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障がい

2021年8月10日

*未経験業種へ転職希望の方必見* 職務経歴書のポイント!~未経験業種への転職編~

転職活動の際、必ず企業側に提出するのが『職務経歴書』です。今回は未経験業種に応募する際の職務経歴書のポイントをお伝えします!


~職務経歴書の基本の書き方はこちらから~

1. 企業が未経験者を採用する理由


『即戦力』が中途採用で求められる中、企業が未経験者を募集する理由は何でしょうか?理由として以下3つが挙げられます。

⑴ 多くの応募を募りたいため
現在、企業側の人材不足が慢性化していたり、転職市場は「売り手市場」で競合が多かったりと、企業は人材確保に苦戦している状況があります。そのため、質の高い人材と会う機会をより多く創出するため、なるべく多くの人に応募してほしいという思いがあります。

⑵ 他業界・他業種の視点を取り入れたいため
ビジネスの世界では新しい視点や発想が重要になってきます。異なる業界・職種からの視点や未経験ならではを取り入れることで、新しいアイデアが生まれる可能性があり、その「新しい風」が会社を成長させることを期待しています。

⑶ 先入観なく教育ができるため
経験者を採用すると、「前の会社ではこうだった」など、前職の価値観や手法に固執しすぎてしまうこともあります。そういう場合は、かえって教育に時間がかかってしまうことも少なくありません。
反対に未経験者は経験がないからこそ、先入観や固定観念がないため教育しやすいというメリットがあります。素直でスポンジのように吸収してくれるため、早い成長が見込むことができます。

2. 企業側が未経験者に期待することは?


それでは企業は未経験者にどのようなことを期待するのでしょうか?1の「未経験者を採用する理由」との重複部分がありますが、以下のようなことが挙げられるでしょう。

⑴素直に吸収する姿勢
先入観や固定概念に囚われず、自社の価値観・やり方を素直に吸収して早い成長を期待しています。もし経験があったとしても、前の会社の考え方に囚われず、素直に受け入れる姿勢が大切です。

⑵柔軟な発想・新しい視点
企業側は、自社に無い異業界・異業種出身ならではの、柔軟かつ新しい視点を取り入れて欲しいと考えています。そうした視点を入れることでイノベーションを起こすことを期待しています。
また、知識が浅い分、よりお客様に寄り添い、お客様目線の意見が求められることもあります。

⑶チャレンジ精神と学ぶ意欲
未経験の方は経験者と比較すると、当然知識やスキルに差があります。しかし、何事も前向きにチャレンジする気持ちや貪欲に学ぶ姿勢を持っていれば、スピーディに成長し、経験者を追い抜くことも可能です。
企業側は、あなたが未経験であっても「この会社で頑張ってくれる人材か」「成長できる人材か」を見ているのです。
また、あなたのその熱意が、周りの社員にプラスの影響を与えてくれることを望んでいます。

3. 未経験業種に応募時の職務経歴書のポイント


それでは実際に、未経験業種に応募する際の職務経歴書のポイントを見てみましょう!

⑴志望動機を明確に書く【志望動機】
「これまで違う業界で働いていたのに、なぜうちの会社・仕事に関心を持ったのか?」企業の採用担当は当然このような疑問を思い浮かべます。
なんとなくの浅い志望動機だと、「熱意がない」「成長が見込めない」と判断され、落とされてしまう可能性があります。
熱意を伝えるためには、その裏付けとなる具体的な事実を書くことが重要です。
採用担当者が納得できるように、応募した理由を的確にわかりやすくまとめましょう!

⑵前職の業務内容をわかりやすく記載する【職務経歴】
採用担当者からみると、異職種の業務内容は難しく、理解が難しいものです。特に専門用語などが多いと、採用担当はどのような業務をしていたのか明確に伝わらない可能性があります。
どんなに難度の高い仕事の実績があったとしても、伝わらなければ意味がないのです。
前職の経歴や業務内容を記載する際は、採用担当が具体的にイメージできるように、誰が読んでも分かりやすい内容を作成しましょう。
専門用語は注釈を入れたり、かみ砕いて説明したりすると良いですね。

⑶応募先企業でも活かせるスキルを必ず書く!【自己PR】
いくら熱意があっても、応募先企業で『どのような貢献ができるのか』を伝えなければ採用にはつながりません。
実績や自己PR欄に、応募先企業でも活かせる経験や、ポータブルスキルを記載することが望ましいです。
ポータブルスキルとは、言葉の通り「持ち運び可能なスキル」のことです。つまりどんな環境でも活かすことができ、特定の業種や職種に囚われることのない、汎用性の高いスキルのことを指します。
厚生労働省の「ポータブルスキルの活用研修について」によると、このポータブルスキルは下記3つの要素から構成されています。
①専門技術・専門知識
②仕事のし方
③人との関わり方

*ポータブルスキルの構成要素*

【引用】厚生労働省:「ポータブルスキル活用研修」より

未経験の方は、「①専門技術・専門知識」は不足しているため、「②仕事のし方」「③人との関わり方」など、仕事遂行に関連するスキルや対人スキルのアピールが必須です。
また、これまでの仕事への取組み姿勢や大切にしていることについてのエピソードを盛り込めると良いですね。

4. やってはいけない!職務経歴書のNG⚡


未経験業界・業種に応募する際に、絶対にやってはいけないポイントがあります。
企業側に職務経歴書を提出する前に、以下のNG項目をやっていないか必ずチェックしましょう。

◎志望動機にネガティブな理由を記載している
志望動機に「前職の業界や業務が合わなかった」「前職の仕事にやりがいを感じられなかった」など、志望動機にネガティブな表現を用いることは絶対にNGです。
たとえ、転職理由の一つにネガティブな要素があったとしても、職務経歴書に記載しないようにしましょう。
なぜなら、ネガティブな表現を使うと、あなた自身が『ネガティブな考え方を持った人』とマイナスなイメージを与えてしまうからです。
企業側は、ネガティブ思考な人よりも、何事も前向きにチャレンジする姿勢を持った人を採用したいと考えます。

5. 職種別自己PRのポイント~事務職編~


事務職は書類作成・書類整理・データ入力・備品管理・発注などが主な業務となります。
人気の高い職種で競争率も高いです。未経験の方がPRしたい要素の例として、以下の3つが挙げられるでしょう。

⑴仕事の正確性と集中力
事務職では、ルールや型が決まった作業が必要になります。データ入力等でミスをしない『正確性』や、長時間継続できる『集中力』をアピールできると良いでしょう。

*正確性の例*

顧客からの問い合わせや統括部署からの指示には迅速な対応を心掛けていました。その中でも、販売スタッフ内での共有漏れが無いよう、優先順位や対応方法をわかりやすく記載した申し送りシートを作成しました。作成だけで終わらず、対応完了したかどうか、業務に落とし込めているか等を定期的に確認した結果、店舗全体が正確かつスピーディな対応をしてくれると顧客から評価していただけました。

⑵PCスキル
事務職として必ずWord/Excel/PowerPointなどのPCスキルが求められます。
あなたが問題なく使用できるのであれば、どのくらいのレベルなのか、どんな業務が可能なのかを明記しておくことが重要です。

Word:文字装飾、書式設定、差し込み印刷、校正機能 等
Excel:VLOOKUP、ピボットテーブル、IF関数、グラフ作成 等
PowerPoint:アニメーション、グラフ作成、マスタ設定 等

未経験の場合でも、事務職に転職するためにPCスキルを学んだりした場合は遠慮なく書きましょう!
教室に通った、資格を取ったなどを伝えられると「熱意がある」と評価されます。

*PCスキルの例*

前職では、Excelを利用したデータ入力・データ作成(グラフ化)業務を行っていました。業務の効率化にPCスキルの向上が必要と考え、MOSとITパスポートの資格を取得いたしました。 そのスキルを活かして、売上目標の見える化や研修業務フローの標準化に貢献しました。 これらの前職で得たスキルや経験を活かし、貴社に貢献したいと思っております。

⑶計画性・タスクマネジメント
事務職は大中様々な業務があります。そのため、マルチタスクをこなす『計画性』と『タスクマネジメント力』が求められます。これまでの経験で「計画性」や「タスクマネジメント」に関するエピソードがあれば記載しましょう。

*計画性の例*

多くの顧客との接客と並行して、案件ごとの資料作成、発注業務、在庫管理を行う必要があったため、業務をリスト化し、優先順位・難易度・所要時間・納期を考慮した短期~中期のスケジュール表を作成しながら取り組みました。 状況に応じて修正することで、遅滞やミスすることなく、臨機応変に完了することができました。

6. 職種別自己PRのポイント~販売スタッフ編~

接客が必須となる販売スタッフは、前職の業務内容だけでなく、過去のアルバイトでの経験も強みとなり得ます。
接客経験がある場合は、職務経歴に店舗業種や業務内容、スタッフ人数を記載するようにしましょう。
自己PRでは接客を行う上で必要な『コミュニケーション能力』や、どんなお客様にも真摯に対応する『応対力』が求められます。

*応対力の例*

私は常に「相手の気持ちに寄り添って行動する」ことを心掛けてまいりました。お客様からのクレーム対応においても、お客様の気持ちを理解するために、お客様の感じていること、求めていることを正確に把握し、一つひとつ確認することで、適切な対応をすることができました。

7. 職種別自己PRのポイント~SE編~


専門性が高いSEですが、未経験の方も募集している場合が多くあります。
ぜひアピールしてほしい要素としては、『学習意欲』です。
未経験ながらも、学ぶ姿勢があることを強調しましょう。

*学習意欲の例*

私は何事も、「根拠のある知識を基に行動する」ことを心掛けていました。そのため、常に知識を取り入れるなど、学習意欲が高いところが私の強みです。 以前よりプログラミングやSEという職種に関心があり、独学ではありますが、本やWEB上で学習しております。今では簡単なホームページを作成しています。 未経験ではありますが、この学習意欲の高さを発揮し、早い成長をして、貴社に貢献できればと思います。

8. まとめ


いかがでしたか?今回は未経験業種・職種に応募する際の職務経歴書のポイントをお伝えしました。
明確な志望動機と熱意、応募先企業で活かせるスキルをきちんと記載して書類通過率をアップさせましょう!

セントスタッフでは障がい者雇用枠で、幅広い業界の求人を扱っております。
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