1歳児向け室内遊びおすすめ30選【運動・製作・手遊び別】
1歳児は、つかまり立ちや伝い歩きなどから始まり、自分1人で動けるようになる時期です。
自由に動けるようになると、好奇心が強まり、周りのものに興味を持ち始めます。
好奇心を満たしたり、運動機能の発育を促したりするためにも、いろいろな遊びを楽しんでもらいたいですよね。
とはいえ、雨が多い季節や寒い冬などは、室内で過ごすことが多くなります。
室内でも子供たちが楽しんで遊べるような、室内遊びのバリエーションを増やすのがおすすめです。
この記事では、1歳児の発育の特徴から、室内遊びのねらい、おすすめの室内遊び30選まで詳しく紹介します!
1. 1歳児の発育と特徴
小さな子供は、1歳違うだけで体格や能力の差が大きく異なるので、年齢ごとの発育の目安を把握するようにしましょう。
ここでは、1歳児の体格や、ことば・運動能力の発育を解説します!
■1歳児の平均身長・体重
2010年に厚生労働省が行った調査によると、1歳児の平均身長・体重は次の通りです。
1歳6〜7ヶ月を対象にした調査結果を、男女別に紹介します。
男子 | 女子 | |
平均身長 | 80.6cm | 79.2cm |
平均体重 | 10.41kg | 9.79kg |
(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tmct-att/2r9852000001tmea.pdf)
男子・女子ともに、平均身長は80cm前後、平均体重は10kg前後と差がありません。
ちなみに、1歳0ヶ月の平均と比べると、身長は5cm程度、体重は1kg強増加していることがわかります。
■ことばの発育
1歳児は、「ママ」や「パパ」等の言葉を話し始めます。
単語数が徐々に増えていき、 大人が話しかける言葉への理解が進みます。
言葉を発さない場合でも、大人の問いかけに対して頷いたり、嫌だという気持ちを表したりする子もいるのが特徴です。
周囲の大人から掛けられた言葉が、子供の中で蓄積されるので、たくさんの言葉をかけてあげることが大切です。
また、言葉を話し始める時期は個人差があるので、意味のある言葉を言わないからといって過度に気にしすぎる必要はありません。
■運動能力の発育
1歳になると、つかまり立ちや伝い歩きなどをし始めます。
伝って歩くだけでなく、1人でよちよちと歩く姿も見られるようになるのが、この時期です。
自由に動けるようになると、あらゆるものに触るなど、好奇心旺盛になります。
また、手先が器用になるので、コップなどをつかめるようになるでしょう。
蓋を開けて中の物を取り出したり、モノを握ったまま動かしたりなど、細かな動作ができるようになります。
2. 1歳児の室内遊びのねらい
1歳児の室内遊びのねらいは、主に次の2つです。
● 周りとのコミュニケーションの取り方を覚え、心の発育を促す
● 身体の動かし方を学び、体の発育を促す
周囲の言葉を理解し、意味がある単語を発するようになる1歳児は、少しずつ大人とコミュニケーションがとれるようになってきます。
感情表現が豊かになり、好奇心が旺盛になるのも特徴です。
遊びを通して、友達や先生との接し方を覚えるので、心の発育にもつながります。
また、1歳児はつかまり立ちや伝い歩きが出来る子供も増えてくるでしょう。
まだよちよち歩きですが、自分1人で立って自由に動けるので、活発に動くようになります。
遊びを通して、身体の動かし方を覚え、身体を動かす楽しさを知ることで、体の発育を促す効果が期待できます。
3. 1歳児におすすめの室内遊び10選
少しずつできることが増えてくる1歳児には、好奇心をくすぐるような室内遊びがおすすめです。
ここでは、1歳児におすすめの室内遊びを10個紹介します。
■新聞遊び
簡単に用意できる新聞は、 子供の室内遊びにうってつけのアイテムです。
振ると音が鳴るような形に工夫して折ったり、かぶとの形に折ったりと、さまざまに楽しめます。
またビリビリと破く音も楽しいので、ちぎる動作自体が遊びになるでしょう。
■粘土遊び
粘土遊びは、粘土のグニグニとした感触や、カラフルな色を楽しめる遊びです。
何かを作るというのは難しいですが、粘土をちぎったり、投げてみたりということはできます。
触覚を刺激するのに適した遊びと言えるでしょう。
■スケッチブックシアター
スケッチブックシアターは、絵本の代わりにもなり、子供たちの興味を惹きつけることができます。
ろうそくが伸びていくなど、子供達がびっくりするような仕掛けを作ったり、「この後どうなるかな?」と問いかけてあげることで、子供の想像力が育まれ、より楽しめるでしょう。
■お絵かき
1歳児のお絵かきは、クレヨンになれるところから始まります。
慣れてきたら、クレヨンを打ちつけるようにして点を書き始めるのが特徴です。
力の入れ方がわかってきたら、円や線をかけるように誘導してあげましょう。
■いないいないばあ
子供に大人気のいないいないばあは、子供が泣いている時にも効果的です。
ばあのタイミングで、アンパンマンなどのキャラクターを見せてあげるなど、子供が好きなものを取り入れてみるのも良いでしょう。
■積み木
積み木は、そのシンプルな形から子供の豊かな想像力を育みます。
誰もが一度は見たことがある、小さな子供が大好きな遊びですよね。
最近では大きさや色、素材などが選べるので子供に合ったものを選ぶとよいでしょう。
■スノードーム
スノードームは、小さなボトルにキラキラのラメやビーズ、水と洗濯のりを入れて作るおもちゃです。
上下に振った後にラメやビーズがゆっくり動く様子が綺麗なので、子供に見せてあげると喜びます。
■ビニール袋遊び
ビニール袋は、ちょっとした工夫でさまざまな遊び方を楽しめるアイテムです。
例えば、ビニール袋の取っ手を結べば、ボールのようになります。さらに、うちわを使って飛ばすなど、バリエーション豊富な遊び方ができます。
■風船遊び
風船には、手ではじく以外に、いろいろな楽しみ方があります。
例えば、膨らました風船に毛糸をつけて壁からぶら下げれば、ゆらゆら揺れる的になります。
新聞紙などを丸めて作ったボールを風船に当てることで、楽しい的当てゲームの完成です。
■おつかいありさん
おつかいありさんは、子供とのふれあいを楽しむ遊びです。
大人は膝を伸ばした状態で座り、 子供は向かい合って膝の上に乗ります。
歌いながら膝を上下に動かすだけで、子供がバランスを取るための基礎ができます。
■水遊び
水遊びは、水と絵の具やカラーペンなどを使って楽しむ遊びです。
例えば、両端だけ虹色に塗ったキッチンペーパーを水につけると、キッチンペーパー全体が虹色に染まっていく過程を楽しめます。
無料会員登録はこちら4. 【体を動かす】1歳児におすすめの室内遊び・ゲーム10選
1歳児になると体を動かす遊びにも興味を持ち始めます。
ここでは、体を動かす室内遊び・ゲームを10選紹介します。
■かくれんぼ
かくれんぼは、隠れる人と探す人にわかれて楽しむゲームです。
一人で歩けるようになる1歳児には、隠れている人を探して室内をあちこち歩き回るのが、いい運動になります。
■的当てゲーム
的当てゲームは、牛乳パックや画用紙を使った的を作って、ボールや輪ゴムの鉄砲を当てるゲームです。
後に動物や顔などの絵を描くと、かわいいのでおすすめです。
単純なルールなので1歳児にも理解しやすいでしょう。
■まねっこゲーム
まねっこゲームは、出題者の歌とダンスを真似するゲームです。
手をあげたり、リズムをとったりするので、全身運動になります。
出題する人は、子供たちの発育具合に合わせて、真似しやすい動きをするのが大切です。
■魚釣り
魚釣りは、 磁石をくっつけた魚と釣り糸を使って、釣りを楽しむ遊びです。
海の生き物たちは、ヨーグルトのカップや折り紙などを使って工夫して作ります。
1歳児には作るのは難しいですが、釣り糸に魚がくっついてくる遊びは楽しめるでしょう。
■ダンボール遊び
身近な素材である段ボールは、さまざまな遊び方が楽しめる素材です。
1歳時には、段ボールで作った車やトンネルなどで遊ばせてあげると喜びます。
また、箱のままの段ボールを押したりするのも、良いでしょう。
■シーツ遊び
シーツ遊びは、シーツをブランコに見立てる遊びです。
遊ぶ前に、ハイタッチをするなどコミュニケーションをとってあげるのがポイントです。
また、ブランコ中は歌ってあげると、さらに楽しい雰囲気になります。
■体操・ダンス
ラジオ体操などの体操やダンスも、1歳児の全身運動におすすめです。
音楽に乗って楽しく体操・ダンスをすることで、身体を動かす喜びや、動かし方を学べます。
■ボールプール
ボールプールは、カラフルなボールを見たり触ったりして、遊べる遊具です。
たくさんのボールが身体に当たるので、触覚が刺激されます。
また、ボールをつかんだり、投げたりといった動きが楽しめるのも特徴です。
■玉入れ遊び
玉入れ遊びは、部屋に転がした、たくさんのボールを子供たちがひろい集めて、カゴに入れる遊びです。
ボールを探して歩き回ったり、ひろいあげたり、ボールを持ったまま歩いたりという動作ができます。
カラフルなボールを転がすことで、色の認識もできるようになるでしょう。
■プールスティック遊び
プールスティック遊びは、プールで浮かぶための細長いスティックを使ってさまざまに楽しむ遊びです。
トンネルを作ってくぐったり、床に転がしてまたいだりするなどの運動ができます。
子供が思い思いに楽しんだり、指先を動かしたりといったねらいがあります。
無料会員登録はこちら5. 【手遊び】1歳児におすすめの室内遊び10選
手遊びは子どもの注意をひき、飽きずに楽しく遊べます。
ここでは、1歳児におすすめしたい人気の手遊びうたを10個紹介します。
■キャベツの中から
「キャベツの中から」は、キャベツの中から青虫の家族が出てくるストーリーが面白い手遊びです。
ポップな曲調で、動きが簡単なので、1歳児でも楽しめるでしょう。
曲の最後には、青虫から蝶になるので、 虫の成長も学べます。
■ちょきちょきダンス
「ちょきちょきダンス」は、「ラララ◯手♪」というメロディーが耳に残る手遊びうたです。
同じ動きを右手・左手・両手の順に繰り返すので、最初はできなかった子供でも、少しずつできるようになるでしょう。
手をクルクル回す動作が特徴的で、楽しく遊べます。
■グーチョキパー
「グーチョキパー」は、「グーチョキパーで、なにつくろう」というメロディーが有名な手遊び歌です。
グーチョキパーの動きを繰り返すので、 手先を動かす練習になります。
1歳児と遊ぶ場合は、ゆっくりめのテンポで、手の動きを大きく見せてあげることがポイントです。
■たまごたまご
「たまごたまご」は、パチンと言う効果音や、動物の鳴き声が特徴的な遊びうたです。
30秒ほどと短いので、1歳児でも飽きずに楽しめるでしょう。
動物の動きを真似る動作があるので、想像力を働かせるきっかけになります。
■さかながはねて
「さかながはねて」は、魚がはねる「ピューン」という効果音が楽しい雰囲気の手遊びです。
はねた魚が体のいろいろな場所にくっつき、帽子やメガネになるストーリーが面白いですよね。
アレンジを加えることも可能なので、活動の導入としても使えるでしょう。
■鬼のパンツ
「鬼のパンツ」は、「鬼のパンツはいいパンツ つよいぞ〜」というメロディーが有名な手遊びうたです。
NHKの「おかあさんといっしょ」にとりあげられて以来、子供たちに人気なので、知っている人も多いでしょう。
イタリアの「フニクリフニクラ」という曲がもとになっています。
■おべんとうばこのうた
「おべんとうばこのうた」は、お弁当の大きさを変えながら、食材をつめていく手遊びうたです。
食べ物やお弁当箱といった身近なものがテーマなので、想像を膨らませやすいでしょう。
■むすんでひらいて
「むすんでひらいて」は、手をグーパーしたり、頭の上に持っていったり、前に出したりする手遊びです。
さまざまな方向に、手や腕を動かすので、手先や肩周りの運動になります。
■大きな栗の木の下で
「大きな栗の木の下で」は、腕や体を使った振りつけが特徴の手遊びうたです。
全身を動かすので、からだを動かす遊びにはぴったりです。
「栗」が秋を連想させるので、10〜11月に取り入れるのもおすすめです。
無料会員登録はこちら6. 1歳児の室内遊びのまとめ
心と体の発育が期待できる室内遊びは、保育に欠かせません。
身の回りで簡単に手に入るダンボールやビニール袋などをアレンジするだけで、室内遊びのバリエーションは増えます。
子供の発育や年齢によって、楽しめる遊びが異なるので、能力に合ったものを選んであげることが大切です。
徐々に体を動かせるようになる1歳児には、体の動かし方を学んだり、動かす楽しみを感じたりできるような遊びがいいでしょう。
室内遊びを取り入れて、子供たちの成長をサポートしてあげてください。
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