雨の日にしかできない遊びにはどんなものがある?雨の日に外で遊ぶ際の注意点についても紹介
梅雨時は、遊びアイディアに悩む保育士の方も多いのではないでしょうか。
連日の雨で遊びもマンネリ化してしまうと、子どもたちも退屈してしまいます。外遊びが大好きな子はストレスが溜まってしているかもしれません。そんな子どもたちのために、今回は雨の日にしかできない遊びを紹介します。
1. 雨の日にしかできない遊びのアイディア
雨の日にしかできない遊びを6つ紹介します。
■レジャーシートで水たまり遊び
レジャーシートに雨水をためて、水たまりとして遊べます。
水たまりで遊ぶことは子どもたちにとって雨の日ならではの楽しい体験になるでしょう。水たまりで思いきり遊ぶ機会はあまりないので、水たまりの感覚を楽しんだり、バシャバシャと水がはねる様子を楽しむことができます。
また、レジャーシートの上であれば、石やガラス破片などでケガをする危険もなく安全に遊べるでしょう。ただし、足を滑らせる可能性があるため、注意して見守る必要があります。
■雨の音に耳を傾けてみる
雨の音に耳を傾けてみると、子どもたちには新たな発見があります。
雨が落ちる場所による音の違いや、大雨のときと小雨のときの違い、風の強さによる違いなど、さまざまなことに気付くことができます。
集中力や観察力も養われる大切な遊びですので、「今日は雨だから雨の音を聞いてみようか」といったように、子どもたちに提案してみましょう。
■雨水でお絵かき遊び
雨水をカップに溜めて、その水で雨の絵を描いて遊ぶのもおすすめです。雨を使って雨の絵を描くため、子どもたちが雨に興味を深めるきっかけになるでしょう。
また、水性ペンで描いた絵を雨にあててにじむ様子を観察するのも、子どもたちに楽しんでもらえる遊びです。隣の色と混ざり、描いた絵が変化していく様子に興味津々になってくれるでしょう。
■雨粒のシール遊び
シール遊びではまず、マスキングテープなどを雨粒の形にカットして、雨粒シールを作成しておきましょう。
色や柄にバリエーションがあると、子どもたちもより楽しめます。雨粒シールを透明フィルムに貼り、子どもたちに配って、シール遊びを楽しんでもらいましょう。
また、窓にビニールテープで作った雨粒シール貼っておき、子どもたちが剥がしたり貼り直したりする遊びもおすすめです。枚数を競い合ったり好きな色を選んで剥がしたりなど、さまざまなアレンジで楽しめます。
■容器で音を出す
空缶やプラスチック容器を用意して、子どもたちと一緒に雨の音を楽しんでみましょう。選ぶ容器によって変わった音がしたり、面白い音がしたりします。
また、雨の落ちる音に合わせて合奏をしてみるのもおすすめです。カスタネットなどを用意して、雨の落ちるタイミングに合わせて叩いてみたり、雨の日ならではの楽曲でリズムを合わせてみたりしてみましょう。
■生き物たちの観察
雨の日にしか現れない生き物や植物の状態を観察することも、子どもたちにとって大切な体験です。カタツムリやカエルなど、雨が降って活発な様子を観察してみましょう。
また、植物が雨水に濡れる様子のほか、花が雨でしぼんでしまっている様子なども観察できます。雨の日ならではの発見を、子どもたちと楽しみましょう。
■てるてる坊主作り
晴れることを願って、てるてる坊主を作るのもおすすめです。紙やコップなどを使って簡単に作れるため、手軽に楽しむことができます。
てるてる坊主はティッシュだけでなく、花紙やビニールなど素材を変えて楽しんで見るのもおすすめです。みんなで作ったてるてる坊主を飾って、子どもたちと晴れの日を待ちましょう。
2. 雨の日に外で遊ぶときの注意点
以下では、雨の日に外で遊ぶ際の注意点を紹介します。
■服装
服装は、子どもたちが思い切り遊べるように雨具や長靴を着用しましょう。
できるだけ濡れないよう、雨具は手首や足首の部分にゴムが入っているものがおすすめです。雨で濡れて体温が下がり風邪を引かないためにも、しっかりと対策をしておきましょう。
■持ちもの
外で遊ぶ際は、飲みものやタオル、予備の着替え、ビニール袋などを準備しましょう。
レインコートを着てると通気性が悪いため、汗をかきやすくなってしまいます。水分補給をしっかりとして、遊び終えたらタオルで汗を拭き取り、着替えさせましょう。
■遊ぶ時間
子どもたちは、ついつい時間を忘れて遊んでしまいがちですが、雨の日は体が冷えるのが早いため、あまり長時間遊ばせないようにしましょう。
いつもより早めに遊びを切り上げ、風邪を引かないように、空調などにも気を配る必要があります。
3. まとめ
雨の日だからこそできる遊びは、子どもの好奇心や新たな発見につながります。雨の日をマイナスなイメージにしないためには、楽しく遊ぶための工夫が大切です。
また、雨の日の外遊びは体が冷えやすく、風邪を引かないよう注意しなければなりません。必要な持ちものや注意点についても、十分に確認しておきましょう。