第26回(平成25年度)介護福祉士国家試験問題
第26回(平成25年度)介護福祉士国家試験 筆記試験(公益財団法人社会福祉振興・試験センター(東京都渋谷区)実施)の過去問題となります。腕試しにチャレンジしてみてください。
なお、気になる点がございましたらお手数ですが弊社セントスタッフ(0120-106-391 担当:阿部)までご連絡頂き、主催者へのご連絡はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。
人間の尊厳と自立
1 児童福祉法では、児童養護施設における自立支援の対象を、現に入所している児童に限定している。
2 社会福祉法第3条では、福祉サービスについて身体機能の低下に応じ自立した日常生活を営むことができるように支援するものと明記している。
3 老人福祉法では、その目的はすべての高齢者が、尊厳を保持し、その有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるようにすることであると明記している。
4 「障害者総合支援法」では、すべての国民は、障害者等が自立した生活を営めるような地域社会の実現に協力するよう努めなければならないと規定している。
5 「ホームレス自立支援法」では、ホームレスの自立のために就業の機会の確保よりも生活保護法の適用が重要であると規定している。
(注)1 「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
2 「ホームレス自立支援法」とは、「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」のことである。
1 成年後見制度の利用を勧める。
2 民生委員に相談するように勧める。
3 親族に事実を確認する。
4 特別養護老人ホームへの入所を勧める。
5 地域包括支援センターに相談する。
人間関係とコミュニケーション
1 自分の感情の動きとその背景を洞察する。
2 自分の将来の目標を設定する。
3 自分中心ではなく、他者中心に考える。
4 自分を肯定的にとらえる。
5 自分の価値観に基づいて行動する。
1 「どこに行きたいのですか」
2 「後からゆっくり聞きますね」
3 「同じことを何度も聞かないでください」
4 「ここにいてくださっていいですよ」
5 「ここにじっとしていてください」
社会の理解
1 Cさんが取ることのできる育児休業期間は、最大で子どもが1歳になる前の月までである。
2 育児休業の終了予定日は、明らかにして申し出る必要がある。
3 育児休業は、Cさんの夫は取ることができない。
4 小学校就学前の子どもが病気になった場合に利用できる休暇制度はない。
5 雇用の継続とは関係なく、Cさんは育児休業を取ることができる。
(注)「育児・介護休業法」とは、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」のことである。
1 共同募金は、都道府県の区域を単位として行う寄附金の募集であって、地域福祉の推進を図るためのものである。
2 NGO (Non-Governmental organization)は、営利を直接の目的とはせず、都道府県知事の認証を得て、在宅福祉サービス事業などの社会的活動を行う団体である。
3 NPO (Non-profit organization)は、国際人道支援などの社会的活動を行う政府機関である。
4 企業の社会的責任(corporate social Responsibility : CSR)による社会貢献は、商品を安い価格で販売するなどの経済活動によって行われる。
5 コミュニティビジネス(community business)とは、市町村が主体となって、まちづくり・環境問題・介護・子育てなどの地域の様々な課題をビジネスの手法で解決するものである。
1 無償の活動に限定される。
2 個人が行う活動で、法人が行う活動は含まれない。
3 特徴として、自発性や自主性が挙げられる。
4 社会貢献よりも、自己満足を達成することの方が重視される。
5 社会福祉に関する活動に限定される。
1 1950年(昭和25年)以降、出生数は一貫して低下し続けている。
2 1950年(昭和25年)以降、合計特殊出生率は2.0を超えたことはない。
3 1980年代前半、老年人口割合は年少人口割合を上回った。
4 2000年(平成12年)以降、65歳以上の者のいる世帯は過半数を超えている。
5 2012年(平成24年)現在、高齢化率は20%を超えている。
1 老人福祉計画は、その市町村内に老人福祉施設がなけれぱ、策定しなくてもよい。
2 障害者計画は、18歳以上の障害者を対象としていて、障害児を含まない。
3 介護保険事業計画は、第1号被保険者の保険料の設定に関連している。
4 地域福祉計画は、市町村社会福祉協議会に策定が義務づけられている。
5 障害福祉計画は、具体的なサービスの量を設定しない。
1 ナショナルミニマム(national minimum)の理念は、デンマークで生まれた。
2 社会保険制度は、保険料を支払った人に受給権を保障する仕組みである。
3 生活保護制度は、現物給付を行わない。
4 社会福祉制度は、生活困窮者の貨幣的二ーズの充足を目的としている。
5 社会手当制度は、サービスの現物給付を行う。
1 国民年金法が1950年代前半に制定され、すべての国民を対象とする皆年金制度が成立した。
2 国民健康保険法が1950年代後半に改正され、すべての国民を対象とする皆保険制度の基礎が作られた。
3 1960年代になり、老人福祉法、母子福祉法、「精神保健福祉法」の3法が制定され、福祉6法体制が確立した。
4 1970年代前半には、高齢者の健康増進のために老人保健法が制定された。
5 1980年代後半から国民年金制度の見直しが始められ、1990年代に入って基礎年金制度が創設された。
(注)「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。
1 法の施行前は、国が高齢化対策に関しての計画を策定することはなかった。
2 家族の自助努力による介護の推進を基本としている。
3 保険給付は、介護給付と予防給付の2種類である。
4 国民の共同連帯の理念に基づくものである。
5 介護サービスの提供主体を社会福祉法人に限定している。
1 要介護認定の対象は、65歳以上の者に限られる。
2 介護認定審査会は、要介護認定の結果を都道府県へ報告しなければならない。
3 要介護認定の取消しが必要な場合は、都道府県が行わなければならない。
4 市町村は、要介護認定の審査及び判定の基準を定める。
5 市町村は、要介護認定の結果を当該被保険者に通知しなければならない。
1 地域課題の発見や地域づくり・資源開発の機能がある。
2 市町村社会福祉協議会に設置・運営が義務づけられている。
3 介護サービス事業者の第三者評価の役割を果たすものである。
4 要介護認定に関する不服申立ての審査を行う。
5 介護サービス利用者とその家族の参加が義務づけられている。
1 財源が、税方式から社会保険方式に変更された。
2 対象となる障害者の範囲に、難病患者等が加えられた。
3 利用者負担が、応能負担から応益負担に変更された。
4 地域包括支援センターの設置が、市町村に義務づけられた。
5 重度肢体不自由者に対する重度訪問介護が創設された。
(注)「障害者総合支援法」とは「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
1 対象となる虐待の範囲は、身体的虐待、心理的虐待及び性的虐待の3種類とされている。
2 市町村は、虐待に対応するために地域活動支援センターを設置することが義務づけられている。
3 家族による虐待に対しては、市町村が通報を受理して、身体障害者更生相談所または知的障害者更生相談所が対応することとされている。
4 施設サービスでの従事者による虐待は対象となるが、障害者の雇用主による虐待は対象外とされている。
5 医療機関の管理者は、医療機関を利用する障害者に対する虐待を防止するために必要な措置を講ずることとされている。
(注)「障害者虐待防止法」とは、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
介護の基本
1 資産の売却(担保を含む)等でまかなうことになると思う
2 子どもからの経済的な援助を受けることになると思う
3 特に用意しなくても年金等の収入でまかなうことができると思う
4 その場合に必要なだけの貯蓄は用意していると思、う
5 貯蓄だけでは足りないが、自宅などの不動産を担保にお金を借りてまかなうことになると思う
(注)「世話の費用」とは、「子どもに介護などの世話を受けたり、老人ホームに入居したり、在宅でホームヘルプサービスを受けたりする場合の費用」のことである。
1 介護福祉士の業務を社会福祉士が行うことは禁じられている。
2 介護福祉士は、その業を辞した後は秘密保持義務が解除される。
3 介護福祉士の行う介護は、「入浴、排せつ、食事その他の介護」から「心身の状況に応じた介護」に法改正された。
4 介護福祉士は、環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者に対して介護を行うことが規定されている。
5 介護福祉士は、信用失墜行為をした場合、罰則により1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられる。
1 いつもテレビをつけたままにしておく。
2 居室内のポータブルトイレで排紲できるように介助する。
3 家族に、胃ろうの造設を医療関係者に相談するように促す。
4 家族とゆっくりと過ごす時間をもてるように、居室環境を整える。
5 声かけのたびに、頑張って長生きするように励ます。
1 高齢者介護においては、高齢者の尊厳の保持よりも日常生活における身体的な自立への支援が優先される。
2 介護保険は、高齢者の自立支援を目指すものであるが、その根底にあるのは「介護者の負担の軽減」である。
3 高齢者が施設に入所した場合、環境や集団生活に効率的に適応するように、それまでの生活習慣を見直すことが望ましい。
4 認知症高齢者のケアの基本として、本人の生活の仕方や潜在する力を周囲が大切にしなければならない。
5 介護サービスの質を示す自立支援の効果測定を行う既存の標準的な尺度を、今後とも使用することが望ましい。
1 毎日の日課として必要な行為をやり遂げること
2 ダイニングに来て、食事をする場所だと思い出すこと
3 料理番組に好物が出ているのを見て、食欲がわくこと
4 自宅に届いた花を、きれいだと感じること
5 介護職の意識や行動が利用者に影響を及ぼすこと
1 自助努力に任せる。
2 生活の視点を重視する。
3 時間を限定して行う。
4 疾病治療を目標とする。
5 リハビリテーション室で集中的に行う。
1 料理に出た食材を話題にして、季節について質問する。
2 若いころの仕事や生活のことなど、 Eさん自身の話を詳しく聞く。
3 認知機能の評価尺度を用いて、認知症(Dementia)の程度を確認する。
4 箸の使い方などの食事の動作を見守る。
5 ロールプレイ(role-play)を通して、人とのかかわりを観察する。
1 血圧、脈拍、呼吸及び体温の値
2 性別、年齢、生年月日及び既往症などの情報
3 親、兄弟及び祖父母など、数世代にわたる家族関係
4 利用者や家族を取り巻く様々なシステムとの関係
5 要介護度や生活二ーズ
1 2012年度(平成24年度)から開始された介護サービスである。
2 管理者は、医師であることが義務づけられている。
3 長期間の宿泊を目的としている。
4 訪問入浴介護のサービス提供を目的としている。
5 地域密着型サービスの1つである。
1 訪問介護において、通院介助は生活援助に位置づけられる。
2 短期入所生活介護の利用者は、介護老人福祉施設への入所申込みをした者に限られる。
3 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)の低下した認知症(Dementia)の高齢者は利用できない。
4 夜問対応型訪問介護は、介護福祉士が看護師と同行して支援を行わなければならない。
5 訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて一体的に提供される介護サービスは、複合型サービスである。
1 高齢者にかかわるボランティアや民生委員などと連携する。
2 介護福祉士が配置されることになっている。
3 各種介護保険サービスを包括的に提供する。
4 要介護高齢者にかかわるケアマネジメント業務を行う。
5 小学校区ごとに設置されることになっている。
1 リスクマネジメントは、事故が起きてからその体制を検討する。
2 利用者のけがや事故の原因の1つに、生活を制限されることから生じるストレスがある。
3 施設内では、介護職が取り扱いに慣れた歩行器を優先して使用する。
4 利用者本人に対して、積極的に身体拘束への同意を求める。
5 事故報告書は、管理者以外、閲覧することができないように管理・保管する。
1 サービス提供時に事故が発生した場合、損害賠償は市町村が行う。
2 事故のリスクを減らすために、利用者の飲酒・喫煙を禁止する。
3 事故後に家族に連絡・報告した書類を、インシデント報告書という。
4 職員のプライバシーに配慮して、職員名は事故の記録に残さない。
5 事故が発生した場合、速やかに家族に連絡する。
1 火災報知器を設置する。
2 滑りにくい床材を使用する。
3 介護者は手洗いを十分に行う。
4 液状の料理は、とろみをつける。
5 脱衣室と浴室の温度の差をなくす。
1 冬より夏に多い。
2 集団感染になることは少ない。
3 感染経路は、主に接触感染である。
4 消毒には、エタノール消毒液が有効である。
5 嘔吐物・便の処理には、マスクを着用する。
1 日ごろから、前傾中腰姿勢での介護を心がける。
2 長時間、座位の姿勢をとっても腰に負担がかからない。
3 腰痛予防の体操として、静的ストレッチングが効果的である。
4 シーツ交換時のべッドの高さは、介護職の腰より低くする。
5 介護職の体幹を45度程度ひねって介護する。
コミュニケーション技術
1 ひらがなで筆談する。
2 言葉で話すように促す。
3 絵や写真など視覚化された情報を用いる。
4 ボタン操作で音声を入力できる機器を使うように促す。
5 二者択一の問いかけはしない。
1 USBフラッシュメモリは、紛失や盗難の危険性が低い。
2 記録者以外が、入力したデータを修正してもよい。
3 データは気づいた時にバックァップ(backup)すれぱよい。
4 ウイルス対策ソフトを用いても、情報は漏れることがある。
5 パスワードは変更しない。
1 事故の予防
2 事故の分析
3 情報の公開
4 苦情への対応
5 管理者への報告
1 取り上げる議題は、利用者の支援内容を確認することに限定する。
2 会議資料は、事前に配布しないのが原則である。
3 司会者は、介護支援専門員(ケアマネジャー)と決められている。
4 カンファレンス(conference)の場を、職員のスーパービジョン(supervision)の機会としてよい。
5 多くの職員が参加しやすいように、カンファレンス(conference)は勤務時間外に設定する。
【事例】 Fさん(80歳、女性)は、2週間前に、りハビリテーション病院から介護老人保健施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため、構音障害と臓下障害がある。また、よだれが流れて衣服が濡れてしまうことが多い。食事は、とろみをつけた刻み食を1人で摂取できるが、むせることが多い。介護職がFさんに、「何を食べたいですか」と尋ねると、「おいうをあえあい」(「お肉を食べたい」の意味)という不明瞭な発話が返ってきた。
1 「正確に言い直してください」と促す。
2 「おにく」と自分が聞き取れた通りに繰り返す。
3 「口の体操をしましょう」と促す。
4 「よだれを拭いてください」とタオルを渡す。
5 「言いたいことをすべて書いてください」と言う。
1 絶えず話しかける。
2 メニューを説明する程度の声かけにとどめる。
3 急いで飲み込むように促す。
4 今までで、いちばん思い出に残る食事は何かを聞く。
5 一口ごとに、必ず水を飲むように促す。
【事例】
Gさん(50歳、女性)は、母親H さん(80歳)と二人暮らしである。 H さんは5年前に認知症(dementia)と診断され、通所介護(デイサービス)を利用している。Gさんの兄はGさん宅から車で1時問の場所に住んでいるが、仕事が忙しいという理由で、Hさんの介護は行っていない。この1週間、Hさんは深夜に家の中を歩き回り、ドアを叩くので、 Gさんは眠ることができない。
次の記述は、通所介護(デイサービス)の介護職とGさんの会話である。
介護職:「Hさんは、今日、デイサービスで眠そうで、寝て過ごすことが多かったです」
Gさん:「それで、母を起こしてくれましたか」
介護職:「起こしましたが、すぐ寝てしまいました」
Gさん:「デイサービスを利用しているのだから、昼間は眠らないようにしてくれないと、私が困ります。母から夜に何度も起こされるので私は眠れません。
兄は、私が介護で大変なことを少しもわかってくれない。皆さんも私の大変さをわかってくれないのですね」
1 Gさんにいすを勧め、立って話を聴いた。
2 Gさんが話している時、目を閉じて話を聴いた。
3 Gさんの話す言葉を、正確に記録することに集中した。
4 Gさんに対面していすに座り、顔をまっすぐ見つめながら話を聴いた。
5 Gさんの話を、時々うなずいたりあいづちを打ちながら聴いた。
1 Gさんの話に反論せず、黙って聞く。
2 Gさんの考えに同意して、兄を非難する。
3 Gさんが頑張っていることを認め、さらに努力するように伝える。
4 Gさんの介護の大変さからくる感情に共感し、そのことを伝える。
5 Gさんがどのように大変なのかを質問し、不満の内容を特定する。
生活支援技術
1 介護職の持つ知識より、経験を重視する。
2 利用者のできないことに焦点を当てる。
3 利用者の生活歴を理解して行う。
4 利用者が1人で生活行為ができることを目的として行う。
5 利用者の性生活に関する情報は考慮しない。
1 シックハウス症候群(sick housesyndrome)は、生活が不活発なために全身の機能が低下することをいう。
2 熱中症(heatstroke)は屋内でも発生する。
3 ヒートショックは、熱湯や熱風を浴びることで生じるやけどのことである。
4 ダニの死がいはアレルギー症状の原因にはならない。
5 浴室などのカビは健康に影響がない。
1 車いすで出入りできるようにトイレを広くする。
2 トイレでの排泄をやめて、寝室にポータブルトイレを置く。
3 浴槽の出入りをしやすくするために、リフトを設置する。
4 部屋の出入り口にある段差をスロープ(slope)にする。
5 トイレの中に手すりをつける。
1 口腔から食物を摂取していないので、口腔ケアは不要である。
2 スポンジブラシは、したたるほど水を含ませて使用する。
3 経管栄養が終わってすぐの口腔ケアは避ける。
4 口腔ケアを始める時に固定テープがはがれていたら、留め直す。
5 仰臥位で行う。
1 散歩の場所は介護職が決める。
2 散歩中に顔色や表情を確認する。
3 歩行しないので靴は用意しない。
4 急な下り坂は、前向きで下りる。
5 散歩の代わりにレクリエーションに参加してもらう。
1 臥位から座位への介護では、利用者の腰部を支点にする。
2 介護職の重心と利用者の重心との距雜は、離れている方が良い。
3 利用者の身体とべッドの接する面積を狭くする。
4 水平移動では、介護職はべッドの端に両肘をつける。
5 腰痛予防のため、介護職は主に腕の筋力を活用する。
1 歩行器は杖に比べて安定性がある。
2 歩行器型杖(ウォーカーケイン)は、歩行が比較的安定している場合に用いる。
3 シルバーカーは、自立歩行ができない場合に使用する。
4 ロフストランドクラッチ(Lofstrand crutch)は、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)がある人に適している。
5 固定式歩行器は、左右のフレームを交互に持ち上げて使用する。
1 味覚の低下に対しては、調味料を多用する。
2 唾液分泌の低下に対しては、主食をパンにする。
3 腸の蠕動運動の低下に対しては、根菜類を積極的に取り入れる。
4 咀嚼力の低下に対しては、肉料理を控える。
5 口渇感の低下に対しては、酸味のある味付けにする。
1 立って介護する。
2 介護職に向けて食事を並べる。
3 初めにお茶や汁物で口の中を湿らせてもらう。
4 主菜を食べ終えてから、主食を食べてもらう。
5 全介助の場合は、2~3口ごとに飲み込んだことを確認する。
1 砂糖を控える。
2 肉や魚を控える。
3 みそ汁を毎食とる。
4 乳製品を毎食とる。
5 野菜は生でサラダにする。
1 浴室内では、介護職は利用者の左側に付き、腕と腰を支えながら一緒に移動する。
2 浴室の出入り口に一段の段差がある場合は、左足から下がり、右足から上がる。
3 浴槽に入るときは、まず右足を入れ、次に左足を入れる。
4 浴槽から出るときは、浴槽の縁やバスボードにいったん座る。
5 介護職が利用者の全身を洗う。
1 手浴は、温めて手指を動かすことで拘縮の予防につながる。
2 手浴は、寝た姿勢のままで行う方が良い。
3 足浴は、眠気がとれて覚醒する。
4 足浴は、冬場は寒いので避ける。
5 手浴・足浴の時間は、長いほど良い。
トイレまでの移動が困難になってきたため、夜間は、ポータブルトイレを使用することになった。座位保持は可能である。居室は個室で、ベッドを使用している。Lさんへの対応として、適切なものを 1つ選びなさい。
1 ポータブルトイレは、利用者の右側に置く。
2 べッドの高さより、低い座面のポータブルトイレを選ぶ。
3 べッドにスイングアーム介助バーを設置する。
4 夜間はズボンを履かず、下着だけとする。
5 排泄物は、朝、まとめて片づける。
1 水分摂取を控える。
2 肌門周辺の皮膚を強く拭く。
3 温めた牛乳を提供する。
4 下痢以外に訴えがないので、ようすを見る。
5 排泄物は感染源として取り扱う。
1 デパートで購入した洋服は、どのような場合でもクーリング・オフできる。
2 訪問販売のクーリング・オフ期間は、10日間である。
3 訪問購入のクーリング・オフ期間は、5日間である。
4 通信販売の場合、クーリング・オフできない。
5 訪問販売でのリフォームエ事は、工事完了後はどのような場合でもクーリング・オフできない。
1 血液などのタンパク質の汚れには、高温での洗濯が効果的である。
2 淡色のものを洗うときには、蛍光増白剤の入った洗剤を使用する。
3 洗剤は、多く使用すれぱするほど汚れがよく落ちる。
4 水洗いできるウール・絹には、液体酸素系漂白剤を用いる。
5 ドライクリーニングは、主に水溶性の汚れを落とすのに適している。
1 「好きなものを食べたいですよね」と共感する。
2 「のみ忘れたお薬は、まとめてのみましょう」と服薬を促す。
3 「お菓子はだめですよ」と注意して、お菓子のカロリー相当分の主食を減らす。
4 「何がお好きですか」と尋ね、制限の範囲で好物を食事に取り入れる提案をする。
5 「もの忘れ外来に行きましょう」と受診を勧める。
1 部屋に戻り、寝るように促す。
2 いったん座るように促して、話を聞く。
3 納得するまで1人で歩いてもらう。
4 睡眠薬の服用を促す。
5 すぐ、同室者に話を聞く。
1 90歳を超えれば、事前の意思確認は必要ない。
2 本人が意思表示できれば、家族の意向は確認しない。
3 入所時の意思を尊重して変更しない。
4 介護職が、医療処置の範囲を説明して了解を得る。
5 確認した内容を書面にする。
1 マッサージや好きな音楽の鑑賞は、疼痛や不安の緩和に有効である。
2 死への恐怖を訴えた場合、それを否定する。
3 清拭を家族が行うことは避ける。
4 食事はカロリー摂取に重点を置く。
5 使用薬剤の特徴は把握しなくてもよい。
1 介護職の経験に基づく実践の方法を、文章化することである。
2 ケアプランを立案することである。
3 施設などで集団のケアを実践することである。
4 介護の目的を実現するための、客観的で科学的な思老と実践の過程のことである。
5 介護職が望む、よりょい生活を実現することである。
I Nさんは、「何となく気持ちが悪い」と言った。
2 Nさんは、息づかいが荒く苦しそうだ。
3 Nさんは、主食を半分、副食を全量摂取した。
4 Nさんは、休むことなく廊下を3往復した。
5 Nさんは、朝の体温が37.5度で高めだった。
1 課題が複数ある場合は、優先順位をつける。
2 潜在的なものは取り上げない。
3 問題解決思考では明確化できない。
4 個人因子による課題よりも環境因子による課題を優先する。
5 課題を抽出するためには、1つの情報を解釈すれぱよい。
1 今までの生活習慣は考慮しない。
2 実施方法は抽象的に表現する。
3 介護職の意向を優先する。
4 利用者と家族の意向を反映する。
5 計画の見直しの時期は決めない。
1 予測できることは事前に記録する。
2 家族の言動は記録しない。
3 介護職が判断した内容も記録する。
4 利用者の気持ちを憶測して記録する。
5 介護計画どおりに実施した場合は記録しない。
1 責任者は、介護支援専門員(ケアマネジャー)である。
2 短期目標は、評価の際の基準になる。
3 利用者と家族の意見は参考にしない。
4 決められた日以外に行うことはない。
5 結果を重視して、実践過程は評価しない。
【事例】
S さん(65歳、女性)は、介護老人保健施設に入所している。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症として、右片麻痺があり、認知症(Dementia)がある。普段の体温は36度、血圧は 140/80mmHg程度で安定している。認知症(Dementia)の症状に波があり、良い時と悪い時がはっきりしている。
ろれつが回らず言葉がはっきりしない、ちょっとしたことで泣いたり、急に怒りだしたりするときもある。上着は自分で着ることができるが、ズボンの上げ下げに時間がかかる。トイレに行きたいとたびたび訴えるが、間に合わずに漏らしてしまうこともある。膀胱・尿道に疾患や障害はない。
便秘のため座薬が処方されているが、本人は嫌がっている。また、下着が汚れることを気にして、水分をあまりとろうとしない。
介護目標として、「便秘が改善する」ことを掲げた。
1 着衣失行がある。
2 構音障害がある。
3 更年期障害(Climacteric disturbance)がある。
4 体温調節機能障害がある。
5 パーソナリティ障害(personality disorder)がある。
1 緩下剤の服用を促す。
2 水分を多めに摂取する。
3 朝食後、トイレで便座に座る。
4 ストレッチ体操を一部介助する。
5 朝食前に、腹部を10〜20回、時計回りにマッサージする。
発達と老化の理解
1 高齢社会とは、全人口に占める70歳以上の人口の割合が14%以上の社会をいう。
2 後期高齢者とは、75歳以上の高齢者をいう。
3 普通自動車対応免許を有する65歳以上の者は、その運転する自動車に指定の標識をつける義務が生じる。
4 介護保険制度で第2号被保険者になる年齢は、65歳以上である。
5 「高齢者虐待防止法」では、60歳以上を高齢者としている。
(注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
1 短期記憶
2 エピソード記憶
3 意味記憶
4 手続き記憶
5 遠隔記憶
1 心疾患(heart disease)
2 呼吸器疾患(respiratory disease)
3 骨折(fracture)・転倒
4 脳血管疾患(cerebrovascular disease)
5 認知症(dementia)
1 症状が定型的である。
2 うつ症状は伴わない。
3 複数疾患の合併は少ない。
4 環境因子の影響を受けにくい。
5 生活の質(QOL)への影響が大きい。
1 A型肝炎(Hepatitis A)は、輸血後に発症することが多い。
2 B型肝炎(Hepatitis B)は、慢性肝炎(chronic Hepatitis)になることはない。
3 C型肝炎(Hepatitis c)は、進行すると、肝硬変(Liver cirrhosis)、肝がん(LiverCancer)へと病態が変化していくことが多い。
4 E型肝炎(hepatitis E)は、日本国内のウィルス肝炎(viral Hepatitis)の大部分を占める。
5 アルコール性肝障害(alcoholic liver injury)は、肝硬変(Liver cirrhosis)に進行することはない。
1 振戦
2 筋弛緩
3 多動
4 下痢
5 高血圧
1 合併症として脳出血(cerebral hemorrhage)が多い。
2 75歳以上では、ワルファリン(warfarin)などの投与を避ける。
3 頻脈になることが多い。
4 80歳以上では、有病率は1%以下である。
5 高血圧とは関連がない。
1 クッキーなどの甘いものは食べないように、助言する。
2 早めに主治医に相談するように、助言する。
3 めまい外来を受診するように、助言する。
4 1週問ほど経過をみるように、助言する。
5 午後に運動を増やすように、助言する。
認知症の理解
1 現実の感覚や認識を確認して、見当識に働きかける療法である。
2 認知症(Dementia)の人に特化したコミュニケーションの方法である。
3 思い出を語り合うグループワークである。
4 主体的な生活を獲得するための作業療法である。
5 動物を介在させる療法である。
1 睡眠過多
2 ビタミンC欠乏
3 多血症(polycythemia)
4 高熱
5 喫煙
入所中のCさんに認められる状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
1 施設内で、迷子になったり徘徊したりする。
2 他の入所者の物を盗んだり、人に迷惑をかけたりする。
3 日常の動作が遅くなったり、転倒したりする。
4 四肢に麻痺が出現する。
5 舞踏病様運動が出現する。
1 40歳以下で発症する認知症(Dementia)のことである。
2 罹患率は、男性より女性の方が高い。
3 飲酒が原因のものは含まれない。
4 アルツハイマー型認知症(dementia ofthe Alzheimer's type)が含まれる。
5 血管性認知症(vascular dementia)は含まれない。
1 Functional Assessment staging(FAST)
2 改訂長谷川式簡易知能評価スケール
3 Mini-Mentalstate Examination(MMSE)
4 ビネー式知能検査
5 Clinical Dementia Rating(CDR)
1 希死念慮
2 罪業感
3 幻覚
4 収集癖
5 無関心
1 傘立ての傘を人間と間違えるのは、幻視である。
2 感情を抑えられないのは、感情失禁である。
3 食欲が異常に亢進するのは、異食である。
4 夕方になると傾眠状態になるのは、タ暮れ症候群である。
5 目的もなくあちこち歩くのは、常同行動である。
1 実行機能の障害
2 失行
3 意識混濁
4 見当識障害
5 エピソード記憶の障害
1 認知症患者が入院できる精神科病院のことである。
2 認知症専門医と作業療法士の配置が義務づけられている。
3 認知症(Dementia)の人の要介護認定を行う。
4 認知症(Dementia)の人の成年後見人を選ぶ。
5 地域の認知症医療の連携を強化する役割をもつ。
1 かかりつけ医に相談するように勧める。
2 母親を施設へ入所させてはどうかと勧める。
3 家族介護者の会を紹介する。
4 介護教室で介護技術を学ぶように勧める。
5 誰でもそう思う時期があると慰める。
障害の理解
1 ICIDHは、機能・形態障害の分類が不十分という指摘があった。
2 医学モデルから社会モデルへの転換として、ICFを位置づけた。
3 ICIDHは、身体障害に適合できない部分があるという批判があり、ICFが開発された。
4 ICIDHにおける能力障害を、ICFでは参加制約に置き換えた。
5 ICIDHよりも、環境及び環境と個人の相互作用を重視したモデルとしてICFが提案された。
1 すべての人を社会の一員として包み込み、共に支え合う。
2 同年代の障害がない人の生活と同じょうな生活ができるように援助する。
3 必要な支援を受けながら、自分の生活を選択し決定する。
4 問題解決能力を抑圧された人々の主体性を回復する。
5 奪われたすべての権利を回復し、その人にふさわしい生活を取り戻す。
1 火を通さない生ものを積極的に摂取する。
2 他者の皮膚に直接手で触れることは避ける。
3 びらんを防ぐために、庭門周囲を清潔に保つ。
4 日和見感染を防ぐために、日光に当たらない。
5 口腔内出血を防ぐために、口腔ケアは行わない。
1 乳児期には、身体的な成長と精神的な成長のアンバランスに配慮する。
2 幼児期には、将来の就職を考えた自立プログラムを提供する。
3 成人期には、家族の障害受容を支援する。
4 壮年期には、親と死別した後の生活への適応を支援する。
5 老年期には、障害者福祉サービスの利用を支援する。
1 「水筒にもっとたくさん水を入れてね」
2 「Eちゃんがいい子にしていたら、遊園地に連れて行ってあげます」
3 「手を洗って、ご飯を食べて、歯を磨いてから遊園地に行こうね」
4 「片づけが終わらないと、遊園地に連れて行きませんよ」
5 「Eちゃんは、これから遊園地に行きます」
1 血圧低下を治療する。
2 妻に病状の進行を説明する。
3 人工呼吸器の装着を促す。
4 安楽な体位を工夫する。
5 運動・体操を指導する。
1 入浴では、お湯の温度を高めにする。
2 着替えをするときには、腕を高く上げない。
3 立ち上がるときには、息、を止める。
4 和式トイレを使用する。
5 低カロリーの食事を摂取する。
1 言語聴覚士は、臓下訓練を行う。
2 義肢装具士は、義肢を処方する。
3 視能訓練士は、高次脳機能障害(higherbraindysfunction)の評価を行う。
4 作業療法士は、知的障害者の疾病予防や健康づくり支援を行う。
5 理学療法士は、精神障害者の社会復帰の相談援助を行う。
1 以前のように仕事ができると信じていることを、Gさんに伝えるように勧める。
2 薬の管理を父親が行うように勧める。
3 家族心理教育プログラムへの参加を勧める。
4 Gさんを誘って気晴らしに旅行するなどの娯楽を勧める。
5 規則正しい生活をするように、 Gさんを励ますことを勧める。
1 利用者の身体的安静を確保すること
2 介護を担う家族に休養を提供すること
3 介護職に休忘、を提供すること
4 利用者のりハビリテーションの機会を確保すること
5 介護を担う家族の経済的負担を軽くすること
こころとからだのしくみ
1 経験や学習から獲得される欲求のことである。
2 ホメオスタシス(homeostasis)の働きによって制御される。
3 他者からの承認などの欲求である。
4 マズロー(Maslow、 A.H.)の欲求階層説では上位に位置する。
5 社会的・情緒的満足との関係が深い。
1 心臓
2 肝臓
3 腎臓
4 牌臓
5 縢臓
1 精神的緊張
2 怒り
3 体温の上昇
4 睡眠
5 激しい運動
1 1日に3リットルほど分泌される。
2 小唾液腺には、耳下腺、舌下腺及び顎下腺がある。
3 唾液に含まれる水分は、50%程度である。
4 唾液には、消化酵素が含まれる。
5 唾液分泌中枢は、小脳にある。
1 表面は無菌である。
2 ビタミンB (vitamin B)の産生にかかわる。
3 表面は弱酸性である。
4 表皮に汗腺がある。
5 エクリン腺は、体臭の原因となる。
1 パーキンソン病(parkinson disease)では、小刻み歩行がみられる。
2 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophiclateralsclerosis: ALS)では、失調性歩行がみられる。
3 アルツハイマー型認知症(dementia o「 the Alzheimer's type)では、小振り歩行がみられる。
4 変形性膝関節症(kneeosteoarthrms)では、間欠性跛行がみられる。
5 脊柱管狭窄症(spinalstenosis)では、動揺性歩行がみられる。
1 糖質は、細胞質の主成分となる。
2 脂質は、ホルモン(hormone)の原料となる。
3 カリウム(K)は、血圧を上げる。
4 ビタミンA(vitamin A)は水溶性である。
5 ビタミンE (vitamin E)は、腸管からのカルシウム(ca)の吸収を促進する。
1 胃ろうカテーテル留置
2 全介助
3 褥瘡
4 食事の直後
5 尿道カテーテル留置
1 溢流性尿失禁
2 腹圧性尿失禁
3 心因性頻尿
4 切迫性尿失禁
5 機能性尿失禁
1 夜間の睡眠時間が長くなる。
2 ノンレム睡眠の時間が増える。
3 中途覚醒が多くなる。
4 眠りが深くなる。
5 早朝覚醒が少なくなる。
1 筋肉の硬直
2 皮膚の死斑
3 尿量の減少
4 関節の硬直
5 角膜の混濁
1 探索行動
2 否認
3 敵意
4 無関心
5 恐怖
【事例】 Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。
両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、1週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。
言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。
たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。
対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。
1 Jさんが自分でできるまで待つ。
2 衣服の前後・表裏に印をつける。
3 Jさんの着る順番に衣服を並べておく。
4 Jさんが着てから、問違いを訂正する。
5 Jさんが着られなくなると、そのたびに支援をする。
1 同行援護
2 生活介護
3 療養介護
4 居宅介護
5 短期入所
そこで、介護職はJさんが他者と円滑な関係を作れるような支援を提案した。この提案した内容として、最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 出歩かないように、活動範囲は居室に限定する。
2 少人数のレクリエーションを行う。
3 多くの入所者と共同作業を行う。
4 自傷行為がみられた場合、向精神薬の服用を検討する。
5 複雑な作業課題を日中活動として行う。
【事例】 Kさん(65歳)は、夫(70歳)と二人暮らしをしていた。Kさんは骨粗鬆症(osteoporosis)と診断を受けていたが、
最近、約束していたことを忘れるなどの記憶力の低下や人格の変化がみられるようになり、
前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)と診断され、要介護認定で要介護3となった。
夫は体調を崩して、近所の病院に入院することになった。夫が介護支援専門員(ケアマネジャー)に相談して、 Kさんは、夫の入院する病院に併設されている施設に入所した。この施設は、看護、医学的管理の下に介護や機能訓練などを実施している。Kさんは施設入所後、介護職の問いかけに返事をしなかったり、急に服を脱ぎだすなどの行動を繰り返した。日常生活では、すべての動作に見守りと声かけが必要な状態であった。
1 小規模多機能型居宅介護
2 介護老人福祉施設
3 認知症対応型共同生活介護
4 介護老人保健施設
5 救護施設
1 服を脱いでいる行動を止める。
2 服を脱がないように説得する。
3 服を脱ぐのは、恥ずかしいことだと伝える。
4 落ち着くまで見守る。
5 服を脱いでいる行動を無視する。
1 橈骨
2 鎖骨
3 上腕骨
4 脊椎
5 肩甲骨
【事例】
Lさん(80 歳)は、妻(75歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし、左片麻痺が残った。
時間をかければ、着脱や洗面など、身の回りのことができる。現在、要介護1で、週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は、70歳ころから軽い心不全(heartfailure)が繰り返し起きるため、屋内での生活が中心となっている。Lさんは、自分でできることは自分でやりたいと思っているが、妻は夫の世話は自分の役割と思って、Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。Lさんはお風呂が好きで、脳梗塞(cerebral infarction)を起こす前は、毎日湯船につかっていた。しかし、自宅の浴槽の縁が浴室の床から高く、妻の介助では、湯船につかることができないために、退院後はシャワ一を使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら、週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。
1 「Lさんはできますよ、次から本人に任せてみましょう」
2 「次からは、私がやりましょう」
3 「Lさんに楽をさせないようにしましょう」
4 「これからも服を着せてあげましょう」
5 「まず、ご自分のことを心配しましょう」
1 臓下障害
2 寝たきり状態
3 筋力低下
4 心不全(heartfailure)
5 裾癒
1 訪問りハビリテーション
2 居宅療養管理指導
3 訪問看護
4 特定施設入居者生活介護
5 通所介護
【事例】 M君(8歳 男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy)と診断され、地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く、学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて、小学校の授業が終わる時間にM君を迎えに行くことができない。そこで、放課後等デイサービスを利用しているが、母親は友人から、「学童保育には年齢制限があったけど、M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが、記憶が確かではなく心配になってきた。最近、M君は歩行が不安定になってきており、母親は、M君が車いすを使用する時期になってきたのではないのかと感じている。身体的な機能を老えると、できるだけ歩かせたいと思う一方、歩行を重視すれぱ、行動範囲が狭くなり、M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと老えている。筋力低下がADL(Activitiesof Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を、M君のガイドヘルパーをしているY介護職に、母親はときどき相談をしている。
Y介護職の回答として、正しいものを1つ選びなさい。
1 小学校3年生まで
2 小学校卒業まで
3 中学校卒業まで
4 高等学校卒業まで
5 大学卒業まで
最後まで自立できるADL(Activities of Daily Living :日常生活動作)として、正しいものを1つ選びなさい。
1 食事動作
2 入浴動作
3 排泄動作
4 更衣動作
5 移乗動作
1 自走式普通型車いすと電動普通型車いす2台の使い分け
2 自走式普通型車いすの利用
3 手押し型車いすの利用
4 電動普通型車いすの利用
5 歩行の継続
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