お絵かき遊びで表現力や想像力を身につけよう!保育園でのアイデアや注意点について紹介
お絵描き遊びは、どの保育園でも日常的に行われている子どもに人気の遊びですが、「どのようなことに注意すればよいか」「お絵描き遊びの種類」など気になる保育士の方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、お絵描き遊びの狙いや注意点、お絵描き遊びのアイデアについて紹介します。
1. お絵かき遊びの狙いとは?
お絵描き遊びの主な狙いは、以下の3点です。
● 考えたことを絵に描き、表現力を養う
● さまざまな素材や道具を使ってお絵かきをすることで想像力を広げる
● 多くの色に触れることで色彩感覚を養う
子どもは大人と違い、うまく自己表現することができません。しかし、お絵描き遊びなら、楽しかったことや嬉しかったことなどを伝えられるので、表現力が養えます。
また、お絵描きではさまざまな素材や道具を使うため、その数だけ表現方法があります。紙や絵の具、拾ってきたどんぐりなど、好きな素材や道具を使ってお絵描きをすることで、子どもの想像力は広がるでしょう。小さいうちからお絵描き遊びを通して多くの色と触れ合うことで、色彩感覚を養うことにもつながります。
2. お絵かき遊びの注意点
お絵描き遊びには、いくつか注意点があります。危険なこともあるので、しっかり確認しておきましょう。
■紙は大きくて厚いものを使う
紙は大きくて厚いものをおすすめします。
子どもたちは、小さな紙に絵を描くことは得意ではありません。年少クラスの子どもは扱い方や加減がわからずに、紙を破ってしまうこともあります。そういった場合でも、大きくて厚い紙を使用していれば子どもでも書きやすく、破けにくいでしょう。
とはいえ、大きい紙を使うと子どもによっては一部にしか絵が描けず、作品として不恰好になるかもしれません。その場合は子どもが描いた部分を切り取り、余白を取り除いてバランスを整えてあげましょう。
■お絵描き用具は年齢に合ったものを使用する
お絵描き用具は、年齢に合った素材や使いやすいものを使用しましょう。
3歳前の子どもは、確認のためになんでも口に入れてしまいます。誤飲や誤食も考え、お米や野菜からできているクレヨンなど、口に入れても安心な素材を選んでください。
鉛筆などのとがったものは、危険性がわかる年長クラスの子どもに使わせるなど、安全面への配慮が必要です。
■汚れても大丈夫な環境でする
お絵描きでは絵の具やクレヨンなどを使うため、汚れてもよい服装や机に模造紙を使うなど工夫しましょう。
年少クラスは外でできるお絵描き遊び、年中〜年長クラスは屋内でできるお絵描き遊び、と場所を変えることも効果的です。
3. お絵かき遊びのアイデア5選
ここからはお絵描き遊びのアイデアを5つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
■吹き絵
【用意するもの】
● ストロー
● 絵の具
● 画用紙
【手順】
1. お好みの色の絵の具を水で薄める
2. 画用紙の上に水で薄めた絵の具をたらす
3. 垂らした絵の具にストローで息を吹きかける
4. 2〜3を繰り返す
【ポイント】
● 水で絵の具を薄めすぎると画用紙にうまく色がつかないので、気を付けましょう。
■シャボン玉アート
【用意するもの】
● シャボン玉液
● シャボン玉ストロー
● 絵の具
● 画用紙
● カップ
【手順】
1. お好みの絵の具をシャボン玉液の入ったカップに入れてよく溶かす
2. 画用紙の上にシャボン玉を吹く
3. 1〜2を繰り返す
【ポイント】
● 色によってストローを複数本使い分けると、色が混ざるのを防げます。
● 外で作ると汚れを気にせずに制作できるでしょう。
■クレヨンでひっかき絵
【用意するもの】
● クレヨン
● 画用紙
● 竹串(プラスチックフォーク、割り箸でも可)
【手順】
1. 画用紙にお好みのクレヨンで色を塗る
2. 上から黒のクレヨンで全体を塗りつぶす
3. 竹串などのとがったものでひっかき、模様を描いていく
【ポイント】
● 最初に自分の描いたものを黒く塗りつぶすので、ショックを受けないように、始める前にしっかりやり方を理解してもらいましょう。
■糸引き絵
【用意するもの】
● たこ糸
● 絵の具
● 画用紙
【手順】
1. お好みの絵の具を水で溶く
2. たこ糸を絵の具にひたす
3. 画用紙を半分に折っておき、片面に絵の具をつけたたこ糸を乗せる
4. 画用紙を半分に折り、手で押さえながらたこ糸を引き抜く
【ポイント】
● 手が汚れるのでゴム手袋を着用しましょう。
● できた模様の上にクレヨンなどで書き足すのもおすすめです。
■砂絵
【用意するもの】
● 色砂
● 接着剤やのり
● 画用紙
● プラスチックスプーン
● バケツやバット
【手順】
1. 画用紙に接着剤やのりを塗る
2. スプーンで色砂を画用紙に振りかける
3. バケツやバットに色砂を落とす
4. 完成するまで1〜3をくり返す
【ポイント】
● 先が細いタイプの接着剤やのりを使うと細かい絵が描けるので、年長クラスにはおすすめです。
4. まとめ
お絵描き遊びには、「表現力」や「想像力」、「色彩感覚」を高める狙いがあります。
しかし、お絵描き遊びは安全に考慮した素材や道具選び、汚れてもよい環境で遊ぶなどの注意が必要です。紹介したアイデアをご参考にしながら、安全にお絵描き遊びを子ども達と楽しんでみてください。
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