雨の日でも保育園で楽しめる遊びを紹介!楽しく遊んでもらうためのポイントとは
外で遊ぶことが大好きな子どもたちにとって、雨の日はストレスが溜まりがちです。特に雨の日が続く梅雨などは、遊びもマンネリ化してしまいます。
今回は、雨の日でも楽しめる遊びや楽しく過ごしてもらえるポイントを解説します。
1. 雨の日でも楽しめる室内遊び4選
雨の日は室内での遊びがメインになるため、体を動かすことができる工夫が大切です。この章では室内遊びを4つ紹介します。
■風船バレーボール
子どもが大好きな風船を使ったバレーボールは、雨の日でも楽しめる人気の遊びです。
【用意するもの】
- 風船
- ネットの代わりになるもの(スズランテープやロープなど)
【遊び方】
- バレーボールをプレイするための、広のある場所を確保する
- チームを2つに分ける
- 風船を打ち合う
- 相手コートの床に風船が落ちたら加点
【ポイント】
- 広いスペースを確保できない場合は、1チームの人数を少なくしてコートを小さくするなどの工夫をしましょう。
- 風船1つでは風船に触ることのできない子もでてきてしまうため、数を増やしてみるのもおすすめです。
■フラフープ渡し
フラフープ渡しは、チームに分かれて一人ずつくぐっていく遊びです。チームワークを養うことができ、手や体を使うことで身体能力の向上も期待できます。
【用意するもの】
- フラフープ
【遊び方】
- チームを2つに分ける
- 1列になりスタートの合図で先頭の人がフラフープをくぐる
- 次の人にフラフープを渡して一人ずつくぐる
- 先に全員がくぐり終わったチームが勝ち
【ポイント】
- くぐるだけでなく、チームで手をつなぎ手を離さずにフラフープをくぐるなど、アレンジを加えてみるのもおすすめです。
■フルーツバスケット
フルーツバスケットは、椅子取りゲームを変化させたものです。ルールを理解する力や考えて行動をする力が身につきます。 【用意するもの】
- 椅子
- 画用紙
- 首からぶら下げるための紐
【遊び方】
- 人数が均等になるよう3〜5人のチームに分ける
- 各チームにフルーツの名前をつける
- フルーツが書かれたプラカードを首から下げる
- 人数より1つ少ない数の椅子を内側向きで円状に並べる
- 鬼を決めて円の真ん中に立つ
- 鬼がフルーツの名前を言い、そのフルーツのチームは他の椅子に移動をする
- 椅子に座れなかった人は次の鬼になる
- 鬼が「フルーツバスケット」といったら全員が移動しなければならない
【ポイント】
- フルーツに絞らず、「誕生日が今月の子」や「青色の服を着ている子」など、さまざまな条件でゲームを楽しめます。
- ルールが難しく感じる場合は、保育士が実際に見本を見せてあげましょう。
■合奏
雨の日には室内で合奏をするのもおすすめです。音楽に親しむ機会を作ってあげましょう。
【用意するもの】
- 楽器(カスタネットやマラカス、タンバリンなど)
- 伴奏用のピアノやCD
【遊び方】
- 子どもたちに楽器を持ってもらう
- 伴奏に合わせて合奏をする
雨の日にちなんだ楽曲にすることで、雨の日ならではの合奏を子どもたちも楽しむことができます。
- カエルの合唱
- かたつむり
- あめふり
【ポイント】
- ペットボトルとビーズのマラカスなど、楽器を手作りして合奏をするのも楽しい思い出になるでしょう。
2. 雨の日でも楽しめる製作遊び4選
次に雨の日でも楽しめる製作遊びを、4つ紹介します。
■雨傘ガーランド
雨傘ガーランドは、紙皿を丸めて簡単に作れる製作遊びです。さまざまなデザインで、子どもたちの表現力を育むことができます。
【用意するもの】
- 紙皿
- 絵の具やクレヨン
- ハサミ
- テープまたはホチキス
- 飾りつけ
- シール
- スパンコール
- モール
- 毛糸
【作り方】
- 紙皿に装飾をする
- 紙皿を半分に切り、端を傘のように波を打つように切る
- 傘のように丸めて留める
- 先端からモールを通し、傘の持ち手を作り、先端を円にする
- 先端の円に毛糸を通してみんなの傘を飾る
【ポイント】
- 紙皿の装飾は、絵の具を指に付けて色を塗る「フィンガーペインティング」や、クレヨンで描いた絵に絵の具で色をつける「はじき絵」など、工夫をして楽しみましょう。
■てるてる坊主
てるてる坊主は、天気がよくなることを祈って楽しく簡単に作れます。
【用意するもの】
- ビニール
- 花紙やティッシュ
- スズランテープ
- シール
- 毛糸
- ハサミ
- テープ
【作り方】
- 花紙やティッシュを丸める
- 丸めた紙をビニール袋に入れる
- 紙の下の部分をスズランテープで縛る
- 丸いシールで目や口を作る
- ビニールの長い部分を切り取る
- ビニールにもシールで装飾をする
- 吊るせるように、毛糸をテープで貼る
【ポイント】
- 新聞紙やコーヒーフィルターなど、さまざまな素材を使って作ってみるのもおすすめです。
■ゲコゲコガエル
雨の日に馴染みのあるカエルを、紙コップで製作する遊びです。ストロー部分を動かすことで、口が開いてゲコゲコと鳴きます。
【用意するもの】
- 紙コップ
- ストロー(曲がるもの)
- ハサミ
- 画用紙
【作り方】
- 紙コップの飲み口から2cmくらいのところに、ストローが通る穴を開ける
- 紙コップの底から5mm位の部分を一周切り、すべて切り取らず1cmほど残す
- 1で開けた穴にストローのギザギザ部分が当たるように差し込み、、底の真ん中くらいの部分で切り留める
- 画用紙を丸く切り、目を作る
- 紙コップの底に切り込みを入れ、目を差し込み完成
【ポイント】
- 紙コップの装飾を工夫して、いろいろな表情のカエルを作ってみるのもおすすめです。
■ピョンピョンガエル
牛乳パックで、カエルが跳ねているような姿を作ることができます。
【用意するもの】
- 牛乳パック
- ハサミ
- テープ
- 輪ゴム
- ペン
【作り方】
- 牛乳パックを開いて縦6cmほどで2面分を切り取る
- 白い面を上にしてカエルの絵を描く
- 切り取った牛乳パックを半分折って、先端から約1cmの部分に2mmくらいの切り込みを入れる
- 切り込みをいれた部分に、裏側でクロスするように輪ゴムを通す
【ポイント】
- 輪ゴムがあるほうを表として折りたたむと、カエルのように飛び上がります。
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3. 雨の日でも楽しく過ごしてもらうためのポイント
雨の日でも楽しく過ごしてもらうポイントは、3つあります。
■雨について考える時間を作る
雨などの自然環境に関心をもつことは、豊かな感性を育むことにつながります。雨の音や落ちる様子を見てみたり、カップに雨水を溜めてどのくらいの量が集まるかを観察してみたりしましょう。
■子どもの気持ちに寄り添った遊びを考える
雨の日でも子どもたちの気分は毎回同じとは限らないため、子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。
久しぶりの雨で嬉しい気持ちになっていれば、雨に触れるなど、雨に関する遊びがよいでしょう。反対に、雨が続いて外で遊べずストレスが溜まっていたら、室内で体を動かせる遊びをしてあげましょう。
■ケガをしないように注意
雨の日に室内で遊ぶ際には、転倒や衝突などに注意をしましょう。
また、連日雨が続いていると、思い切り遊べない子どもたちはストレスを感じ、友達同士のケンカや予測できない行動をしてケガをしてしまうこともあります。子どもたちの気持ちや動きには十分に注意し、子どもたちが楽しく過ごせるように心がけましょう。
4. まとめ
雨の日は、子どもたちのストレスが溜まりがちですが、遊びを工夫してあげることによって、楽しく過ごすことができます。
雨を嫌な日と感じさせないためにも、雨に興味をもってもらえるような時間を作り、室内だからこそできる遊びで楽しく過ごしましょう。