0歳児の保育でおすすめの室内遊び9選!0歳児の遊びの狙いや注意点にはどんなものがある?
雨の日が続く梅雨や暑い夏の日、寒さが厳しい冬の日は室内遊びが保育園での活動の中心です。
しかし、0歳児はまだできることが限られるため、「遊びのジャンルが少ない」「アイデアが限られる」と悩む保育士さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、この記事では0歳児向けのおすすめ室内遊びや0歳児遊びの狙い、注意点などをご紹介します。
1. 室内で遊べる!保育園でおすすめの0歳児向けの遊び
まずは、0歳児向けのおすすめ室内遊びを9つご紹介します。
■マットを使った運動
マットを使えばマットの上で寝転がる、ハイハイをする、伝い歩きをするなどの運動遊びができます。
緩やかな山を作ったマットの上をハイハイで登ったり、ごろごろと転がってみたり、トンネルを作ってくぐるのも楽しいでしょう。
ハイハイがまだできない0歳児前半も、マットに寝転がってふわふわとしたマットの感触を楽しむ感触遊びができます。
■ダンボールを使った運動
ダンボールを使った0歳児向けの運動遊びには、手押し車やダンボールトンネル、ダンボールカーがあります。
下記にそれぞれの特徴を紹介しますので、発達段階に合わせた遊びを取り入れましょう。
手押し車 |
よちよち歩きができる0歳児後半向けの遊びです。 ダンボールにペットボトルやラップの芯を使って手すりをつけましょう。 ダンボールを押しながらゆっくりと歩く運動遊びができます。 |
ダンボールトンネル |
ハイハイができる0歳児向けの遊びです。 ダンボールを展開して、好みの長さのトンネルになるようにガムテープなどで固定しましょう。 出口に毛糸やPEテープでカーテンを作ったり、側面にのぞき窓を作ったりすると楽しみ方のバリエーションが増えます。 |
ダンボールカー |
1人座りができる0歳児向けの遊びです。 ダンボールに紐で持ち手をつけたら、子どもにダンボールカーの中に入ってもらい、保育士が引っ張って遊びます。 子どもが入ってもダンボールが壊れないように、しっかりと補強しておきましょう。 |
■新聞紙遊び
子どもに新聞紙を持たせ、好きなように握ったり破いたりすれば手を使った遊びができます。
新聞紙を握る・破くといった手の運動だけでなく、握ったときの音や、破いたときのビリビリという音も楽しむことができるでしょう。
また、破いた新聞紙をダンボールに集めて新聞紙プールに発展させることも可能。
新聞紙以外に、包装紙やフラワーペーパーでも同様の遊びができます。
■プチプチ遊び
プチプチとした感触の緩衝材は、0歳児の手を使った遊びにぴったり。
緩衝材を丸めて小さなプチプチボールを作り、掴んだり投げたりしてプチプチの感触や音を楽しみましょう。
他にも、プチプチを床に敷き、その上を伝い歩きやハイハイで通ってみると、緩衝材の不思議な感触や気泡がつぶれる際の音を感じることができます。
■手遊び
手遊びは道具に頼らず、どこでも簡単に楽しめるのが嬉しいポイントです。
0歳児は細かい動きがまだ見えていないこともあるため、指先を使ったものより、大きな動きが多い手遊びのほうが楽しんで見ることができます。
また手遊びは、手先の器用さや子どものリズム感を育てることができるので、保育の中でも積極的に取り組みたい遊びのひとつ。
■製作遊び
まだ手先が器用ではない0歳児ですが、フィンガーペイントや手形スタンプなら製作遊びを楽しむことができます。
フィンガーペイントは筆を使わずに指で絵を描く遊びで、手形スタンプは手のひら全体をスタンプにする遊びのこと。
ピンクやイエローの絵具を用意すれば、指と手のひらを使って桜やいちょうの木を表現できます。
ただし、子どもが絵具の付いた手を口や目に入れないよう注意しましょう。手に付いた絵具をすぐにふき取れるように、ふきんを用意しておくと安心です。
■指先遊び
クレヨンを使ってなぐり書きをしたり、シールを貼ったりする指先遊びもできます。
0歳児はまだクレヨンをしっかりと持てないことがあるため、その場合は保育士が一緒に持ってなぐり書きの補助をしましょう。
シール遊びも、シールを台紙から剥がす作業は保育士が行い、子どもはシールを貼るだけの状態がおすすめです。
0歳児がシールを持っていると顔に貼ったり口に入れたりする可能性があるため、子どもの近くにノートや台紙を置いて、すぐに貼れるようにしておきましょう。
■おもちゃ遊び
0歳児のおもちゃ遊びには、感触や音、見た目などから五感を育むことや、遊びを通して保育士とのコミュニケーションを楽しむなどの狙いがあります。
そのため、0歳児とのおもちゃ遊びにはマラカスやでんでん太鼓、カスタネットなどを使い、感触や聴覚、視覚を刺激するような意識をもつとよいでしょう。
■ボール遊び
転がしたり投げたりさまざまな遊び方があるボールですが、ここでは0歳児に人気のボールプールを紹介します。
ボールプールとは、ビニールプールなどの中にカラフルなビニール製のボールをたくさん入れ、子どもたちがその中に入って遊ぶおもちゃです。
ボールを掴むのはもちろん、全身でボールの感触を楽しむことができます。
ビニール製のボール以外にも、触り心地のよいコットンや風船を入れるのも0歳児の興味を惹くでしょう。
2. 0歳児の遊びの狙い
ここでは、0歳児の遊びの狙いをご紹介します。
■子どもの発達に合わせて遊ぶ
0歳児は月齢によって発達の差が大きく、子どもによってできることとできないことの差や興味の対象にも差があります。
保育士は遊んでいる子どもの様子や反応をよく見て、子どもの発達状況に合わせた声かけや補助をすることが重要。
また、子どものやりたいことを尊重し、無理に遊ばせようとせずに見守る姿勢も必要でしょう。
■0歳児は成長スピードが速い
0歳児は特に成長スピードが早いため、遊びの際には成長度合いをよく確認しながら適切な遊びを取り入れましょう。
生まれてしばらくは自分から体を動かすこと自体難しいですが、徐々に運動機能が発達することで自分から動けるようになり、生後6か月ごろになると座ったり、8か月ごろになるとハイハイができたりします。
そのため、生後6か月ごろは座ってできる遊び、ハイハイの時期は動きのある遊びなど、活動量を増やしながら成長を促す遊びを取り入れましょう。
3. 0歳児の遊びの注意点
続いて、0歳児の遊びの注意点をお伝えします。
■安全面に配慮する
0歳児は、目について触れられるものは何でも口に入れようとする時期です。
保育士は、子どもが小さなおもちゃを口に入れないように見守ることはもちろん、手の届く高さにものを置かないように注意しましょう。
他にも、危険な行動が理解できない年齢でもあるため、子ども同士の距離が近いとトラブルが起きたり、けがをしたりする可能性も。
活動範囲が広くなるにつれて好きな場所に移動してしまいがちですが、保育士は常に安全面に配慮しながら遊ぶようにしましょう。
■休憩をこまめにとる
0歳児は体力がまだついていないため、休憩をこまめにとることが大切です。
特に、遊びに夢中になっていると休憩や水分補給を忘れやすいので、時間を決めてこまめに休憩と水分補給の時間を設けましょう。
■スキンシップを大切にする
意思疎通が難しい0歳児には、遊びを通してスキンシップをとることを心がけましょう。
目を合わせてゆっくりと話しかけたり、優しく触れ合ったりすることで子どもは安心感や心地よさを感じ、情緒の安定につながりやすくなります。
■できるだけはっきりした色のものを使う
0歳児は視力が発達途中のため、認識しやすい鮮やかな原色など、はっきりとした色を使用しましょう。
認識しやすいとされる白・黒・赤の3色を使うと、遊びに興味を持たせるきっかけにもなります。
一方、薄いピンクやベージュといった淡い色は認識しにくいため、色を区別するような遊びには不向きです。
4. まとめ
0歳児の遊びには、 心身の発達促進や五感の刺激、愛着関係の形成など、さまざまな狙いがあります。
この記事で紹介した遊びを参考に、安全面に配慮しながら子どもの発達に合った遊びを取り入れましょう。
あなたにぴったりのお仕事がきっと見つかります!
「保育の求人あるある」はミサワホームグループのセントスタッフ株式会社が運営する保育業界に特化した転職・就職・復職のための求人サイトです。
●雇用形態から保育の求人を探す
正社員の求人はこちら
パートの求人はこちら
契約社員の求人はこちら
●職種から保育の求人を探す
保育士
幼稚園教諭
児童発達支援管理責任者
児童指導員
管理栄養士/栄養士
保育補助
事務職
調理師/調理スタッフ
管理職/管理職候補
その他
●人気のエリアから保育の求人を探す
北海道
宮城県
埼玉県
東京都
千葉県
神奈川県
愛知県
大阪府
京都府
兵庫県
広島県
福岡県
●人気の検索条件から保育の仕事を探す
土日休み
年間休日120日以上
駅近(5分以内)
小規模