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介護

2023年7月31日

高齢者が楽しめる遊び5選!レクリエーション遊びを行うメリットについても解説

高齢者にとって、楽しい遊びの存在は重要です。特にレクリエーション遊びは、高齢者の身体的・精神的な健康維持に寄与するだけでなく、社会的な交流にも大きくつながるでしょう。
本記事では、レクリエーション遊びによる高齢者へのよい影響に焦点を当てつつ、おすすめの遊び方も紹介します。
この記事を読むことで、高齢者が楽しみながら心と体の健康を維持する方法を得られるため、ぜひ参考にしてください。

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1. 高齢者にレクリエーション遊びがおすすめな理由


高齢者にとってのレクリエーションは、身体機能の維持・向上や脳の活性化、コミュニケーションの促進、QOLの向上に役立ちます。この章では、それぞれの具体的な理由を見ていきましょう。

■身体機能の維持・向上

高齢になると徐々に運動機能が低下し、体が思うように動かないことも多い傾向にあります。また、身体機能の衰えは体だけでなく、ストレスを感じてしまったり気力が湧かなくなったりと、精神的にも悪影響です。
そのため、レクリエーションで適度に運動することで、健康的な体を維持しやすくなるでしょう。

■脳の活性化を図る

クイズやゲーム、簡単な計算などを行うレクリエーションは、脳のトレーニングに効果的です。考えたり悩んだりすることで脳が普段とは違う刺激を受け、脳の活性化につながるでしょう。
また、体を動かすことでも脳は活性化するため、高齢者がレクリエーションに参加することは、脳にとって非常によい影響を与えると言えます。

■利用者同士のコミュニケーションを促進する

レクリエーションを通じて利用者やスタッフと交流を図ることで、社会とのつながりや交流の楽しさを感じられるでしょう。反対に、他者とのつながりがなくなると認知機能が衰え、認知症の発生リスクを高めてしまいかねません。
そのため、レクリエーションは認知機能の向上に非常に有益な手段の一つと言えるでしょう。

■QOLを向上させる

QOLとはQuality Of Lifeの略で、「生活の質」を意味します。
適度な運動による疲れは睡眠の質に影響し、脳トレによる認知症予防は健康的な生活につながるため、レクリエーションの導入は、生活の質に大きな影響を与えるでしょう。

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2. 高齢者が楽しめるレクリエーション遊び5選!


ここからは、高齢者が身体機能や脳の働きを活性化しつつ、手軽に楽しく取り組めるレクリエーションを5つ紹介します。

■ピンポンゴルフ遊び

ピンポンゴルフ遊びは、ピンポン玉を転がして紙コップの中に入れるゲームです。

【効果】

座りながら遊べるため、車いすの人も楽しめます。
このゲームでは手や指の力加減や、ピンポン玉の投げ方をコントロールすることで、手先のトレーニングにも有効です。

【用意するもの】
  • 紙コップ
  • ピンポン玉
  • テープ
  • ペン

【手順】

  1. 紙コップの側面に点数を書く
  2. 紙コップを横に寝かせて床へ置き、動かないようにテープで固定する
  3. ピンポン玉を投げる回数を決める
  4. 決められた回数の中で一番高得点を取れた人が勝ち

【ポイント】

  • 紙コップを配置する場所や数で、難易度の調整が可能です。
  • 個人戦やチーム戦など、参加人数を変更しても楽しめます。

■紙コップ積み上げゲーム

紙コップを、どれだけ高くピラミッド状に積み上げられるかチャレンジします。

【効果】

手先やバランスの感覚を養います。集中力の維持や向上にも効果的です。

【用意するもの】
  • 紙コップ
  • テーブル

【手順】

  1. 紙コップは1人10個程度から用意し、慣れてきたら数を増やす
  2. 紙コップを横一列に並べ、ピラミッド型に積み上げていく

【ポイント】

  • 時間内にどれだけ高く積み上げられるかを競ったり、参加者が順番に1個ずつ積み上げて倒した人の負けにしたりと、ルールを変えて楽しめます。
  • ある程度高さのあるテーブルと、お互いのピラミッドに触れて倒してしまわないように、間隔を開けられるスペースが必要です。

■名前ビンゴゲーム

お題に沿った名前をいくつか紙に書き、引かれたくじと合っていたらチェックしてビンゴを目指します。

【効果】

お題に沿った名前を考えること・思い出すことが脳を刺激し、活性化につながります。

【用意するもの】
  • ペン
  • くじを入れる箱

【手順】

  1. 進行役はお題に沿った答えを書き、箱に入れてくじを作っておく
  2. 決められたお題(花や野菜の名前など)から連想できるものを、参加者はいくつか紙に書いておく
  3. 進行役がくじを引き、くじに書いてある言葉が参加者の紙に書いてあればチェックをつける
  4. 紙に書いた言葉すべてにチェックがついたらビンゴ

【ポイント】

  • 個人で遊ぶ場合は1~2個、団体で遊ぶ場合は最低3個の言葉を紙に書きましょう。
  • マス目のついた紙を用意して、本格的なビンゴを楽しむのもおすすめです。

■バトンつなぎ遊び

円になり、音楽に合わせてバトンを一方向に回します。音楽が止まったときに、指定した色のバトンを持っていた人が負けです。

【効果】

バトンの受け渡しによって握力が鍛えられます。

【用意するもの】
  • バトン(ラップの芯などに色紙を貼っても可)
  • 音楽を流せるもの

【手順】

  1. 参加人数に応じて複数個のバトンを用意し、それぞれ違う色を用意しておく
  2. 負けになるバトンの色を決め、全員に伝える
  3. 参加者は円を作り、音楽が鳴っている間バトンを回し続ける
  4. 音楽が止まったときに負けになるバトンの色を持っていた人が負け

【ポイント】

  • 全員が笑って楽しめるような、ストレスにならない程度の罰ゲームがあっても楽しめます。
  • バトンの数は、10人で2本程度がおすすめです。

■文字シャッフルゲーム

1つの単語の文字をランダムに並び替えて、正解の言葉を当てるゲームです。

【効果】

並んでいる文字から正解を推理するため、脳の活性化や認知症予防につながります。

【用意するもの】
  • ホワイトボード

【手順】

  1. ホワイトボードにシャッフルした文字を書く
  2. その隣に、正解となる単語を並び替えたものをいくつか書き出す
  3. その中から正解を当てる

【ポイント】

  • 正解になる単語の候補を増やすことで、難易度が増します。
  • 難しくて答えが出ないときのために、ヒントも用意しておきましょう。

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3. 高齢者向けレクリエーションを行う際の注意点


レクリエーションは、高齢者の身体機能の向上や脳の活性化に有効ですが、なによりも楽しんで行うことが大切です。施設の利用者はもちろん、スタッフも楽しく参加できるように以下のことに注意しましょう。

  • 体に負担をかけたり、ケガをしたりしないように安全に配慮する
  • 高齢者の自尊心を傷つける可能性がある言葉遣いやマナーは避ける
  • コミュニケーションが苦手な人や、乗り気ではない人を無理に参加させない
  • 難しいことに挑戦するのが目的ではないため、ルールは臨機応変に変更する

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4. まとめ

高齢者向けのレクリエーションには、体や脳を刺激し生活の質を高める意義があります。しかし前提として、スタッフも含めた参加者全員に楽しんでもらう必要があるため、ぜひこの記事を参考に盛り上がるレクリエーションを企画してみてください。

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栖原大輔

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。介護福祉士。福祉業界の実務経験に裏付けられた豊富な業界知識による現場目線での記事作成が得意。

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