保育園や幼稚園でひな祭りにおすすめの遊びとは?ゲームや工作について紹介
ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う行事です。しかし、性別にかかわらず子どもたちと春の訪れを感じながら、日本の伝統文化に触れられる機会にしてみませんか?
この記事では、ひな祭りにおすすめのゲームや工作を紹介します。
1. ひな祭りとは?
ひな祭りは、3月3日に行われる女の子の無病息災と健やかな成長を願った行事です。ひな祭りといえばひな人形を飾って、ハマグリのお吸いものやちらし寿司といった料理でお祝いする家庭も多いでしょう。
子どもたちがもっているイメージに加えてひな祭りの起源についても伝えられると、一層知識が深まります。
■ひな祭りの起源
ひな祭りは、女の子の健康や成長を祈願する行事ですが、現在のような意味合いになったのは江戸時代頃からです。そもそもひな祭りは、中国で行われていた上巳(じょうし)の節句、つまり3月始めの巳の日に行われていた厄払いが起源と言われています。上巳の日は邪気が入りやすい日とされ、川で身を清める風習がありました。
■ひな祭りの伝来
上巳の節句は平安時代に日本に伝わり、江戸時代頃に現在のひな祭りの形となりました。
当時は人に見立てた人形に穢れや災いを移し、流し雛(ひな)として川や海に流していましたが、室町時代頃に人形は流さず、家に飾るように定着していきました。
2. ひな祭りにおすすめのゲーム5選
ひな祭りが近づいてきたら、ひな祭りのモチーフやキーワードに沿ったゲームを取り入れて、ひな祭りに親しみをもたせましょう。
まずは、ひな祭りにおすすめのゲームを5つ紹介します。
■ひな祭り福笑い
ひな祭り福笑いは、お正月遊びによくある福笑いをひな祭りバージョンで楽しむ遊びです。
【必要な道具】
● 画用紙
● ペン
● はさみ
● 目隠し用バンダナなど
【手順】
1. 画用紙にお内裏様やお雛様の輪郭・髪・着物などを書いて切る
2. 画用紙で目や鼻、口などのパーツを作る
3. 輪郭の画用紙と切り取ったパーツを子どもたちの前に置く
4. 目隠しをして顔を完成させていく
【ポイント】
● お内裏様とお雛様のような、ひな祭りのモチーフを使って福笑いを作ることがポイントです。
● 年齢の低い子どもは目隠しなしで行なってもよいでしょう。
■菱餅積みゲーム
何段、菱餅(ひしもち)を積み上げられるかを競うゲームです。
【必要な道具】
● ティッシュの空き箱(複数個)
● 色画用紙
● のり
【手順】
1. ティッシュの空き箱を菱餅に見立て、ピンク・白・緑の色画用紙を貼る
2. 保育者の合図で、子どもたちは箱を積み上げていく
3. 制限時間内により多く積み上げたグループの勝ち
【ポイント】
● 年齢に応じて制限時間を調整しましょう。
● 崩れてもやり直せるのかどうか、下から緑・白・ピンクの順に詰めていたら加点するなど、ルールを決めておくのがおすすめです。
■ひな祭りフルーツバスケット
フルーツバスケットのフルーツの代わりに、ひな祭りの食べものやモチーフに分けて遊びます。
【必要な道具】
● 椅子
【手順】
1. ひな祭りのモチーフでグループ分けをする
2. 椅子を並べて座る
3. 最初は保育者が鬼になり、モチーフを指定する
4. 呼ばれたグループは別の椅子に移動する
5. 座れなかった子が次の鬼になる
【ポイント】
● 4グループ程度に分けるとよいでしょう。
● 最初は保育者が鬼になるとスムーズです。
■仲間探しゲーム
お内裏様とお雛様や五人囃子(ごにんばやし)、三人官女のような、ひな人形と同じ数だけ集まるゲームです。
【手順】
1. 保育者がお内裏様とお雛様、五人囃子、三人官女のいずれかを言う
2. お内裏様とお雛様だと2人、五人囃子だと5人、三人官女だと3人で集まって座る
3. 集まれなかった人は抜ける
4. 1~3を繰り返す
【ポイント】
● 慣れるまでは、お雛様と三人官女などアレンジをして必ず全員が集まれるように配慮しましょう。
■ひな祭り椅子取りゲーム
「うれしいひなまつり」の歌を使って椅子取りゲームをしましょう。
【必要な道具】
● 椅子
● 音楽
【手順】
1. 人数分から一脚抜き、椅子を円に並べる
2. 「うれしいひなまつり」の音楽をかけて、みんなで歌いながら椅子の周りをまわる
3. 音楽が止まったら空いている椅子に座る
4. 座れなかった子は抜けて、椅子も一脚抜く
5. 2~4を繰り返す
【ポイント】
● 子どもの年齢によって、音楽の速さを調整しましょう。
● 椅子に座れず抜けた子どものために、応援席を作って応援する役割を与えるのもおすすめです。
3. ひな祭りにおすすめの工作3選
ひな祭りのモチーフは春の色合いが多いので、制作物も彩り豊かで目を引きます。身近な道具で作れて、ひな祭りに使えるおすすめの工作を見ていきましょう。
■紙コップひな人形
顔が揺れてかわいい立体的なひな人形を作りましょう。
【必要な道具】
● 紙コップ(1人あたり4個)
● 色画用紙や折り紙
● ペン
● のり
● ハサミ
● モール2本
● テープ
【手順】
1. 1つ目の紙コップの下1/3を切る
2. 1のコップの底を上にして側面に顔を描く
3. 髪の毛や髪飾りを折り紙や色画用紙で作り、貼る
4. 2つ目のコップを逆さまに立たせ、折り紙を巻き付けて着物のように貼る
5. モールをペンに巻きつけるなどしてバネのような形のモールを作る
6. 2つ目の紙コップの底面にバネ状のモールをテープで貼り付ける
7. 2の顔を乗せたら完成
【ポイント】
● 年齢によって切る作業は、保育者があらかじめ済ませておくとよいでしょう。
● 着物の貼り付けはちぎり絵にするなど、工夫すると楽しめます。
■ひな祭りモービル
いろいろな場所に飾ってかわいいひな祭りモービルを作りましょう。
【必要な道具】
● 色画用紙
● 毛糸
● えんぴつ
● のり
● ハサミ
● テープ
【手順】
1. B6程度の色画用紙を二つ折りにし、えんぴつで円を書く
2. 描いた円に沿って切る
3. 丸く切った色画用紙を半分に折り、折り目を揃えるようにして貼り合わせていく
4. 1と同じサイズのピンク色の色画用紙を二つ折りにし、えんぴつで桜模様を描く
5. 4をえんぴつに沿って切る
6. 桜型の色画用紙を半分におり、折り目を揃えるようにして貼り合わせていく
7. 1と同じくらいの色画用紙を細長く切り、端から蛇腹折りにする
8. 7の下部分をテープで束ねるようにして毛糸に貼る
9. 4と6のそれぞれ最後の1枚を、毛糸を挟むようにして貼り合わせる
【ポイント】
● 立体的なモービルが難しい場合は、2枚で毛糸を挟むだけでもよいでしょう。
● 画用紙の色を変えたり、子どもが自由に描いたひな祭りのモチーフを貼り付けたりすることもおすすめです。
■手作りちらし寿司
1歳からでも楽しんで取り組める手作りちらし寿司を作りましょう。
【必要な道具】
● ゼリーカップやトレイなど
● お花紙(白・ピンク・黄色・赤・緑など)
【手順】
1. カップやトレイに白のお花紙をくしゃくしゃに握ってご飯を詰める
2. ご飯の上にピンクのお花紙をちぎって桜でんぶをふりかける
3. 黄色のお花紙をちぎって錦糸卵を作る
4. 赤のお花紙を小さく丸めたいくらや緑のお花紙を小さくちぎったさやえんどうなどと見立てて飾れば完成
【ポイント】
● 作ったちらし寿司でおままごとをしても楽しめます。
4. まとめ
今回はひな祭りで使えるゲームと工作のアイデアを紹介しました。工作したひな人形やモービルを保育室に飾ったりゲームを通してひな祭りの食べものを知ったり、子どもたちがひな祭りに親しみをもってかかわれる活動にしましょう。
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