保育園の誕生日会の出し物|簡単にできるマジック・タオルシアターや季節別アイデアを紹介!
幼稚園や保育園では、毎月その月に誕生日を迎える子どものために誕生会を行います。「誕生会をする目的って何だろう?」「誕生会を企画しなければならないのに、いいアイデアが浮かばない」といった悩みを抱えている人もいるかもしれません。
この記事では、幼稚園や保育園で誕生会をする目的、また、誕生会をする際のアイデアを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
1. 保育園で誕生日会をする目的
保育園で誕生日会を開くのには多くの目的があります。具体的に例を挙げると、保育園の仲間とともに成長の喜びを分かち合うことや、行事に慣れることがねらいの一つです。子どもにとっては、年に一度みんなからお祝いしてもらえる特別で楽しみな行事です。
その他にも、周囲や家族から愛されていることで自尊心や感謝の気持ちを培ったり、友達の誕生日を祝うことで友達の大切さや思いやりを学んだりと、さまざまな意味があります。
保育園で誕生日会を開くことは、保育者の視点からすれば、子どもに成長を促す重要な機会。また、子どもたちに楽しんでもらえるように出し物は工夫したいものでしょう。
無料会員登録はこちら2. 誕生日会の出し物のアイデア
誕生日会の出し物のアイデアを考えることは、保育士の先生や職員の大事な仕事の一つです。保育園での誕生日会は毎月行われるため、毎月出し物のネタを考える必要が生じます。
マジックやクイズ、ゲームに加え、シアターを利用するなど、出し物に創意工夫を施すことで、子どもたちも飽きずに楽しむことができます。ここでは、誕生会のアイデアを紹介していきます。
【誕生日会の出し物のアイデア】 ● パネルシアター ● タオルシアター ● ペープサート ● マジック ● クイズ ● ゲーム ● 歌・ダンス ● スペシャルゲストを招く |
■パネルシアター
パネルシアターとはパネルボードをシアター画面に見たて、Pペーパーと呼ばれる特殊な用紙に描いた絵や文字を使って、物語を展開していく出し物です。普段の読み聞かせとはまた違った雰囲気のため、子どもの興味を引くことでしょう。
このパネルシアターは、絶対に台本通りに進めると決まっているわけではないため、保育士と子どもたち双方でコミュニケーションを取りながら進められます。また、材料が布であるため、子どもが温かみを感じるといった効果もあります。
以下の実際のパネルシアターの例を挙げます。
・【たんじょう日には】ぴったりのパネルシアター
誕生日プレゼントでは箱の中に入れるものや、お皿にならぶごちそうを、対象となる子どもごとに簡単に変えられるため、盛り上がること間違いありません。
また、パネルシアターを展開しながら歌に、子どもの名前を入れることで、みんなに誕生を祝ってもらえている感じを演出できます。
・多様なパターンを考えられるどきどきのパネルシアター
クレヨンに対応する色に応じて、出し物を準備できるため、多様なパターンの絵を用意でき、子どもに飽きさせない工夫ができます。一度作ってしまえば、さまざまな場面で活用可能。既存のストーリー以外にも、保育士がその場で考えた即興の作り話でも盛り上がります。
また、色に応じて出し物を増やすことで、持ち時間を調節可能。さらに、白へ対応する絵をケーキにすることで誕生会仕様にするなど、ケースバイケースでさまざまな場面に応用できます。
■タオルシアター
タオルシアターは、タオルを折ったり、畳んだりして、題材に合わせて変形させる遊びです。タオルの代替として、ハンカチを使用してもOK。
タオルやハンカチは、保育士が普段からポケットに入れられるため、どこでも思い立ったときに展開できます。レパートリーを持っていれば、子どもが退屈しているちょっとした時間でも行うことができるので重宝します。また、タオルシアターは数分で終えられるため、手軽さや簡単さも魅力のひとつ。
・専用のタオルを使ったタオルシアター
タオルシアター専用のタオルを用いたタオルシアターでは、扱えるモチーフが格段に増えます。そのため、幼児に「タオルは何になる?」との問いに対する答えもたくさん用意することが可能。
双方のコミュニケーションの活性化に役立ち、自分も参加している感覚を持ちながら楽しめるでしょう。
・簡単な手順で身近なものを作る方法
この動画で紹介されているものは、作り方が簡単で、タオルやハンカチなどでどこでもできます。鳥やウサギ、ペンギンなどの動物、バナナやソフトクリームなどの食べ物、ネクタイや望遠鏡などの小物など、園児の身近にあるものを作ることができるため、親近感が湧き、盛り上がるでしょう。
■ペープサート
ペープサートとは、ぺーパーパペットシアターの略語で、幼児向けの紙を使った人形劇のことです。
パペットは画用紙と割り箸を用いて簡単に作ることが可能。また、使用する画用紙の表裏を異なる絵にすることにより、多様な物語を展開できます。
・食いしん坊ゴリラ
ゴリラに食べさせるものを変えたり、また好き嫌いや、題材となる食材に応じてアクセントを付けられるので、子どもを飽きさせない工夫ができます。
食べ物をケーキにすることで誕生日仕様にできますし、ゴリラの役割を誕生児に代え、好きなものや嫌いなものを食べさせることで、物語を展開できるでしょう。
・誕生日ケーキを作ろう
子どもに声掛けをしながらケーキを作っていくペープサートなので、誕生会にぴったりの題材です。最後に完成したケーキの部分のチョコレートプレートに誕生日の園児の名前を記載するなど、さらに工夫を施すことも可能です。
■マジック
マジックは、人間の思い込みを利用し、現実的、科学的に成立不可能なことを表現する芸の一つで、子どもから大人まで楽しめます。
幼稚園や保育園でのマジックは対象となる子どもの年齢に合わせ、分かりやすいものを用意すると面白いでしょう。
難しすぎると子どもの興味を引きつけられないため、小学校入学未満の児童でも理解できるマジックを選んでみてください。
・子どもでもできる簡単なマジック2種類
一つ目はお札が切れないマジック、二つ目はペットボトルの中に物を貫通させるというマジックです。どちらのマジックも身近なもので準備でき、タネも難しくありません。子どもでも簡単にできるため、お手伝いとして誕生児と一緒に行ってもよいでしょう。
・マジックシアター
シルエットが書かれた紙を横にスライドさせることで、色や絵柄が現れます。○、△、□のシルエットから何が現れるか子どもたちの想像力をかき立てます。
何を題材にするかは自由に決められるため、誕生日ケーキや子どもが好きなものを表現することも可能。
■クイズ
クイズは頭を使って楽しむ遊びであるため、言葉を覚えたり、集中力を鍛えたりすることにもつながります。
保育園児向けのクイズを考えるとき、〇×クイズなど、低年齢でも参加しやすいものを選ぶことがポイント。以下に保育園の誕生会でおすすめのクイズを挙げます。
保育園の誕生会でおすすめのクイズ ・ 私は誰でしょうクイズ ・ 〇×形式のクイズ ・ 今日のお誕生日さんは何人でしょうクイズ ・ 今日の司会の先生は誰先生でしょうクイズ |
■ゲーム
保育園の誕生会でおすすめのゲームは、クイズと同様に、みんなで参加して楽しめるものである必要があります。また、クイズが頭を使う遊びであるなら、ゲームは体を動かして楽しむ遊びです。
保育園児向けのゲームを考えるとき、安全性に見落としはないか、幼児でも理解できるようなルールになっているかなどを意識して選ぶことがポイント。また、スムーズにゲームができるように事前に環境を整えておくことも重要です。椅子が必要であれば、別室に準備しておくとスムーズに進行できるでしょう。
以下に保育園の誕生会でおすすめのゲームを挙げます。
保育園の誕生会でおすすめのゲーム ・ 椅子取りゲーム ・ フルーツバスケット ・ ハンカチ落とし |
■歌・ダンス
保育園の誕生会の出し物として、歌やダンスを披露するのも面白いでしょう。特別な道具は必要ありませんが、余裕があれば衣装を揃えるとさらに特別感を演出できます。
歌やダンスは、人数に制限がなく、みんなで参加できます。ポピュラーな音楽を使って子どもたちと歌やダンスを楽しんだり、楽器が得意な保育士がいる場合は先生たちでプチコンサートをしたり、先生たちが仮装して踊り、子どもたちに楽しんでもらうこともできます。
■スペシャルゲストを招く
保育園の誕生会にスペシャルゲストを招くこともアイデアの一つです。地域の方や保護者など、普段はなかなか保育園にいない人を招き、一緒にお祝いすることで、特別感を演出し、思い出に残るすてきな誕生会になるでしょう。例えば、地域の高齢者の方にこまやお手玉など昔の遊びを教えてもらったり、ギターが得意な保護者がいれば弾き語りをしてもらったりと楽しむことができます。
また、誕生会だけでなくハロウィンやクリスマスには、地域の方や保護者に仮装してもらうことも、子どもたちの記憶に残る効果的な演出となるでしょう。
無料会員登録はこちら3. 季節別!誕生日会の出し物
保育園での誕生会は毎月行われるものです。出し物が毎月で同じであると、子どもたちの興味を引きつけることが難しくなります。
毎月の出し物に変化を加えるとともに、季節に応じた題材で出し物を計画し、演出してみましょう。ここでは、春・夏・秋・冬、四季に応じた出し物を紹介していきます。
■春(3月・4月・5月)におすすめの出し物
3~5月は春を感じる題材の選択がおすすめです。春の題材におすすめの保育園児向けの食べ物や言葉は以下の通りです。
【春を感じる題材例】 ・ ひな祭り ・ いちご ・ 桜 ・ チューリップ ・ たんぽぽ |
春に関連する花や生き物をテーマにした手遊びです。誕生会だけでなく、普段の読み聞かせ前の導入にも活用することができます。
■夏(6月・7月・8月)におすすめの出し物
6~8月は夏を感じる題材の選択がおすすめです。夏の題材におすすめの保育園児向けの食べ物や言葉は以下の通りです。
【夏を感じる題材例】 ・ 梅雨 ・ あじさい ・ ひまわり ・ 七夕 ・ すいか割り ・ 海 ・ 花火 ・ かき氷 ・ 夏祭り |
夏の代表的な題材であるアイスクリームの手遊びと、シアターです。
子どもに人気のあるアイスクリームを題材にすることで、興味を引きつけやすく、楽しめるでしょう。子どもが箱に入れたり、かき混ぜるしぐさをしたりと工夫次第で子どもも参加できます。
■秋(9月・10月・11月)におすすめの出し物
9~11月は秋を感じる題材の選択がおすすめです。秋の題材におすすめの保育園児向けの食べ物や言葉は以下の通りです。
【秋を感じる題材例】 ・ トンボ ・ コオロギ ・ キリギリス ・ きのこ ・ 栗 ・ どんぐり ・ 松ぼっくり ・ 落ち葉 |
秋らしい題材を使った紙コップシアターです。制作方法によって紙コップに描かれたおばけが飛んだり、走ったり、膨らんだりと、さまざまな表現ができます。
紙コップのイラストを変えれば、秋以外にも活用できます。
■冬(12月・1月・2月)におすすめの出し物
12~2月は冬を感じる題材の選択がおすすめです。冬の題材におすすめの保育園児向けの食べ物や言葉は以下の通りです。
【冬を感じる題材例】 ・ 雪だるま ・ サンタクロース ・ トナカイ ・ マフラー ・ 手袋 ・ クリスマスツリー ・ 雪の結晶 |
雪だるまを題材にした手遊びです。普通に手遊びをしてもよいですが、ペープサートやパネルシアターを用意して、歌に合わせて動かして見せることもできます。
画用紙に顔のない雪だるまを描いておき、誕生児に顔を描いてもらってもよいでしょう。描いてもらった雪だるまは、お土産にしたり壁面の飾りにしたりと活用することができます。
手遊び一つでも、工夫次第で誕生会の出し物に発展させることができます。
無料会員登録はこちら4. まとめ
この記事では、保育園で誕生会をする目的に加え、出し物のアイデアについて紹介しました。子どもたちにとっては、年に一度のお祝いしてもらえる特別な一日になります。保育園で誕生会をすることは、園児の成長や心の豊かさにつながります。
ただ、保育園での誕生会は毎年あるため、同じ出し物が続くと、園児に飽きられてしまいます。記事内で紹介したアイデアを活用して、子どもの興味を引く、楽しい誕生会にするための参考にしてください。
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