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保育

2022年5月24日

【保育園の発表会】クラス別おすすめのプログラムを紹介!準備のポイントとは?

発表会は、保育園に通う子どもたちや保護者が楽しみにしているイベントの一つです。しかし、毎年どんなプログラムを取り入れようか、頭を悩ませている保育士さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、保育園の発表会におすすめのプログラムを年齢別にご紹介します。さらに、発表会のスケジュール組みや準備をスムーズに行うために、知っておきたいポイントも解説していきます!

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1. 保育園の発表会におすすめのプログラム 幼児クラス(3~5歳児)編


■劇

劇は、子どもたちが表現の楽しさや友達と協力することの大切さを学ぶことができます。内容は、子どもたちが大好きな絵本や童話のストーリーを用いた台本を作るのがおすすめです。

・スイミー


レオ・レオニ原作の絵本「スイミー」は、小さなかしこい魚が登場するお話として有名です。
楽しい音楽とともに子どもたちが踊り、たくさんの魚や海の生きものを表現します。

・美女と野獣


世界中で愛されるファンタジー作品の「美女と野獣」は、絵本やディズニー映画でもおなじみのストーリーです。主役は美女(ベル)と野獣(王子)ですが、歌や踊りを交えた脚本によって、子どもたちみんなが活躍するような劇を作り上げることができます。

・ブレーメンの音楽隊


グリム童話の「ブレーメンの音楽隊」は、さまざまな動物たちが登場する、子どもたちも大好きなお話です。最後は泥棒たちも仲良く歌って踊るハッピーエンドにすることで、みんなが楽しく演じることができるでしょう。

■合奏

一人ひとりがそれぞれ楽器を担当して1つの曲を作り上げる合奏では、リズム感を養うことができます。
年齢に合った楽器を担当することで、幅広い年代の子どもたちが楽しめる活動です。

・パプリカ


NHKの2020応援ソングプロジェクトとして発表された「パプリカ」は、子どもたちにもなじみのある曲で合奏にぴったりです。テンポを遅くしたり、リズム担当とメロディーだけのシンプルな構成にしたりなど、子どもの年齢に合わせて工夫をするとよいでしょう。

・茶色の小瓶


スタンダードなジャズの名曲「茶色の小瓶」は、楽しみながらリズムを感じることができることから、保育園の発表会での定番曲です。年齢によっては、メロディーを先生がピアノで演奏し子どもたちがリズムを担当する形の合奏もできます。

・小さな世界


「小さな世界」は、ディズニーパークにあるアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のテーマソング。ゆっくりのテンポで演奏できるので、低年齢の子どもたちでも挑戦しやすい一曲と言えます。

■ダンス

音楽に乗せて元気に踊るダンスは、保育園の発表会の定番です。覚えやすい動きの演目を選ぶとよいでしょう。

・よさこい


「よさこい」は高知の民謡に合わせ、手に鳴子を持って踊ります。北海道の民謡である「ソーラン節」とよさこいを組み合わせた「よさこいソーラン」も定番の演目。体を大きく動かし、大きな声を出す場面もあるので、一体感のあるダンスを披露できます。

・ドラえもん


人気アニメ「ドラえもん」のテーマソングは、聴いたことがある子どもが多く、ダンスの動きを自然に覚えてくれます。テンポのよい曲なので、子どもたちも楽しく踊ることができるでしょう。

■歌

子どもたちが声を合わせて歌う合唱は、聴いている保護者が感動する演目です。子どもたちが歌いやすい、バラード系やテレビの幼児番組で流れる曲などがよく選ばれています。

・世界がひとつになるまで


NHKで放送されている「忍たま乱太郎」のエンディングテーマとして流れる、ゆったりとしたバラード。途中で転調があり難しい部分もあるので、年長さんの合唱にふさわしい曲と言えます。聴いている保護者に、子どもたちの成長を感じてもらえる名曲です。

・believe


NHKの「生きもの地球紀行」のエンディングテーマ曲で、合唱曲として、発表会だけではなく卒園式・卒業式などでも歌われています。メロディーや歌詞が難しい曲なので、年長さんの後期くらいに行われる発表会で挑戦するのがおすすめ。

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2. 保育園の発表会におすすめのプログラム 乳児クラス(0~2歳児)編


■お返事遊び

乳児クラスの場合は発表会でも特別なことをするというよりも、日頃の保育の延長として子どもたちの様子を見てもらうイメージがよいでしょう。
楽しい音楽とともに子どもたちが登場し、ステージの上に並んだところで保育士が子どもたちの名前を呼びます。先生の声かけにお返事をする練習の成果を発表しますが、普段とは違う場所に緊張してお返事ができなかったり泣き出してしまったりする子もいるかもしれません。
できるだけ普段に近い形で発表できるように工夫しましょう。

■楽器遊び

鈴やタンバリン、カスタネット、マラカスといった、持ちやすくて簡単に音が鳴る楽器であれば、低年齢の子どもでも楽しく楽器遊びができます。
0歳児は自由に音を鳴らすことを目標にし、1歳児からは音楽に合わせて楽器を叩いたり振ったりしてリズムを楽しむ演目に挑戦してみてはいかがでしょうか。

■手遊び

普段の保育で行なっている手遊びを、発表会の演目としてもよいでしょう。
「わにの家族」「三匹の子豚」「ミッキーマウスマーチ」「パンダうさぎコアラ」「むすんでひらいて」「まあるいたまご」など、音楽に合わせてできる手遊びがおすすめです。ステージの上だと緊張してしまう子どもも、いつもの手遊びであれば夢中になってやってくれるでしょう。


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3. 保育園の発表会の衣装の調達方法


■購入する

時間や手間をかけずに発表会の衣装を調達したい場合は、衣装を購入するのが1番です。現在は、さまざまなニーズに合う衣装を気軽に購入可能。
劇の衣装や、合奏・合唱などでみんなお揃いのリボンやスカーフなどを身に付けたいという場合にも、イメージに合うものを購入すれば、発表会の準備もスムーズにできます。

■レンタルする

衣装を購入したら使った後が困るという場合や、なるべくコストを抑えたいという場合には、レンタルを検討しましょう
最近は本格的な衣装を1,000〜4,000円ほどでレンタルできるため、発表会の準備にかかる経費を抑えられます。毎年発表会では違う演目を行うという保育園だと、購入するよりもレンタルで準備をしたほうが経済的です。

■手作りする

イメージに合う衣装を見つけるのは意外と難しいうえに、園児全員分用意するのはとても大変です。そのため、保育園の中には発表会の衣装は手作りをするという園も少なくありません。
衣装を手作りする際、見栄えも大事ですが、簡単に作れることもポイントです。縫わずに作れたり直線縫いだけで作れたりする衣装であれば、量産する際にも負担が少なくて済みます。
カラービニールやチュール、レースといった、使いやすくて華やかに見える生地を使うのもおすすめ。

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4. 保育園の発表会の狙いや目的とは


■保護者に成長した姿を見せる

発表会の目的の一つが、子どもたちの成長した姿を披露することで、その喜びを保育士と共有するというものです。
みんなで踊ったり歌ったり、劇をする様子を見て、保護者は日頃保育園で子どもがどのようなことをしているのかを垣間見ることができます。

■子どもが達成感を得られる

発表する演目を完成させるためには、子どもたちは日々練習を行います。
目標に向かって長く練習を続け、発表する演目が完成した際には、子どもたちも大きな達成感が得られるでしょう。また、たくさんの保護者が見ている前で発表をしたり拍手をもらったりすることによって、今後の頑張る意欲につながります。

■歌や劇などで子どもの表現力を育む

発表会では、子どもたちが声や体の動き、表情などを使って歌や劇などを行います。その練習の中で、子どもたちは表現力を養っていくのです。
表現力を得ることで子どもたちは、普段の生活の中での喜びや悲しみ、怒り、楽しい、などといった感情のコントロールができるようになるでしょう。

■友達と協力することで協調性を育む

発表で行う合唱や合奏、ダンスなどでは、子ども同士が協力をして歌ったり踊ったりする場面がたくさんあります。発表会の練習という経験によって新たに協調性が芽生えることが期待できるでしょう。
発表会の演目は年齢に合わせて決められますが、年齢が高くなるにつれて、協力し合う場面が多い演目になっていきます。

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5. 保育園の発表会の準備における保育士のポイント


■保育園の発表会の開催時期は?

4月に入園や進級した子どもたちが保育園での生活の中でさまざまな経験をし、成長をした姿を発表する発表会は、11月や12月などの年末に行われる場合がほとんどです。
その他では、年度末に1年の総まとめとして2月や3月に行う園もあります。

■まずは計画を立てる

発表会は保育園の一大イベントです。そのため、準備は2〜3か月前から始めましょう。
まずは子どもたちが行う演目についてアイデアを出し合い、練習を行うスケジュールを組みます。そして備品や衣装、小道具、大道具、背景などの必要なものを準備し、当日までの流れを確認したうえで子どもたちに発表会の内容を伝えましょう。
子どもたちに早めに伝えて長く練習をしたいかもしれませんが、練習の期間が長すぎると子どもたちが飽きてしまう可能性があります。実際に練習をするのは1か月くらいを目安にしましょう。

■職員の役割分担を考える

発表会の準備はやることがたくさんあります。
保育園の職員みんなで協力して行えるように、役割分担を決めておくことが大切です。指導案の作成や必要な備品の発注、おたよりの作成、当日の司会進行など、一部の保育士のみに負担がかからないように、発表会に向けて全員が協力できるような体制を目指しましょう。

■指導案・おたよりの作成

発表会の当日に間に合うように、そして子どもたちが楽しく練習できるように指導案を作成します。指導案は、「月案・週案・日案」と区切って作成し、仕上がり具合や状況に応じて調整するイメージで作成しましょう。
また、発表会のために小物や衣装の準備を保護者に依頼しなければならない場合は、おたよりで早めにお知らせをします。

■スケジュールの流れの例

保育園で行う発表会の、準備から当日までの流れをご紹介します。

1. プログラムを考える
2. 当日までのスケジュールを組む
3. 保育士で子どもの配役を決める
4. 衣装や小道具の準備をする
5. 大道具や背景の準備をする
6. 子どもたちに教える、練習をする
7. 当日の会場準備をする

演目によっては、ピアノ伴奏や劇のセット、リハーサルも必要です。
普段の保育以外にやらなければならないことがたくさんあるため、保育士が体調を崩してしまわないように無理をせず計画的に進めましょう。

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6. 保育園の発表会の準備における保護者のポイント


■スケジュールをしっかり確認する

発表会は保育園で毎年行われるイベントのため、年度始めに配られる年間行事予定などであらかじめ日程を確認できます。また保育園によっては、どうしても本番当日に来られない保護者をリハーサルに招待していたり、業者が撮影した動画をDVDで販売したりする場合もあるので、おたよりなどで情報を入手しておきましょう。

■必要なものについて確認

子どもを保育園に通わせている保護者の場合、仕事をしている方がほとんどのため、衣装や小物の手作りを依頼されることは少ないです。しかし、「◯◯色のトレーナーが必要」「◯◯色の靴下が必要」「女の子の髪は◯◯に」などの依頼があることも珍しくありません。
当日になって困らないように事前にチェックをして、依頼されたものが用意できない場合は早めに保育士に相談をしましょう。

■当日の服装

保護者の服装は保育園の雰囲気や発表会の会場によって異なりますが、基本的にはいつも通りの服装で問題ありません。
とはいえ、我が子の晴れの日ということで、いつもよりも少し綺麗めな服装を選んでもよいでしょう。お母さんお父さんが特別な服装をしてくれているのを見たら、主役の子どもも嬉しい気持ちになるかもしれません。

7. まとめ


保育園の発表会は、子どもにとっても保護者にとっても特別なイベントです。
そして保育士にとっても、普段の保育による子どもたちの成長を保護者の方々に見ていただける貴重な機会と言えます。子どもたちの年齢に合わせたプログラムを選び、楽しく計画的に準備を進めたいですね。
また、日常の保育に加えて発表会の練習や準備をするため、保育士の負担は小さくありません。園全体で協力をして、子どもや保護者、そして保育士も笑顔になるような発表会を目指しましょう。

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中村璃奈

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。保育士。 保育士として保育園で8年間勤務。大手から小規模まで様々な保育園で勤務経験あり。

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