開いたりしてきました。これらの経験から、保護者の方ともよい信頼関係を築くことができたと自負しています。貴園で働く際にも、このような強みを活かし、子どもの笑顔を引き出せるような保育を実践できるよう努力したいと思います。
■自己PRの例文2
私は誰とでも笑顔で接することを心がけており、学生時代から穏やかで誠実と周囲に言われてきました。保育士として勤務を始めてからも、子どもや保護者の方と目線を合わせ、誠実に話を聞くことを意識したことで、信頼関係を築くことができました。どんなに困難な状況であっても、子どもや保護者の方と穏やかにコミュニケーションを取れることが私の強みです。貴園でも、一時の感情に左右されず、子どもや保護者の方との信頼関係を築ける保育士として働けるよう努力いたします。
4. まとめ
今回は保育士として採用されるための履歴書の書き方、志望動機や自己PRの例文をお伝えしました。
失敗や経験をうまく盛り込むと採用担当者の目に留まりやすくなるため、納得がいくまでじっくり考えてみてください。保育士としての強み、熱意をアピールする履歴書を作成し、転職活動を進めましょう。
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