ジョブコーチ(職場適応援助者)とは?~定着支援について~
ジョブコーチ(職場適応援助者)という言葉を聞いたことはございますか?
ジョブコーチとは障がい者を職場に定着する役割を持つ人のことです。
障がい者本人と企業側、それぞれにアプローチし、障がいを持つ人が長くいきいきと職場で働けるように適切な支援を行います。
■障がい者本人へのアプローチ(例)
・面談
・職場への付き添い
・ヒアリング、アドバイス(仕事の進め方、生活リズム、人間関係その他)
・通勤の支援…など
■企業へのアプローチ(例)
・仕事の切り出し
・業務の進め方のアドバイス
・雇用管理上のアドバイス
・指導方法のアドバイス
・障がいやご本人について理解していただく活動…など
ジョブコーチ(職場適応援助者)は下記の3種類に分かれています。
ジョブコーチ(職場適応援助者)の種類とは??
2002年にはじまったジョブコーチ制度ですが、試験に受かることが必要ではなく短期講習を受講することで活動することができます。
ジョブコーチには、.配置型ジョブコーチ、訪問型(第1号)ジョブコーチ、企業在籍型(第2号)ジョブコーチの3種類がございます。
1.配置型ジョブコーチ
所属 :地域障害者職業センターなど
対象 :就業が難しい障がい者を中心に
2.訪問型(第1号)ジョブコーチ
所属 :障がい者の就業支援を行っている社会福祉法人などの団体
対象 :定着支援を必要とする障がい者
3.企業在籍型(第2号)ジョブコーチ
所属 :障がい者を雇用する企業
対象 :その企業で勤める障がい者
平成30年度の支援対象者数は3,497人であり、一番定着が難しいといわれている精神障がいをお持ちの方の支援修了6カ月後定着率は88.1%と高い数字を保っています。
どうやって利用するの??
企業の所在地を管轄している「障害者職業センター」や「ハローワーク」にジョブコーチの利用を申し込みます。
企業担当者、障がい者本人のどちらが申し込むこともできます。ジョブコーチの利用をするためには、企業側、障がい者本人ともにその利用に対して同意していることが必要です。
費用や利用の流れは??
厚生労働省が定めている、資格要件は大きく分けて2通りあります。
ジョブコーチは、基本的に【無料】で利用できます。
アドバイスや面談、来社しての指導など様々な支援が無料です。
障害者職業センターから派遣されているジョブコーチの場合は、1~8ヶ月間で必要な期間分利用できます。
利用の流れをみていきましょう。まずは電話、もしくは来所をして申し込みを行います。
次に、ヒアリングを行いどのようなアプローチや期間が適切かを検討してもらいます。
ジョブコーチはヒアリングをもとに、支援計画を作成し、実際の支援に入っていくことになります。
支援内容は面談・業務切りだし・訪問支援等などで、~20回にわたり行います。 定着上取り組んだ方が良いとされれば、ご家族への支援や職場への啓もう活動なども行うことがあります。 最初は集中的に週3日前後付き添って支援を行い、段々と頻度を減らすことで、期間を過ぎてジョブコーチがいなくなってもご本人が安定して働けるようになります。 支援機関を終えたら、約半年後に再度ヒアリングをし、新たな問題は発生してないか、ちゃんと定着できているかなど確認を行います。
まとめ
今回は定着支援の1つ「ジョブコーチ(職場適応援助者)」についてご紹介いたしました。
雇用しても定着しなければ、企業側にも障がい者本人にも何のメリットもありません。
知識と経験が豊富な専門スタッフが無料で定着支援に入ってくださいますので、まずはご相談してみることをオススメいたします。
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「どのサービスを使えば良いか」「どこに相談すれば良いか」「用意すべき書類は何か」などお気軽にご質問いただけたら幸いです。
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