遊びがもっと楽しくなる!子どもが喜ぶお店やさんごっこの手作りおもちゃ!
役になりきって自由に表現する「ごっこ遊び」は、子どもの想像力や発想力を育む遊びの一つです。
ごっこ遊びを楽しむためには、どのようなものを準備する必要があるのでしょうか。
今回は、ごっこ遊びで活躍する手作りおもちゃをご紹介します。
お店屋さんごっこに関する注意点やアイデアも解説しているので、園での活動や室内遊びの参考にお役立てください。
1. ごっこ遊びの狙い
まずは、ごっこ遊びの狙いを確認していきましょう。
■想像力や発想力が育つ
子どもたちは、ごっこ遊びを通して豊かな想像力や発想力を養います。
たとえば、お店屋さんごっこで遊ぶ場合、子どもたちは店員さんやお客さんの会話を想像しながら遊びます。
また、手作りのおもちゃや道具を使用する場合であれば、子どもたちはそれぞれの使い方を考えながら役になりきろうとするでしょう。
このような一連の流れを通して、子どもたちの想像力や発想力が自然に養われます。
■協調性が身につく
ルールを決めて遊ぶための協調性を身につけるのも、ごっこ遊びの狙いの一つです。
複数人で楽しく遊ぶためには、お互いの価値観を尊重しながら、全員が平等に楽しめるルールを決めなければなりません。
友だちと一緒にごっこ遊びを楽しんでいくうちに、自然に協調性が身につき、相手の気持ちを考えて行動できるようになるでしょう。
■コミュニケーション能力が身につく
ごっこ遊びは、友だちや保育士とコミュニケーションを取りながら遊ぶため、自然にコミュニケーション能力が身につきます。
特にお店屋さんごっこの場合は、店員さんとお客さんのやり取りを真似していくうちに、言葉を相手に伝えたり聞き取ったりする練習が可能です。
■記憶力がよくなる
ごっこ遊びは、日常で見た光景をアウトプットする作業が含まれるため、記憶力の発達を促す効果が期待できるでしょう。
たとえばお店屋さんごっこであれば、店員さんの仕草や言葉を記憶としてインプットしておき、ごっこ遊びの際にアウトプットして遊びます。
このような一連の作業が、記憶力の発達を促すと考えられています。
2. ごっこ遊びをするときの注意点
みんなで楽しくごっこ遊びをする際には、以下の注意点を守りましょう。
■道具を使うときは気を配る
ごっこ遊びのおもちゃを手作りする場合は、子どもが安心して使える道具を用意しましょう。
特にはさみやカッターなどは、子どもが使用するのは難しい傾向にあります。
可能な範囲まで大人が進めておくなど、子どもが安全に作業できる工夫をするのも大切なポイントです。
■子どもの世界観を守る
子どもが主体となって取り組むごっこ遊びは、現実とギャップが多いこともあるでしょう。
子どものオリジナリティ溢れる世界観を守るために、以下の点に注意しましょう。
● 子どもが決めた設定を受け入れる
● 子どもと同じ目線でごっこ遊びを楽しむ
● 子どもが決めたルールを破らない
3. 【お店別】ごっこ遊びの手作りおもちゃを紹介!
手作りのおもちゃをごっこ遊びに取り入れれば、さらに楽しく遊べるはずです。
ここからは、お店の種類ごとにおすすめの手作りおもちゃをご紹介します。
■お菓子屋さんごっこの手作りおもちゃ
お菓子屋さんごっこにおすすめの手作りおもちゃは、以下の通りです。
・カラフルわたあめ
【用意するもの】
● 折り紙
● 綿
● モール
● 水彩ペン
● OPP袋
【わたあめの棒の作り方】
1. 折り紙を三角に折る
2. 折った部分からクルクルと折り曲げて棒状にする
【わたあめの作り方】
1. 少量の綿に水彩ペンで色をつける
2. 1の綿を揉んで全体に色を広げる
3. 2をOPP袋に入れる
4. 綿あめの棒を2に刺すようにして袋に入れる
5. 袋の上から4をモールでとめる
【ポイント】
● ペンで机が汚れないように、紙の上で作業を行いましょう。
● わたあめの棒はストローでも代用可能です。
・ストロベリータルト
【用意するもの】
● 浅型容器
● 折り紙
● ティッシュペーパー
● 発泡スチロールのトレイ
● セロファン
● はさみ
● セロハンテープ
● 両面テープ
【タルトの作り方】
1. 浅型容器を折り紙で包む
2. 浅型容器の内側に折り紙を折り込む
3. セロハンテープでとめる
【クリームの作り方】
1. 丸めたティッシュペーパーを別のティッシュペーパーでふんわりと包む
2. タルトの中に入れる
【イチゴの作り方】
1. 発泡スチロールのトレイの角をはさみで三角に切る
2. 1を赤いセロファンで包み、端をセロハンテープでとめる
3. クリームをのせたタルトに2を両面テープで貼り付ける
【ポイント】
● 使用する浅型容器によってタルトの形を自由に変えられます。
● ストロベリークリームにしたい場合は、ティッシュペーパーの代わりにピンクの花紙を使いましょう。
● タルトを数種類作れば、ケーキ屋さんごっこも楽しめます。
・手作りクレープ
【用意するもの】
● 紙皿
● でんぷんのり
● 水
● フラワーペーパー
● 軽量粘土
● 絞り袋
● 保存袋
● 絵の具
● 画用紙や折り紙
● はさみ
● セロハンテープ
【クレープ生地の作り方】
1. 紙皿にでんぷんのりをのせ、少量の水を加えながら伸ばす
2. 紙皿の両面にフラワーペーパーを貼り付ける
3. はみ出た部分ははさみで切る
【生クリームの作り方】
1. 保存袋に軽量粘土を入れ、水を入れてやわらかくなるまで揉む
2. やわらかくなったら絞り袋に移す
【チョコソースの作り方】
1. 保存袋にでんぷんのりと絵の具を入れる
2. 色ムラがなくなるまで揉みながら混ぜる
【クレープの作り方】
1. クレープ生地に生クリームをのせる
2. 1にチョコソースをのせる
3. 2を半分におり、端から巻く
4. 巻き終わりをセロハンテープでとめる
5. 画用紙や折り紙で作ったフルーツをのせる
【ポイント】
● 生クリーム用の軽量粘土がやわらかくならない場合は、水の量を多めに調節するとよいでしょう。
チョコソースは毛糸でも代用可能です。
■ごはん屋さんごっこの手作りおもちゃ
ごはん屋さんごっこにおすすめの手作りおもちゃは、以下の通りです。
・おすし
【用意するもの】
● ティッシュペーパー
● ラップ
● 木工用ボンド
● 緑色の絵の具
● 色画用紙
● 紙皿
● はさみ
● クレヨン
● セロハンテープ
【シャリの作り方】
1. ティッシュペーパーを丸めてラップで包む
2. 1の包み終わりをセロハンテープでとめる
【わさびの作り方】
1. 木工用ボンドに緑色の絵の具を加えて混ぜる
【ネタの作り方】
1. 色画用紙を長方形に切る
2. 白や灰色のクレヨンで、各ネタの模様を描く
3. 黒い画用紙を細長く切って、玉子用ののりを作る
【寿司の作り方】
1. シャリの上にわさびを置き、その上にネタをのせる
2. 紙皿に寿司をのせる
【ポイント】
● シャリをまとめて作っておけば、スムーズにごっこ遊びができます。
● ネタをシャリにのせるだけでも楽しめるので、小さな子どもにもおすすめです。
・カレーライス
【用意するもの】
● アルミホイルの皿(紙皿も可)
● ティッシュペーパー
● キッチンペーパー
● 茶色のフェルト
● ペットボトルのキャップ
● 折り紙
● はさみ
● セロハンテープ
● 両面テープ
【ライスの作り方】
1. ティッシュペーパーを皿の2/3程度の大きさになるようにふんわりと丸める
2. 1をキッチンペーパーで包み、包み終わりをセロハンテープでとめる
【ルーの作り方】
1. フェルトの左角をはさみで丸く切る
2. 1の右側を波型に切る
3. フェルトをつまんで、はさみで3~4cm程度の切り込みを5か所入れる
【カレーライスの作り方】
1. ライスの上にルーをかぶせる
2. ルーの裏側に両面テープを付け、皿やライスに貼り付ける
【具の作り方】
1. 1/4に切った折り紙の上にペットボトルのフタをのせる
フタの内側に折り紙を折り込みながら包む
2. 2をカレールーの切り込みに差し込む
【ポイント】
● フェルトの色を黄色にすれば甘口カレーに、緑色にすればグリーンカレーにできます。
折り紙の色を変えてさまざまな具材をトッピングしたり、ラップの芯をイカリングに見立てたりするのもおすすめです。
・ハンバーガー
【用意するもの】
● 折り紙
● ティッシュペーパー
● ラップ
● ダンボール
● はさみ
● のり
● クレヨン
● セロハンテープ
【バンズの作り方】
1. オレンジの折り紙でティッシュペーパーを包み、セロハンテープでとめる
2. ラップで1を包み、セロハンテープでとめる
3. もう1つ作る
【具材を作る】
1. ダンボールを丸や四角に切る
2. 折り紙で1を包み、セロハンテープでとめる
【レタスの作り方】
1. 緑色の折り紙を半分に切り、のりで貼り合わせる
2. 1に葉の模様を描く
【ハンバーガーの作り方】
1. バンズの上にハンバーグやチーズなどの具材をのせる
2. 1の上にもう1つのバンズをのせる
【ポイント】
● ラッピングペーパーでハンバーガーを包めば、よりリアルなごっこ遊びが楽しめます。
● イラストを描いた紙コップやストローを使って、ハンバーガセットにするのもおすすめです。
■雑貨屋さんごっこの手作りおもちゃ
雑貨屋さんごっこにおすすめの手作りおもちゃは、以下の通りです。
・ぐるぐる腕時計
【用意するもの】
● 色画用紙
● 紙コップ
● はさみ
● カラーペン
● セロハンテープ
【作り方】
1. 画用紙を3cm幅に切って腕時計のベルト部分を作る
2. 紙コップの底から1~2cm程度上のところで輪切りにする
3. 2にカラーペンで絵を描く
4. 3にベルトを差し込むための切り込みを上下2本平行に入れる
5. 4の切り込みの上下幅に合わせてベルトに印をつけておく
6. ベルトに絵を描く
7. ベルトを4に通す
8. 通したベルトを輪にしてセロハンテープでとめる
【ポイント】
● ベルトを回す際に引っかかってしまう場合は、貼り付けたセロハンテープの端をはさみで切るか、紙コップの切り込みを長めにするとよいでしょう。
● 複数の紙コップを使って変身ベルトを作るのもおすすめです。
・きつねのポシェット
【用意するもの】
● 画用紙
● 毛糸
● はさみ
● のり
● クレヨン
● セロハンテープ
【作り方】
1. 画用紙の下部分を1/3折り上げる
2. 折り上げた部分の左右両辺をのり付けして袋状にする
3. 上部分の角を折って三角形を作る
4. 毛糸を首からかけられる長さに切る
5. きつねの耳や鼻を好きな色の画用紙で作る
6. 3の三角部分を折り、フタ部分を作る
7. 4をセロハンテープで6につける
8. 5をのりで貼り付ける
9. クレヨンで顔を描く
【ポイント】
● 硬貨やお札も手作りすれば、よりリアルなごっこ遊びが楽しめます。
● 画用紙の色や顔のパーツを変えて、他の動物にアレンジするのもおすすめです。
・ストローのネックレス
【用意するもの】
● ストロー
● 毛糸
● アルミホイル
● はさみ
● 油性のカラーペン
● セロハンテープ
【作り方】
1. ストローと毛糸を好みの長さに切る
2. アルミホイルを好みの大きさに切り、ペンで色をつける
3. 毛糸にストローを通して結ぶ
4. ストロー同士の間に2のアルミホイルを巻きつけて握る
【ポイント】
● 長さの異なるストローを使えば、オリジナル性の高い作品が作れます。
● 毛糸にストローを通すのが難しい場合は、毛糸の先端にセロハンテープを巻いておくとよいでしょう。
4. まとめ
複数の友だちと一緒に楽しめるごっこ遊びは、子どもの主体性やコミュニケーション能力を育む効果が期待できます。
ごっこ遊びをさらに盛り上げたい場合は、クレープやハンバーガーなど、リアルな手作りおもちゃを導入するのもおすすめです。
この記事を参考に、みんなで楽しめるごっこ遊びの導入をご検討ください。
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