保育園で夏に人気の水風船遊び!年齢別の水風船遊びのアイディアを紹介
夏の暑い時期になると、保育園では水風船遊びが盛んに行われます。しかし、遊び方の種類や注意点などを、改めて詳しく知りたいという保育士の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、水風船遊びについて紹介します。年齢別の遊び方やアイディアなども紹介するので、保育士の方はぜひ参考にしてみてください。
1. 水風船遊びとは?
水風船遊びとは、夏の定番の遊びです。
- 触る
- 投げる
- 浮かべる
- ヨーヨーにする
上記のような方法で遊ぶことができます。
■水風船遊びの狙い
水風船遊びの狙いは、主に以下のようなものがあります。
- 感触を楽しむ
- 形状の変化を楽しむ
- 水風船の膨らむ様子を観察
- 友だちと楽しさを共有
- 色彩の観察
水風船遊びは夏の暑い時期に涼しさを感じられるだけでなく、乳幼児から遊べるため、保育園では人気の遊びです。
■水風船の作り方
水風船の作り方は以下の通りです。水だけでなく、空気を一緒に混ぜて作ってみても、普段の風船とは違った楽しみ方ができます。
【準備するもの】
- 着替え
- タオル
- ビニールシート
- 水風船
- ポンプ
- バケツ
- 水
【作り方】
- 水風船を水道の蛇口にはめ込む
- 抜けないよう手で押さえながら、少しずつ水を出す
- 適当な大きさで止める
- 蛇口から外して結ぶ
無料会員登録はこちら
2. 水風船遊びのアイディア【0~1歳児向け】
以下では、0〜1歳児向けの水風船遊びのアイディアを紹介します。
■触って楽しむ
水風船は感触がやわらかく、触って楽しめます。両手で持ってみたり転がしてみたりすることで、子どもたちの新しい発見につながるでしょう。また、水の量を調整することで感触を変えることも可能です。
たくさんの水風船を並べて、好きな色を子どもたちに選んでもらうなど、色彩も楽しんでみましょう。
■水風船のプール
水風船をプールに浮かべて、浮いている様子を観察したり触ってみたりして遊びます。沈めて手を離すと水面に戻ってくるので、いくつか水風船を用意すれば、もぐら叩きのように遊べるでしょう。
他にも、口を縛っていない水風船をプールの中で離せば、勢いよく泳がせることができます。今までと違った動きに、子どもたちも飽きずに楽しんでくれるでしょう。
3. 水風船遊びのアイディア【2~3歳児向け】
以下では、2~3歳児向けの水風船遊びのアイディアを紹介します。
■ヨーヨー釣り
ヨーヨー釣りは、夏祭りの屋台で見かける遊びです。水風船の口を輪ゴムでくくり、プールに浮かべ、モールをU字型に巻きつけた箸で釣り上げて遊びます。
誰が1番多く釣れたか競う定番の遊び方のほか、水の量を調整して、弾み方を変えたり色付きの水を入れてアレンジしたりする遊び方もあります。
■水鉄砲
手に口を結んでいない水風船を持ち、離すと勢いよく水が出てくるため、水鉄砲として遊ぶこともできます。何度でも繰り返し遊べるので、飽きるまで長く楽しめる遊びです。
ただし、全身ずぶ濡れになる可能性があるので、着替えを用意しておきましょう。長時間濡れた状態では風邪を引いてしまうため、注意が必要です。
4. 水風船遊びのアイディア【4~5歳児向け】
この章では、4~5歳児向けの水風船遊びのアイディアを紹介します。
■的あてゲーム
的あてゲームは、ダンボールやペットボトルなどで作った的に、水風船を投げる遊びです。水風船を投げる代わりに、水鉄砲でも楽しめます。
また、さまざまな大きさや高さの的を用意すれば、子どもたちは飽きずに遊べるでしょう。さらに、的との距離徐々に遠くすれば、難易度別に楽しめます。
簡易的に的を準備するなら、バケツで代用してもよいでしょう。
■高いところから落とす
高いところから水風船を落とせば、割れる様子や弾む様子を観察できます。基本的に水風船は割らないように遊ぶため、子どもたちも違った楽しみ方を味わえるでしょう。
割れても問題がないように、こちらは遊びの終盤に実施するのがおすすめです。バケツやタライをめがけて落とせば、周囲を濡らしてしまう心配はありません。ただし、高いところから落とすので、周囲に人がいないよう確認してから遊ぶようにしましょう。
■マットにする
水風船は手に持って遊ぶだけではなく、マットにもできます。
複数の水風船を圧縮袋に入れるだけで、簡単に完成します。ただし、マットが大きすぎると持ち運びが大変なので、小さめの圧縮袋を複数組み合わせるのがおすすめです。
マットの上に乗って遊べば、体の弾む感覚を楽しめます。他にも運動遊びの際、障害物としてマットを取り入れても盛り上がるでしょう。
5. 水風船遊びをする際の注意点
この章では、水風船遊びをするときの注意点を紹介します。
■人には投げないように教える
まずは、遊ぶ前にルールを決めなければなりません。水風船は、人に向かって投げないことを子どもたちに教えましょう。衝撃が加わると割れやすく、体に当たれば痛みが生じます。
ただし、遊びはじめると夢中になってしまうので、遊んでいる最中にも声をかける必要があるでしょう。人に向かってなげないほか、周りを確認してから投げるなど、子どもたちが理解しやすいようにはっきりと伝えることが大切です。
■着替えを用意する
水風船遊びをする日は、保護者に着替えを用意してもらいましょう。遊ぶ内容によっては全身が濡れる可能性もあり、濡れたままでは風邪を引いてしまいます。
水に濡れてもよい服を着用し、遊んだ後は体を拭いて着替えましょう。また、遊んでいる最中にも寒さを感じる場合があるので、子どもたちが寒くないか、様子を見たり声をかけたりしてください。
■遊ぶ環境を整える
水風船遊びをする際は、遊ぶ環境を整えましょう。障害物があったり、濡れてはいけないものがあったりする場所では遊べません。
また、あらかじめビニールシートを敷いておくと、遊んだあとの片付けが楽になります。他にも、日陰がない場所では、体調を崩さないよう日陰を作る工夫も必要です。
子どもたちの安全や体調に配慮したうえで、環境を整えましょう。
■口に入れないよう注意する
水風船は口に入れないよう注意しましょう。膨らませる前は小さいため、0~1歳児は誤って飲み込んでしまう恐れがあります。子どもたちから目を離さず、水風船を置きっぱなしにしないなど注意が必要です。
水風船はカラフルで子どもの興味を引きやすいですが、安全面にしっかり配慮し実施しなければなりません。
6. まとめ
水風船遊びは0〜1歳から楽しめる遊びです。幼いうちは感触を楽しむ遊び方ですが、年齢を重ねるごとに投げたり水鉄砲にしたりして遊べます。
水風船で遊ぶ際には、子どもたちがケガなく安全に遊べるような配慮を忘れないようにしましょう。