*未経験業種へ転職希望の方必見* 職務経歴書のポイント!~未経験業種への転職編~
転職活動の際、必ず企業側に提出するのが『職務経歴書』です。今回は未経験業種に応募する際の職務経歴書のポイントをお伝えします!
~職務経歴書の基本の書き方はこちらから~
1. 企業が未経験者を採用する理由
『即戦力』が中途採用で求められる中、企業が未経験者を募集する理由は何でしょうか?理由として以下3つが挙げられます。
⑴ 多くの応募を募りたいため
現在、企業側の人材不足が慢性化していたり、転職市場は「売り手市場」で競合が多かったりと、企業は人材確保に苦戦している状況があります。そのため、質の高い人材と会う機会をより多く創出するため、なるべく多くの人に応募してほしいという思いがあります。
⑵ 他業界・他業種の視点を取り入れたいため
ビジネスの世界では新しい視点や発想が重要になってきます。異なる業界・職種からの視点や未経験ならではを取り入れることで、新しいアイデアが生まれる可能性があり、その「新しい風」が会社を成長させることを期待しています。
⑶ 先入観なく教育ができるため
経験者を採用すると、「前の会社ではこうだった」など、前職の価値観や手法に固執しすぎてしまうこともあります。そういう場合は、かえって教育に時間がかかってしまうことも少なくありません。
反対に未経験者は経験がないからこそ、先入観や固定観念がないため教育しやすいというメリットがあります。素直でスポンジのように吸収してくれるため、早い成長が見込むことができます。
2. 企業側が未経験者に期待することは?
それでは企業は未経験者にどのようなことを期待するのでしょうか?1の「未経験者を採用する理由」との重複部分がありますが、以下のようなことが挙げられるでしょう。
⑴素直に吸収する姿勢
先入観や固定概念に囚われず、自社の価値観・やり方を素直に吸収して早い成長を期待しています。もし経験があったとしても、前の会社の考え方に囚われず、素直に受け入れる姿勢が大切です。
⑵柔軟な発想・新しい視点
企業側は、自社に無い異業界・異業種出身ならではの、柔軟かつ新しい視点を取り入れて欲しいと考えています。そうした視点を入れることでイノベーションを起こすことを期待しています。
また、知識が浅い分、よりお客様に寄り添い、お客様目線の意見が求められることもあります。
⑶チャレンジ精神と学ぶ意欲
未経験の方は経験者と比較すると、当然知識やスキルに差があります。しかし、何事も前向きにチャレンジする気持ちや貪欲に学ぶ姿勢を持っていれば、スピーディに成長し、経験者を追い抜くことも可能です。
企業側は、あなたが未経験であっても「この会社で頑張ってくれる人材か」「成長できる人材か」を見ているのです。
また、あなたのその熱意が、周りの社員にプラスの影響を与えてくれることを望んでいます。
3. 未経験業種に応募時の職務経歴書のポイント
それでは実際に、未経験業種に応募する際の職務経歴書のポイントを見てみましょう!
⑴志望動機を明確に書く【志望動機】
「これまで違う業界で働いていたのに、なぜうちの会社・仕事に関心を持ったのか?」企業の採用担当は当然このような疑問を思い浮かべます。
なんとなくの浅い志望動機だと、「熱意がない」「成長が見込めない」と判断され、落とされてしまう可能性があります。
熱意を伝えるためには、その裏付けとなる具体的な事実を書くことが重要です。
採用担当者が納得できるように、応募した理由を的確にわかりやすくまとめましょう!
⑵前職の業務内容をわかりやすく記載する【職務経歴】
採用担当者からみると、異職種の業務内容は難しく、理解が難しいものです。特に専門用語などが多いと、採用担当はどのような業務をしていたのか明確に伝わらない可能性があります。
どんなに難度の高い仕事の実績があったとしても、伝わらなければ意味がないのです。
前職の経歴や業務内容を記載する際は、採用担当が具体的にイメージできるように、誰が読んでも分かりやすい内容を作成しましょう。
専門用語は注釈を入れたり、かみ砕いて説明したりすると良いですね。
⑶応募先企業でも活かせるスキルを必ず書く!【自己PR】
いくら熱意があっても、応募先企業で『どのような貢献ができるのか』を伝えなければ採用にはつながりません。
実績や自己PR欄に、応募先企業でも活かせる経験や、ポータブルスキルを記載することが望ましいです。
ポータブルスキルとは、言葉の通り「持ち運び可能なスキル」のことです。つまりどんな環境でも活かすことができ、特定の業種や職種に囚われることのない、汎用性の高いスキルのことを指します。
厚生労働省の「ポータブルスキルの活用研修について」によると、このポータブルスキルは下記3つの要素から構成されています。
①専門技術・専門知識
②仕事のし方
③人との関わり方
*ポータブルスキルの構成要素*
【引用】厚生労働省:「ポータブルスキル活用研修」より
未経験の方は、「①専門技術・専門知識」は不足しているため、「②仕事のし方」「③人との関わり方」など、仕事遂行に関連するスキルや対人スキルのアピールが必須です。
また、これまでの仕事への取組み姿勢や大切にしていることについてのエピソードを盛り込めると良いですね。
4. やってはいけない!職務経歴書のNG⚡
未経験業界・業種に応募する際に、絶対にやってはいけないポイントがあります。
企業側に職務経歴書を提出する前に、以下のNG項目をやっていないか必ずチェックしましょう。
◎志望動機にネガティブな理由を記載している
志望動機に「前職の業界や業務が合わなかった」「前職の仕事にやりがいを感じられなかった」など、志望動機にネガティブな表現を用いることは絶対にNGです。
たとえ、転職理由の一つにネガティブな要素があったとしても、職務経歴書に記載しないようにしましょう。
なぜなら、ネガティブな表現を使うと、あなた自身が『ネガティブな考え方を持った人』とマイナスなイメージを与えてしまうからです。
企業側は、ネガティブ思考な人よりも、何事も前向きにチャレンジする姿勢を持った人を採用したいと考えます。
5. 職種別自己PRのポイント~事務職編~
事務職は書類作成・書類整理・データ入力・備品管理・発注などが主な業務となります。
人気の高い職種で競争率も高いです。未経験の方がPRしたい要素の例として、以下の3つが挙げられるでしょう。
⑴仕事の正確性と集中力
事務職では、ルールや型が決まった作業が必要になります。データ入力等でミスをしない『正確性』や、長時間継続できる『集中力』をアピールできると良いでしょう。
*正確性の例*
⑵PCスキル
事務職として必ずWord/Excel/PowerPointなどのPCスキルが求められます。
あなたが問題なく使用できるのであれば、どのくらいのレベルなのか、どんな業務が可能なのかを明記しておくことが重要です。
Word:文字装飾、書式設定、差し込み印刷、校正機能 等
Excel:VLOOKUP、ピボットテーブル、IF関数、グラフ作成 等
PowerPoint:アニメーション、グラフ作成、マスタ設定 等
未経験の場合でも、事務職に転職するためにPCスキルを学んだりした場合は遠慮なく書きましょう!
教室に通った、資格を取ったなどを伝えられると「熱意がある」と評価されます。
*PCスキルの例*
⑶計画性・タスクマネジメント
事務職は大中様々な業務があります。そのため、マルチタスクをこなす『計画性』と『タスクマネジメント力』が求められます。これまでの経験で「計画性」や「タスクマネジメント」に関するエピソードがあれば記載しましょう。
*計画性の例*
6. 職種別自己PRのポイント~販売スタッフ編~
接客が必須となる販売スタッフは、前職の業務内容だけでなく、過去のアルバイトでの経験も強みとなり得ます。
接客経験がある場合は、職務経歴に店舗業種や業務内容、スタッフ人数を記載するようにしましょう。
自己PRでは接客を行う上で必要な『コミュニケーション能力』や、どんなお客様にも真摯に対応する『応対力』が求められます。
*応対力の例*
7. 職種別自己PRのポイント~SE編~
専門性が高いSEですが、未経験の方も募集している場合が多くあります。
ぜひアピールしてほしい要素としては、『学習意欲』です。
未経験ながらも、学ぶ姿勢があることを強調しましょう。
*学習意欲の例*
8. まとめ
いかがでしたか?今回は未経験業種・職種に応募する際の職務経歴書のポイントをお伝えしました。
明確な志望動機と熱意、応募先企業で活かせるスキルをきちんと記載して書類通過率をアップさせましょう!
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